チョロギは生で食べられる?効能は?どんな味?おすすめの食べ方も

関東地方ではおせちにも使われるチョロギ。シソ科の植物で、球根が食用として使われます。

そんなチョロギについて「チョロギってどんな味?」「生で食べられる?」「効能や食べ方は?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。

  • チョロギに味はあまりないが、ポリポリとした食感を楽しめる。
  • 生でも食べられる。
  • チョロギには認知症予防や整腸作用が◎
  • 梅酢漬けや漬物にしてもおいしい。

ちょっと不思議な形をしていますが、体にいい効能もあるチョロギについて理解を深めましょう。

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チョロギってどんなもの?

おせちにチョコっと入っていることもあるチョロギ。スーパーであまり見かけることもないので、どんなものか疑問に思う方もいるでしょう。

そこで、チョロギの産地や旬、味や買える場所について解説します。

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産地や旬はいつ?

チョロギは全国各地で作られていますが、生産者は昔に比べると減っています。というのも、栽培に長い時間がかかる上に、洗浄や整形に手間がかかり、機械化できないためです。

代表的な産地は大分県や広島県、岡山県、岩手県、秋田県、北海道などがあります。

また、チョロギの旬は11月下旬〜12月です。収穫された後は正月加工され、おせちでよく見る赤いチョロギになって出荷されます。

チョロギってどんな味?

チョロギに味はあまりなく、さっぱり食べられます。漬物にされることが多く、生のままだとポリポリとした食感を楽しめます。

また、ゆり根の味にも近いと言われており、火を通すとホクホクした食感になります。フランス料理にもよく使われ、洋風にも和風にも仕上げられる便利な食材です。

どこで買える?

チョロギはお正月前の限られた期間であれば、スーパーでも取り扱っています。しかし、その他の時期は取り扱っているスーパーやコンビニは少なく、ネットでの取り寄せが1番確実です。

ここまでチョロギを買える場所が少ないのは、生産者が少なく、収穫期間も限られているためです。

産地近くであれば、漬物コーナーに置いていることもあるので、チョロギの産地が近い方はぜひ、普段使いのスーパーをチェックしてみてください。

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チョロギは生で食べられる?効能は?

栄養

チョロギは少し幼虫のようにも見え、変わった形をしています。あまり馴染みのない食材なので、生で食べられるのか、どんな効能があるのか疑問に思う方もいるでしょう。

そこで、チョロギの効能や食べ過ぎ、生で食べられることについて解説します。

効能は?

チョロギは認知症予防整腸作用があります。これは、アクティオサイドオリゴ糖が含まれているためです。

アクティオサイドは酸素が足りていない脳細胞を活性化する働きがあるとマウス実験で実証されています。そのため、脳梗塞や認知症などを改善する効果が期待できます。

また、チョロギにはデンプンが含まれておらず、炭水化物は全てオリゴ糖でできています。オリゴ糖は腸内で消化を助け、乳酸菌や善玉菌を増やすなどの整腸作用があります。

長寿を願う縁起物としておせちに入れられるチョロギには、やはり健康維持に役立つ効能がたくさんあるんですね。

食べ過ぎるとどうなる?

チョロギは食べすぎると体を冷やしたり、高血圧を引き起こしたりする可能性があります。なぜ体を冷やすかは解明されていませんが、寒い時期に食べ過ぎは避けるほうがいいでしょう。

また、塩漬けにされたチョロギの食べ過ぎは塩分の過剰摂取に繋がります。塩漬けは日持ちさせるために10%以上の塩が使われることも。

塩分の摂り過ぎが気になる方は、チョロギの漬物は食べ過ぎないようにしましょう。

生で食べられる?

チョロギは生でも食べられますが、漬物として食べることがおすすめです。なぜなら、チョロギ自身にはあまり味がないためです。

生で食べる場合は、可能な限り新鮮なものを選びましょう。収穫直後のチョロギは純白に近いほど白く、時間が経つとだんだん茶色くなっていきます。

生のチョロギを見かける機会は少ないですが、新鮮なものの見分け方はぜひ覚えておいてくださいね。

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チョロギを生で食べる方法は?

料理

チョロギは生で食べると、かじる時にはパリッと、噛むほどにポリポリとした食感が楽しめます。それでは、チョロギの洗い方や梅酢漬け、漬物としての食べ方を解説します。

洗い方

チョロギは丁寧に洗い流す必要があります。これは、チョロギの溝の部分に細かい土が入り込んでしまうためです。

このとき流水にさらしたり、水を入れたボウルの中で洗ったりするといいでしょう。洗い終わったら溝に土が残っていないか1つずつよく確認してくださいね。

梅酢漬け

チョロギを梅酢に漬けると綺麗な赤色に染まってくれます。良く洗ったチョロギを水と酢で3分ほど茹で、梅酢に漬けると3日ほどで食べられますよ。

漬物

チョロギは漬物にすると長期保存できます。袋にチョロギと塩を入れ、2〜3日放置すると簡単に塩漬けができます。その後、水に浸け、ほんのり塩味が残る程度まで塩抜きします。

漬物にしたチョロギは、醤油漬けにしてもおいしく食べられますよ。

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まとめ

チョロギにあまり馴染みがないのは、栽培される量がそもそも少ないからなんですね。

この記事をまとめると

  • チョロギはポリポリとした食感をしていて、味はあまりない。
  • 生でも食べられる。
  • 認知症予防や整腸作用など嬉しい効能がある◎
  • 良く洗ったチョロギは梅酢漬けや漬物に活用できる。

あまり見かけないチョロギですが、見つけたら梅酢漬けや漬物、また火を通す調理法にもチャレンジしてみてくださいね。

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