ちりめんじゃこ・しらすの違いは何?栄養・離乳所期の差|代用できる?

しらすとちりめんじゃこは似ていますが、どう違いがあるか知っていますか?見た目はほとんど同じですが、どんな差があるのでしょうか?今回は、

  • ちりめんじゃことしらすの違い<魚・栄養>
  • 代用できる?
  • 食べ過ぎは体に悪い?

これらのテーマについて紹介いたします。

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ちりめんじゃことしらすの違いは何?

「ちりめんじゃこ」も「しらす」もどちらもよく似ていますが、使われている魚はどちらも同じイワシの稚魚です。魚は同じですが、しらすは釜茹で後に少し乾燥させたもの、ちりめんじゃこは更に乾燥させたものを指します。

つまり、 ちりめんじゃことしらすの差は乾燥具合だけ なのです。

栄養の違いは?

しらすもちりめんじゃこも同じ魚で乾燥度合いが異なるだけなので、含まれている栄養成分に差はほとんどありません。しかし、含有量には大きな差があります。

カルシウムに関しては、ちりめんじゃこの方がしらすよりも10倍多く含んでいます。同じ量でも栄養量が違うので、効果的に栄養素を摂りたい時は、ちりめんじゃこがオススメです。

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。

ちりめんじゃこもしらすも、高栄養で低脂質なのでヘルシーで、ダイエット中にもオススメの食材です。

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しらす・ちりめんじゃこは代用できる?

しらすもちりめんじゃこも味に大きな差はないので、どちらも代用することが可能です。使い方には、ふりかけや冷奴、パスタ、アヒージョなど様々なものがあります。

離乳食ではいつから食べられる?

ちりめんじゃこもしらすも同じ魚ですが、離乳食で与えられる時期には少し差があります。

  • しらす…生後5〜6ヶ月の離乳食初期
  • ちりめんじゃこ…生後9〜11ヶ月の離乳食後期

その理由は、柔らかさにあります。しらすは柔らかいので離乳食初期に塩抜きして与えることができますが、ちりめんじゃこは硬いので離乳食後期が与えられる時期となっています。

しらす・ちりめんじゃこは体に悪い?

“しらすやちりめんじゃこはは体に悪い・健康に悪い”と言われることがあります。カルシウムやビタミン類など栄養豊富な小魚ですが、そう言われる理由には何があるのでしょうか?

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塩分量が多い

しらす・ちりめんじゃこには「塩分」が含まれています。塩分が多いため、食べ過ぎると塩分過多になることも。塩分の取り過ぎは、健康にこのような影響を及ぼすことがあります。

注意
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 腎不全

もちろんしらす・ちりめんじゃこの塩分だけで上記のような生活習慣病を引き起こすことはなく、普段の食生活も大きく関係しています。コンビニ弁当やジャンクフードを頻繁に食べる方は要注意です。

コレステロール値が高い

しらす・ちりめんじゃこ100gあたりに含まれるコレステロールの量は380mgで、たくさん食べるとコレステロールを多く摂取することになります。

しかし、コレステロールを上げる脂肪酸は含まれておらず、カルシウムやDHA・IPAなど魚特有の成分が豊富です。

コレステロールが高くても…

DHAやIPAにはコレステロール値を下げる働きがあるため、あまり心配する必要はない◎

1日の摂取量目安

しらす・ちりめんじゃこの1日の摂取目安量ですが、塩分量が多いので毎日食べる場合は1日大さじ1杯程度とされています。

しかし、大さじ1杯ではしらす丼にもなりませんし、時々しか食べない食材かと思うので、たまに食べる程度であればしらす丼くらいの量を食べても問題はありません。毎日継続的に食べる習慣のある方は、1日大さじ1杯を目安にしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • しらすとちりめんじゃこの違いは、乾燥の度合いのみ
  • どちらもイワシの稚魚を使用し、より乾燥させたものがちりめんじゃこ
  • 離乳食では、しらすが生後5〜6ヶ月、ちりめんじゃこは9〜11ヶ月で与えられる
  • 栄養成分は同じだが、含有量はちりめんじゃこの方が10倍も多い

しらすとちりめんじゃこの違いは、どれくらい乾燥させているかです。栄養量はちりめんじゃこの方が多いので、大人が食べる場合はちりめんじゃこを選んでみてください。

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