身近な中国野菜であるチンゲン菜。ラーメンのトッピングや中華風の炒めものだけでなく、他の青菜と同じように煮浸しやお味噌汁の具といった和食に使う方も多いと思います。
チンゲン菜といえば、みずみずしく肉厚な茎の部分が大きな特徴。シャキシャキとした食感でクセがなく、色々なお料理に使えるところが魅力です。
そんなチンゲン菜、うっかり野菜室に入れっぱなしにしていて、せっかくの立派な茎が萎びてフニャフニャになっていたことはありませんか?
今回は、チンゲン菜の保存方法と保存の目安期間を、冷蔵・冷凍・常温の3種類でまとめました。
チンゲン菜の魅力を最大限に活かすために、是非参考にしてみてください。
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目次
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チンゲン菜ってどんな野菜
分類 | アブラナ科アブラナ属 |
原産地 | 中国華南地方 |
由来 | 茎が緑色であることを意味する「青梗菜」の中国読みから |
英語でいうと | Qing geng cai /Green pak choi |
別名 | 体菜(タイサイ / 和名) |
特に美味しい旬の時期は、晩秋以降の寒い季節。この時期のものはひときわ食感が良く、甘みも増しています。
淡い黄緑の茎部分が特徴的なチンゲン菜ですが、淡色野菜ではなくβカロテンを豊富に含む緑黄色野菜。ビタミンCや、カリウム・カルシウムなどミネラルの含有量も多い、栄養価の高い野菜です。
鮮度の良いチンゲン菜の見分け方
葉や茎の色や形、全体のみずみずしさを観察して、新鮮なチンゲン菜を見分けましょう。
- 葉
緑色が濃く、ピンを先端まで張っていること、葉の幅は広めで、軸は短めなこと - 茎
みずみずしくハリがあり肉厚なこと、特に根元の部分がふっくらしていること - 根元
切り口の乾燥や変色がないこと
葉の色が褪せているものは避け、茎は長いものよりも短くてふっくらと太いものが良いでしょう。根元の切り口までチェックすることで、チンゲン菜の鮮度を見分け易くなります。
それでは、チンゲン菜の保存方法を、冷蔵・冷凍・常温のそれぞれについてみていきます。
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冷蔵で保存する場合
保存期間の目安
冷蔵での保存期間の目安は1週間です。冷蔵での保存方法
水を吸わせた後に、乾燥を防いで立てて保存すると良いです。- 根元を水につける
根元を、水を張ったボウルなどにつけて、その後水気をよく拭き取る - ペーパータオルとポリ袋で包む
乾いたペーパータオルで包み、その上からポリ袋を被せる - 立てて保存する
ポリ袋をかるく閉じて冷蔵庫に立てて保存する
冷凍で保存する場合
保存期間の目安
冷凍での保存期間の目安は1か月です。冷凍での保存方法
炒めてから冷凍する方法と、茹でてから冷凍する方法とがあります。・炒めてから冷凍
- 3cmほどに切ったものを油でサッと炒めて粗熱を取る
- 使いやすい分量ずつラップに包んで冷凍する
- 2%ほどの濃さの塩水を沸騰させ、サッとかた茹でする
- 冷水にさらしてから水気をよく切り、小分けにしてラップに包んで冷凍する
使うときは、和え物などを作る時は前日から冷蔵庫に移して自然解凍すると美味しく食べられます。また、炒め物や煮物、スープの具にするときは、凍ったままのものを調理できます。
炒める方法と茹でる方法とで共通するポイントは、加熱時間を長く取りすぎず、サッと済ませることです。加熱しすぎると食感が損なわれてしまうので注意しましょう。
常温で保存する場合
保存期間の目安
常温での保存期間の目安は1~2日ですが、夏場など高温下ではすぐに悪くなってしまうので、その日のうちに使い切るのが一番です。また、干すことで約1か月保存することができます。
常温での保存方法
- 生で保存する場合
新聞紙等のペーパーで包み、冷暗所で保存 - 干す場合
縦に2等分または4等分し、切り口を上にしてザルに並べ、3日ほど干す
干したチンゲン菜は、使うときはサッと湯がいて戻します。炒めものなどにするとシャキシャキの歯ごたえを楽しめるのでおすすめです。
まとめ
今回は、チンゲン菜の保存方法について冷蔵・冷凍・常温での保存期間と保存方法についてまとめました。- 冷蔵での保存期間 : 1週間
- 冷凍での保存期間 : 1か月
- 常温での保存期間 : 生では1~2日、干して1か月
また、まとまった量が手に入った時など一度に食べきれない場合は、ご紹介した冷凍保存や干し野菜にする方法などを、用途に応じて使い分けてください。
保存期間はあくまでも目安となる日数です。
きれいな色とシャキシャキの食感が損なわれないうちに、なるべく早く使い切るようにしましょう。
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