栗は甘くておいしいですよね。お好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。栗をたくさんいただく機会があって、「栗を食べきれずにどうしよう?」と思ったことはございませんか?
栗をそのまま放置しておいて虫が発生してしまったという経験をした方もいらっしゃいませんか?栗は虫が発生しやすいのです。実は栗は冷凍保存できるんです!
栗を冷凍すると虫の発生するのを予防することができますよ。
今回は
- 栗の長期保存方法
- 収穫した栗の保存方法
- 保存する時に気を付ける事
これらのテーマでご紹介いたします。
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目次
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栗の長期保存方法
冷凍
栗は冷凍できるということをご存知でしたか?栗の冷凍の方法は2通りあり、「生で冷凍する方法」と「茹でてから冷凍する方法」があります。
栗は冷凍しても風味や食感が損なわれにくいので、1度に食べきれない場合は冷凍保存するのがおすすめです。
【生で冷凍する方法】
- 布などで栗の汚れを落とし、1つずつ拭きます。
- 皮(鬼皮)付きのまま新聞紙に包み、フリーザーバッグに入れ、冷凍します。
※保存途中で新聞紙が湿ってきてしまったら、定期的に交換してください。
【茹でてから冷凍する方法】
- 栗の皮をむかずに、たっぷりの水の中に入れ、一晩そのままの状態にしておきます。(ホクホクした食感のおいしい茹で上がりになるためです。)
- 鍋に、栗1キロに対して水1リットルを入れ、栗を投入します。
- 中火にかけ、水の状態から沸騰させます。
- 沸騰したら火を止め、1分放置。その後、ざるにあけて水を切ります。
- 粗熱が取れたら水気を拭きとり、フリーザーバッグに入れて冷凍します。
※皮を取り除いてから冷凍することもできます。その場合は、4の段階で皮を剥いてから冷凍します。
【蒸してから冷凍する方法】
- お鍋に蒸し皿を用意します。
- 栗1キロに対して、水1リットルを入れ、中火で沸騰させます。
- 栗を投入、1分したら火を止め10分蒸らします。
- 時間が経ったら、再び中火で50分蒸します。
- 粗熱が取れたら水気を拭きとり、フリーザーバッグに入れて冷凍します。
※皮を取り除てから冷凍する場合は、5の段階で剥いてから冷凍します。
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保存期間は?
生で冷凍した栗の保存期間は6ヵ月ほどです。
皮つきの茹でた栗を冷凍したものは、6ヶ月ほど冷凍保存できるといわれていますが、一度茹でているので皮を剥いた茹でた栗は、風味が劣化しやすいことから保存期間は1ヵ月と短くなります。
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収穫した栗の保存方法
低い温度で寝かせる
生栗を低温で貯蔵すると、糖度が高くなります。低温で2週間から1か月ほど寝かせる(熟成させる)と、 でん粉が糖に変わり、さらに甘味の増した栗を味わえます。 栗はすぐ食べずに、低温で熟成させてから食べるという美味しく食べる方法があるのです。保存期間の目安は、 5度なら15~30日、2度なら15~50日、マイナス1度なら15~50日くらい がよいといわれます。
チルド室がおすすめ
チルド室での保存もおすすめです。栗をチルド室(0~2度くらい)の中に2~3週間ほど入れておくとよいでしょう。チルド室がなければ冷蔵室(2~6度くらい)で保存しましょう。
チルド室や冷蔵室のいずれにしても、保存用袋やポリ袋に入れてからチルド室や冷蔵室に入れて保存します。また、 カビが発生していないかどうかを時々確認することが必要 です。
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保存する時に気を付ける事
小さな穴が開いた栗は取り除く
小さな穴が開いた栗は「中に虫がいる」または「虫が栗を食べつくした」証拠です。栗の中に卵が産み付けられて、虫は数日で(早ければ翌日には)湧いてきます。
栗の中でふ化した虫は、栗を食べながら生息するのです。穴が開いている栗はすでに食害に遭っているので、破棄しましょう。
ただし、もし虫やその卵を食べてしまったとしても、人体に影響はありませんのでご安心ください。
虫に食われた栗は、中身がなくなり軽くなっています。すると、水の中で沈むことなく、プクプクと浮いてくるので、殻を割る前に、虫食いかどうかの判断をすることができます。
汚れをふきとる
栗を保存する時には、栗をそのままにせず、軽く湿らせたキッチンペーパーで栗の表面に付いた汚れを拭き取りましょう。
新聞紙で包みポリ袋に入れる
栗を保存する時には、新聞紙で包みポリ袋に入れましょう。新聞紙は 余分な水分を吸収したり、逆に湿度を保ったり臭いを吸収したりもします。 また包むだけでクッション代わりになり、 栗が傷つくのを防ぐ役目もあります。
湿気はカビの原因になりますので、栗は湿気を嫌うので、新聞紙が湿ってきたら必ず新聞紙を取り替えてください。
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まとめ
この記事をまとめると
- 栗の長期保存方法は冷凍保存です。生の栗をそのまま冷凍保存した場合はおおよそ6ヵ月ほどの保存が可能です。
- 収穫した栗の保存方法は、低温で寝かせること、またはチルド室で保存することです。
栗を低温で2週間から1か月ほど寝かせる(熟成させる)と、でん粉が糖に変わり、糖度が高くなり、さらに甘味の増した栗を味わえます。 - 保存する時に気を付ける事は、小さな穴が開いた栗は取り除くことと、汚れをふき取ることと新聞紙で包みポリ袋に入れて保存することです。
上手に栗を保存して、おいしくいただきたいですね。
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