カリフラワーとブロッコリーの違いは?似た野菜だけど栄養は全然違う!

そっくりな見た目の「カリフラワー」「ブロッコリー」ですが、その違いを説明できる方はそれほど多くないかと思います。私も幼いころカリフラワーは白いブロッコリーのことだと勘違いしていました。

そこで今回はカリフラワーとブロッコリーの共通点と相違点についてご紹介したいと思います。豆知識としてみなさんの生活の中でお役に立ててもらえたら嬉しいです!

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カリフラワーとブロッコリーの共通点

まずは、カリフラワーとブロッコリーの共通点について見ていきましょう!

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どちらもキャベツの仲間

カリフラワーもブロッコリーもキャベツと同じアブラナ科アブラナ属に属する野菜です。所説ありますが、ブロッコリーが突然変異し花蕾(つぼみの部分)が白くなったのがカリフラワーだとも言われています。

カリフラワーとブロッコリーの歴史:第二次世界大戦後、日本で先に浸透したのはカリフラワーでした。しかし、1980年に入ると緑黄色野菜がブームになりブロッコリが急速に普及しました。現在ブロッコリーの生産量はカリフラワーの約8倍になっています。

冬が旬の野菜

カリフラワーもブロッコリーも「冬」に旬を迎えます。主に11~3月にかけて収穫されます。最近では1年中お店に並ぶことが多くなっていますが、旬の時期は甘みが増してより美味しくなります。

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カリフラワーとブロッコリーの違い

次に、カリフラワーとブロッコリーの違いについて見ていきましょう!

見た目の違い

もっともわかりやすい違いは「色」ですよね。カリフラワーは「白」、ブロッコリーは「緑」と見た目が違います。また、カリフラワーには「オレンジ」「紫」「黄緑」などさまざまな色のものがあります。

みなさんが普段お料理に使う花蕾もよく見ると違いがあります。カリフラワーはつぼみが密集しているのに対し、ブロッコリーはつぼみごとに分かれているように見えます。

味の違い

カリフラワーとブロッコリーには味にも違いがあります。カリフラワーはクセがなくほのかな甘みが特徴的ですが、ブロッコリーは菜の花のような味がします。また、茹でたものを比べるとカリフラワーはコリコリした歯ごたえが残る一方で、ブロッコリーはクタっとした独特な食感になります。

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栄養の違い

カリフラワーもブロッコリー「ビタミンC」を豊富に含んでいます。

ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。

生の状態ではブロッコリーの方がビタミンCを多く含んでいますが茹でると大半が失われます。反対にカリフラワーのビタミンCは茹でても流れ出ないため、茹でたものを比べるとビタミンCの量はほとんど変わりません。

ブロッコリーとカリフラワー100gあたりに含まれるビタミンCの量を生の場合と茹でた場合に分けて表にまとめました。(参考:「文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)」)

  茹で
ブロッコリー 120mg 54mg
カリフラワー 81mg 53mg

β-カロテンは50倍も違う

カリフラワーとブロッコリーでは「βカロテン」の量も大きく違います。

β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。

生の状態で比べるとカリフラワーが18μgなのに対し、ブロッコリーには800μg「約50倍」のβカロテンが含まれています。(参考:「文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)」)

まとめ

今回はカリフラワーとブロッコリーの共通点と相違点についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?カリフラワーもブロッコリーもさまざまなお料理に活用できますので、是非用途に合わせて使い分けてくださいね。

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