皆さん「カルダモン」はご存知でしょうか?あまり聞きなれないとは思うのですが、「カルダモン」はスパイスの一種です。カレーやチャイなどの料理にも使われています。
カルダモンは脳に効果的だそうですが、効能や成分はどういったものなのでしょうか。カルダモンの使い方は、どのように使ったらいいのでしょうか?また食べ過ぎは体に悪いのでしょうか?
今回は
- カルダモンとは?
- カルダモンの効果効能
- カルダモンは脳に良いって本当?
- カルダモンの食べ過ぎは体に悪い?
これらのテーマでご紹介いたします。
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目次
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カルダモンとは?
カルダモンは、南インドが原産のショウガ科の多年草・ショウズクの種子部分のことをいいます。
日本での呼び名・カルダモンは、ラテン語の「Elettaria cardamomum(エレッタリア カルダモムム)」に由来する、英語の「cardamom(カーダモン)」から来ていると言われています。
また、一説によるとその名前は、ヒンドゥー語で心臓という意味を持つ「cardia(カルディア)」と生薬を意味する「amoumum(アモーマム)」を合わせて「心臓の形を持つ生薬」という意味からきているとも言われています。
特徴
カルダモンは、世界で最も古いスパイスの一つと言われ、「スパイスの女王」と呼ばれています。古くはインドやローマで、現在ではノルウェーやスウェーデンなどの北欧で特に愛用されています。
その樟脳に似ているとも言われるスパイシーで、清涼感のある独特の香りから 「香りの王様」という別名も持ち 、その種子には平均で5%の精油が含まれています。
どんな味?まずい?美味しい?
カルダモンは爽やかな味で、独特の香辛料のエキゾチックな感じです。 スパイスの中でも辛味はあまりありません。 古代インドや昔の日本では薬として使われていたという文献にもあります。
カルダモンは、味ではなく香りづけや生薬としての側面が大きいスパイスです。
どんな香り?
カルダモンの香りは、爽やかで独特な強い香りで、甘い中にも清涼感がある香りで高貴な香りがします。
独特の強い香りがあり、カルダモンがカレーに入っているのと入っていないのでは、味がまったく変わるほど変わります。
使い方
カルダモンは、ホールのまま売られているものとパウダー状のものとがあります。
それぞれの使い方は以下のとおりです。
- ホールそのままのタイプ:はさやに種子が入った状態で売られています。カルダモンのホールスパイスはさやに傷を付け切れ目を入れるといったひと手間を加えることが基本の使い方になります。
さやの中から香りが出るので気を付けて使いましょう。 - パウダータイプ:さやごと粉末状にしたものなので、カルダモンスパイスをよく見ると黒色と白色の粒が混ざり合って灰色になっています。
パウダータイプのカルダモンは、そのままひとふり加えるだけで香りを出すことができ、カレーや飲み物やデザートや料理まで手軽に使うことができます。
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カルダモンの効果効能
消化を助ける
カルダモンは、インドでは泌尿器系の薬用スパイスとして紀元前の書物に記載があり、現代でもアーユルヴェーダで消化を促進する最も安全なスパイスとされ、吐き気止めとしても使われます。
ショウズク(小豆蔲)と呼ばれ、独特の芳香により胃の機能を促進させる生薬で消化液の分泌を促して消化を促進する役割があります。
日本ではあまりなじみがないようなのですが、 カルダモンは実は漢方薬の一つ なのです。
腸のガスを排出する
カルダモンの主成分であるテルピニルアセテートには、胃腸の機能を高める働きがあります。胆汁の分泌を促進し消化を助けたり、腸のガスの排出を促してくれる効能があります。
胃もたれ・お腹の張り改善
カルダモンの主成分であるテルピニルアセテートは胃酸の過剰分泌を抑えてくれるので、胃のむかつきや胃もたれなどの症状緩和にも効果が期待できるでしょう。
腸のガスの排出を促してお腹の張りを軽減したりなど、 胃腸のトラブルを防いでくれます。
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カルダモンは脳に良いって本当?
テルピネオール/シネオールが効く
カルダモンは脳に良いと言われています。カルダモンの清涼感のある香りは、テルピネオールやシネオールなどという物質などで作られています。
この香りこそが、脳を活性化させる物質で、 緊張や疲れを解きほぐして癒してくれる ので、 脳をリフレッシュしてくれる働き もあります。
カルダモンを摂取することで、脳(前頭葉)の酸素消費量が変化し血液循環が良くなり脳を刺激し活性化することで、集中力がアップします。
カルダモンを摂取することによって集中力が上がったり、脳がリラックスし活性化することから、カルダモンが脳に良いとわかりますね。
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カルダモンの食べ過ぎは体に悪い?
消化不良
カルダモンを大量に食べ過ぎた場合は、胃もたれや消化不良を起こす恐れがあります。
腹痛・下痢
カルダモンの食べ過ぎで腹痛や下痢が起こる場合があります。原因はスパイスの効能のひとつの消化促進かもしれません。
消化を促進して腸の運動を活発にし、栄養の吸収を高めます。こうして 腸が活発になっているときに、腹痛や下痢になる場合があります。
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まとめ
この記事をまとめると
- カルダモンは世界で最も古いスパイスの一つと言われ、「スパイスの女王」と呼ばれています。
- カルダモンの効果効能は、消化を助けることや腸のガスを排出することや胃もたれ・お腹の張り改善することです。
- カルダモンを摂取することによって集中力が上がったり、脳がリラックスし活性化することから、カルダモンが脳に良いとわかります。
- カルダモンの食べ過ぎは、消化不良や腹痛や下痢を起こしてしまう可能性もあるので避けましょう。
カルダモンは適量を摂取して脳に良い影響を与えましょう。
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