世界中で様々な用途に使われるスパイスの中でも、「 香りの王様 」や「 スパイスの女王 」として呼ばれることもあるカルダモン。ほんのり甘く、すーっとした爽やかな香りが特徴的です。
しかし、カルダモンを常備している家庭は、実のところあまりないのではないでしょうか。そこで今回は、カルダモンの代用品となるスパイスについて解説します。
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目次
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カルダモンの代用品となるスパイスは?
カルダモンの代用品を見つける前に、カルダモンがどのような用途に使用されているのかを理解しておく必要があります。
カルダモンの主な生産国は、インドとグァテマラです。そのため、 カレーのスパイスや肉料理の臭い消しといった用途で使用されることが多くなっています。また、お菓子の香り付けやコーヒーや紅茶へ入れて楽しむといった用途でも使用されます。 こう考えると、代用が出来そうな香辛料のイメージが少し付きやすくなりますね。それでは、カルダモンの代用品となるスパイス6種を解説します。
シナモン
シナモンは、古来より「ニッキ」として日本人の食生活には欠かせない存在となっている香辛料の一つです。甘い香りが特徴となるお菓子を作る際には、 カルダモンの代用品として使用することが出来ます。具体的には、ドーナッツやアップルパイなどを作る際に用いると良いでしょう。 また、シナモンは砂糖と一緒に摂取することで甘味を引き立たせる効果があるため、コーヒーや紅茶にシナモンシュガーを加えて飲むといった方法もおすすめです。
クミン
クミンはセリ科の香辛料であり、その香りにはリラックス効果があると言われています。一般的に販売されている「カレー粉」は、様々な香辛料が混合されたものですが、その中でも カレーの香りの中心となっているのがこのクミンの香りなのです。そのため、肉料理やカレーを作る際にはカルダモンの代わりとして使用することが出来ます。 尚、クミンにはシードタイプとパウダータイプの2種類が存在し、タイプによって香りが全く異なります。そのため、使用する際はレシピに書かれた内容をしっかりと確認することが大切です。
ガラムマサラ
ガラムマサラは単体のスパイスを指すものではなく、インドで一般的に使用されるミックススパイスのことです。明確に決められた配合はありませんが、シナモンやクローブ、カルダモンやクミンなどが良く使われています。 ガラムマサラにはカルダモンが配合されていることが多いため、肉料理の臭み消しなどどうしてもカルダモンが必要な場合は、ガラムマサラを代用品として使用することが出来ます。 ただし入れすぎると辛味が出てしまうこともあるので、少量ずつ加えて味を確認することがおすすめです。
チューブタイプのしょうが
少しだけしょうがが欲しい時に重宝するのが、チューブタイプのしょうがです。しょうがのピリッとした味や香りは肉料理の臭み消しにもってこいです。家庭に常備されていることも多いため カルダモンの代用品としては、最も手軽に使用できる調味料の一つと言えるでしょう。 ただし、ガラムマサラ同様入れすぎると辛味が増してしまうこともあるため、やはり少量ずつ加えて様子を見ることが大切ですよ。
ナツメグ
ナツメグは、独特の甘い香りとほろ苦さが特徴の香辛料です。胡椒、シナモン、クローブとともに世界四大スパイスに数えられるほどで、主に肉料理の臭み消しに用いられます。 このナツメグも、カルダモンの代用として使用することが出来ます。
ジンジャーパウダー
ジンジャーパウダーは、しょうがを乾燥させて粉末状にした調味料です。こちらもチューブタイプのしょうが同様に カルダモンの代用品として使用出来ます。 粉末状になっていることで、肉の煮込み料理などでは、より溶けやすく使い勝手がよいのが特徴ですね。
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コリアンダーで代用してもいい?
コリアンダーには、抗菌作用や防腐作用などがあり肉や魚料理の臭い消しに使用することが出来ます。 そのため、カルダモンの代用品としても問題ありません。 余談ですが、コリアンダーの葉がベトナム料理などで良く使われる「パクチー」であることは、意外と知られていません。
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代用品で作るレシピ
ここまでは、カルダモンの代用品として使用できる香辛料について解説しました。ここでは、実際に代用品となるスパイスを使用して作るレシピを紹介します。
シナモンロール
パン作りにシナモンシュガーを使用すれば、本格的なシナモンロールも作れてしまいます。お子様と一緒にパン生地を捏ねるのも、親子のコミュニケーションにもってこいです。出来上がったシナモンロールを親子で食べれば、自然と笑顔になってしまいますよ。
チャイ
ミルクティーを入れる際に、お好きな香辛料を加えればお手軽チャイの出来上がりです。レシピではチューブしょうがとシナモン、ナツメグの3種類を使用しています。体の内側から温まることで、女性に多い冷え性やむくみの改善にもつながりますよ。
カレー
ガラムマサラとクミンシードを使用すれば、家でも本格的なカレーが作れます。ポイントはクミンシードをサラダ油と一緒に弱火で熱すること。こうすることで、クミンの香りを最大限に生かしたカレーを作ることが出来ますよ。熱する際は、すぐに焦げてしまうのでお鍋から目を離さないようにしたいですね。
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カルダモンのパウダーが便利
実際にカルダモンを家庭に常備する際は、ホールのカルダモンを砕いたカルダモンパウダーが便利です。 カルダモンパウダー1つで以下の様々な用途に使用することが出来るため、とても重宝しますよ。
- スパイスとしてカレーに入れる
- 肉と魚の臭み消し
- チャイやデザートなど、甘いものを作る
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まとめ
この記事をまとめると
- カルダモンは、別名「香りの王様」や「スパイスの女王」の異名を持つ
- カルダモンの用途は肉の臭み消しや、甘いものへの香り付け目的が多い
- カルダモンが家庭に常備されていない場合は、様々な香辛料で代用が可能
- 家庭にカルダモンを常備する場合は、便利なパウダー状がおすすめ
今回は、カルダモンの代用品となる香辛料について解説しました。香りは料理にとって無くてはならない重要な存在です。この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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