カカオバターはどんな味?そのまま食べられる?効能・使い方・値段は?

カカオはチョコレートの原料で有名ですが、カカオバターはどのようなものかご存知ですか?そしてどんな味がするのでしょうか?またそのまま食べられるのでしょうか?

今回は

  • カカオバターとはどんな食品?
  • カカオバターはそのまま食べられる?
  • カカオバターに含まれる成分
  • カカオバターが体に悪いことはある?

これらのテーマでご紹介いたします。

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カカオバターとはどんな食品?

特徴

カカオバターは、ホワイトチョコレートのような美味しそうなクリーム色をしています。カカオの甘い香りもほんのり香ることから、何だかそのままでも甘い味がしそうですが、実際の味は甘い味がしません。

カカオバターはほとんどが 飽和脂肪酸のパルミチン酸、ステアリン酸、不飽和脂肪酸のオレイン酸 でできています。そしてこの3つは大きさもほぼ同じという特徴があります。

カカオバターの原料になるのが、チョコレートで有名なカカオ豆です。カカオ豆には40~50%の脂肪分が含まれており、これを抽出することでカカオバターが作られます。

カカオ豆は捨てる部分がないほど万能な食材で、ココアとして販売されているものは、カカオバターを搾って残ったものです。

値段

カカオバターは、販売している内容量でも値段は変わりますが、1kg程度であれば3000円ほどで購入が可能です。

カカオバターは店頭においてある店舗が少ないので、amazonなどのネット通販で購入した方が確実で素早く手に入れられます。

ただし、常温発送している場合もあるので、 開封時は中身が溶けていないか気になるところ です。

使い方

カカオバターは、食品の他に、基礎化粧品や石鹸、スキンケア用品などに多く使われています。カカオバターに含まれるオレイン酸やパルミチン酸は人の皮脂に多く含まれ、お肌に浸透しやすいからです。

また、古くから火傷の治療薬として使用され、お肌意外にも、髪の毛のダメージ回復効果を助けるカカオポリフェイスールが含まれているので、 ダメージを受けた肌や髪に塗るという用途 にも使われています。

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カカオバターはそのまま食べられる?

どんな味?まずい?美味しい?

カカオバターの味は味としては、植物バターや植物オイル同様、油っぽいです。

カカオバターは、カカオ豆の脂肪分でできており、 カカオバター自体は甘い味はしません。 


固形で販売されているココアバターですが、30~35度で溶けるので非常に使いやすいという特徴もあります。

また 酸化しにくく長期保存ができる ので、使い勝手が良いというのもメリットです。

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カカオバターに含まれる成分

栄養

パルチミン酸

パルミチン酸には高い抗酸化作用があり、摂取することで老化を防ぎ、病気を予防することができます。

オレイン酸

オレイン酸は、他の脂質より酸化しにくいのが特徴で、 脂肪や糖の代謝を促進する働き があります。またオレイン酸には抗酸化作用があり、体をサビから守ってくれる効果があります。

ステアリン酸

ステアリン酸には、水と油を乳化させる作用があるので肌を保湿したり、抗菌効果があるので肌の清潔に保つという効果があります。

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カカオバターの効能

シワ予防

カカオバターに含まれるパルミチン酸には、皮膚の代謝を正常に保つ効果があるため、 シワの予防にも効果的である と言われています。

体のアンチエイジング

カカオバターの主成分はオレイン酸、パルチミン酸、ステアリン酸であり、肌のストレスや老化の原因となる活性酸素に対抗する働きがあるため、 天然のアンチエイジング効果が期待できる と言われています。

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カカオバターが体に悪いことはある?

カカオバターは体に悪くはありません。 カカオバターにトランス脂肪酸は含まれていない ので、カカオバターを使用したチョコレートはトランス脂肪酸による体への害は心配しなくても良いといえます。

注意しなければならないのが、市販されている安価なチョコレートです。安価なチョコレートには、カカオバターの代わりに安くて溶けにくいマーガリンやショートニングが使われています。

これらの植物性油脂にトランス脂肪酸が含まれているので、体に悪いのです。チョコレートにカカオバターが使用されているかいないかで、体に悪影響をあたえてしまう可能性があるということですね。

チョコレート類の容器や包装には、私たちが商品を選ぶときのめやすとなる事項を、見やすい場所に一括して表示することが決められています。

  • 種類別名称 (種類別、名称、品名):チョコレート製品は、チョコレート、チョコレート菓子、準チョコレート、準チョコレート菓子に分けられます。

    生地の使用量などによりその名称が決められています。
  • チョコレート生地の区分:チョコレート、準チョコレートの生地は、カカオマス、ココアバター、ココアケーキ又はココアパウダーを原料として、必要により糖類、乳製品、他の食用油脂、香料等を加えたものです。

    チョコレート生地で3種類、準チョコレート生地で2種類に分類しています。

これらの 表示をしっかり確認してチョコレートを選びたい ですね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • カカオバターカカオ豆の脂肪分でできており、カカオバター自体は甘い味はしません。カカオバターの原料になるのが、チョコレートで有名なカカオ豆です。

    カカオ豆には40~50%の脂肪分が含まれており、これを抽出することでカカオバターが作られます。
  • カカオバターの味としては、植物バターや植物オイル同様、油っぽいです。
  • カカオバターに含まれる成分は、パルチミン酸、オレイン酸、ステアリン酸です。
  • カカオバターが体に悪いことはありません。カカオバターにトランス脂肪酸は含まれていないので、カカオバターを使用したチョコレートはトランス脂肪酸による体への害は心配しなくても良いといえます。

カカオバターは食品としても美容品としても万能な食材なのですね。

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