キャベツを犬に食べさせても大丈夫?与え方や与える時の注意点まとめ

犬も人と同じものを食べたりしますが、野菜の「キャベツ」は与えても大丈夫なのでしょうか?私たちはサラダにしたり炒め物にしたりと色々な方法でキャベツを食べていますが、犬にとって問題はないのでしょうか?

今回は、「犬にキャベツを食べさせても大丈夫?」という疑問のテーマに沿ってご紹介したいと思います。

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キャベツを犬に食べさせても大丈夫?

愛犬がキャベツを食べてしまった!または愛犬にあげても大丈夫?と疑問に思っている飼い主さんに、結論からお答えすると「犬にはキャベツをあげても大丈夫」です

犬にとって特に害のない野菜ですので、与えても問題はありません。ただ、何点か与える上でのポイントがありますので後ほどご紹介させていただきます。

生でも加熱しても大丈夫!

私たち人間はキャベツを生でサラダにしたり、炒めるなど加熱して食べていますが、犬にとっても「生でも加熱してもどちらの方法でも食べることができます」

野菜の種類によっては犬などの動物に与える時は加熱した方が良いものがあるのですが、キャベツの場合は生で与えることも可能です。

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栄養が豊富でメリットも多い

キャベツは人にとって健康面や美容面で良い影響のある栄養成分が豊富憎まれていますが、犬にとっても栄養が豊富なのでメリットが多いのです。主なメリットを3つご紹介します。

①骨粗鬆症の予防になる

 ビタミンKやマンガン、カルシウムなどの栄養が、丈夫な骨を作る働きをします。犬も人と同じで年を重ねるにつれ骨が弱くなってきますので、骨粗鬆症など骨のトラブルを予防することができます。

②免疫力アップに繋がる

 ビタミン類により、免疫力をアップさせて細菌などの侵入を防ぐ効果が期待できます。軽い風邪症状に加えて、がん予防にも効果があるそうなのです。

③便秘改善など胃腸を整える

 食物
繊維やキャベツから発見された成分「キャベジン」により、胃腸内の病気の予防や腸内環境を整える働きをします。特に食物繊維は腸内まで届き、水分を吸収しながら体外に出る働きがありますので、便秘の改善に効果的です。

 キャベジンは人用の胃腸薬の名前としても使われているように、胃の中の状態を整える働きがあります。犬にとってもその効果は同じで、胃が弱っているかな?という時にはオススメの食材です。

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与え方

犬には生でも加熱したものでもキャベツを与えて良いことがわかりましたが、それぞれ与える際のちょっとしたポイントがありますのでご紹介したいと思います。

生キャベツの場合

まずな生キャベツの場合のポイントです。ビタミンや酵素などの栄養素は体に良い働きをしてくれるのですが、熱に弱いという難点を持っています。

そのため加熱してしまうと栄養価が下がってしまうので、ビタミンや酵素などの栄養を犬に与えたい場合は生の状態がオススメです。しかし生で与えることにより消化不良を起こしてしまう場合もありますので注意が必要なのです。

加熱したキャベツの場合

続いては加熱したキャベツのポイントです。加熱することにより消化不良の心配は低くなるのですが、先ほどもお話したように加熱することで失ってしまう栄養素もあります。

また、水溶性栄養素は茹でることで流れ出てしまうので、加熱する際はサッと軽めにしておいた方が効率良く栄養を残すことができるでしょう。

大切な栄養素が流れ出ないためにも、電子レンジで蒸すように加熱したり、茹でたら茹で汁も一緒に与えることで栄養の損失を防ぐことができますよ

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与えて良い量

最後は与える分量についてです。健康面で良いことがいっぱいに見えるキャベツですが、食べる分だけ沢山与えてしまうと健康被害を引き起こしてしまうこともあります。そういったリスクを高めないためには、少量だけ与えるようにしましょう。

与える時の注意点

愛犬に良いと思って与えたキャベツによって健康被害を引き起こさないためには何点か注意点があります。実際に犬にキャベツを与える時には下記のことを守って適量与えるようにしましょう。

芯は取り除く

私たち人もキャベツを食べる時は「芯」を取り除いている方が多いのではないかと思うのですが、犬にとって芯は毒になってしまう可能性があるのです。

キャベツの芯には少量ながら「硫酸イオン」という中毒成分が含まれているので、まだ小さな犬や年をとった犬は胃腸が弱いので、この硫酸イオンに反応してしまうことがあります。そのため芯は取り除き、葉の部分だけを与えるようにしましょう。

与えすぎない

犬に食べ物を与えると無限に食べてしまうこともあるかと思いますが、食べるだけどんどん与えてしまうのはNGです!

食物繊維が豊富に含まれているので便秘改善など腸内環境の向上になるキャベツですが、食べ過ぎてしまうと食物繊維の働きが活発になり、逆に下痢や腹痛を引き起こしてしまうことがあります。

特に胃腸が弱くなっている老犬には刺激が強すぎるので、与える時は「少量」を守るようにしましょう。

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生キャベツは少量にとどめる

生のキャベツを与えるよりも、加熱したキャベツを与える方が健康被害が起こるリスクは低くなります。食物繊維は加熱すること繊維質が壊れるので、生で与えるよりも刺激を抑えることができます。

生のキャベツは食物繊維がダイレクトに効くので、強い刺激隣ってしまう可能性もあります。そのため生キャベツを与える時は極力少量にとどめるようしましょう。

持病やアレルギーがある場合は医師に確認

最後に、持病やアレルギーを持った犬の場合は医師に相談することをオススメします。特に甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬は注意が必要です。

キャベツをはじめとするアブラナ科の植物には「グルコシノレート」という成分が含まれており、これはが体内で「ゴイトロゲン」という成分に変化します。

ゴイトロゲンは過剰に摂取してしまうと甲状腺ホルモンを分泌できなくなり、甲状腺機能低下症などの病気を引き起こす可能性がありますので注意が必要なのです。

これ以外の持病やアレルギーを持った犬にとっては体に良くない場合もありますので、与える前にまずは医師に相談するようにしましょう。

体調がおかしくなったときの対処法

与える量や様子について気を付けていたけれど、なんだか具合が悪くなってしまった!そんなことが起きる可能性は十分にあります。

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かかりつけの動物病院へ

そのようなことが起きた場合は、速やかにかかりつけの動物病院に診てもらうようにしてください。自己判断で様子を見るのも良いですが、手遅れになってしまうようなことがあっては大変なので、様子がおかしい場合は医師に診てもらうようにしましょう。

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まとめ

「犬にキャベツを与えても大丈夫?」というテーマに沿ってご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

野菜でも犬にとっては良くないものもありますが、キャベツは問題なく与えても大丈夫ということわかりました。沢山与えてしまうと具合が悪くなってしまう可能性もありますので、まずはごく少量から与えるようにし、徐々に様子を見て増やしていくようにしてください。

基本は少量のみ与えるのが安全です。キャベツは犬にとって栄養面でメリットがありますので、最初のうちはドッグフードに混ぜるなどして慣らすようにしてみてくださいね。

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