普段何気なく食べている「キャベツ」には、葉の部分に関しても3つのゾーンで味や硬さが異なることをご存知ですか?言われてみれば確かに、と思うことですが、普段はあまり考えずに食べているのではないでしょうか?
私は、キャベツは中心に近い方が柔らかいので芯の近くを好んで食べてしまうので、外側の葉もすすんで食べられるように合う料理を色々試しているところです。
今回は、キャベツの部位を葉の中でも3つに分け、「葉」「芯」「その他の部位」それぞれに着目してご紹介したいと思います。
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断面から見たキャベツの部位
こちらはキャベツを縦にカットした時の断面です。「くし切り」とも呼ばれるこの切り方は、スープや鍋などの煮る料理でよく使います。
断面から見たキャベツの部位を「外側の葉」「内側の葉」「中心部」と「芯」に分けて紹介したいと思います。
外側の葉
まずは「外側の葉」です。外側の葉とは、外から2枚目ほどまでの濃い緑色で固めの葉質をした部分を指します。スーパーのキャベツ売り場には、この外側の葉を捨てるための箱が用意されていることもあるかと思います。
キャベツは中心側の方が葉が柔らかいので、外側の葉はスーパーでむしり捨ててくる方も多いかと思うのですが、ちょっとストップ!、もったいないです…!
外側の葉に甘みはありませんが、色が濃く鮮やかでシャキシャキした食感も楽しめます。独特な香りが出るため煮物料理には不向きだそうなのですが、調理法によってはその香りと硬さを気にならなくできるので、捨てずに余すことなく調理してみましょう。
外側の葉の葉脈はしっかりとしていて硬いので、手でちぎる方が味が染み込みやすいです。また葉脈の一番中心部は特に硬いので、気になる方は包丁で上手く切り取りましょう。
シャキシャキ食感を生かして炒め物にすると美味しく食べることができます。硬いのでしっかりめに火を通すようにしてみてください。
内側の葉
続いては「内側の葉」です。内側の葉とは、外側の葉より内側で芯よりもやや外側の中間エリアを指します。この内側の葉は適度な柔らかさがあり、煮物料理や炒め物に向いています。
煮れば柔らかくて甘みのある味に仕上がり、炒め物にすればシャキシャキとした食感を楽しむことができます。内側の葉は巻き込みが強いので、無理やり剥がそうとせず先に芯をくり抜いてから1枚ずつ丁寧に剥がしましょう。
こちらも同様、太くて硬いメインの葉脈は取っておくと調理しやすいです。もちろんその硬さが好きな方はそのまま料理に活用してください。
中心部
葉の中の最後は一番芯に近い「中心部」です。このゾーンはほとんど白色のようなクリーム色をしています。キャベツの葉の中では一番柔らかい部分で、薄い葉をしています。
煮込むと甘い汁が出てきてより一層甘みを増すので、味噌汁やスープなどの汁物にするのもオススメですし、柔らかさを活かして千切りや漬物など生で食べることもオススメです。
外側の葉と内側の葉では切り取ることをすすめていたメインの葉脈も、中心部となれば柔らかいのでそのまま食べることができます。
芯
そして一番中心にあるのは「芯」ですね。キャベツの芯はとても硬いので、あまり料理につかう方はいらっしゃらないかと思います。
丸ごと1個キャベツを買う時は先に芯をくり抜いておくことで、葉に十分な水分量が周り鮮度をキープできるという保存方法もあるのですが、実はキャベツの芯は葉以上に栄養分が含まれています。
なんと、芯には葉の約2倍の「カリウム」と「カルシウム」「リン」「マグネシウム」が含まれているのです。同じ個体なのに部位が少し異なるだけでその栄養素が倍違うのは驚きですよね。
どれも人の体にとって必要な栄養素ですので、できれば上手く芯の栄養を摂取したいものです。硬くて味もあまり美味しいとは言えない芯ですが、薄切りにしてしっかり味を付けたきんぴらにすると比較的食べやすいかもしれません。
ブロッコリーの芯のきんぴらがあるように、キャベツの芯も料理に活かすことができますので、あますことなく栄養を補給したい方は是非活用してみてください。
その他部位
普段食べている球の部分の葉と芯について見てきましたが、まだ紹介していない部位が残っています。どこかわかりますか?スーパーでは見る機会のないあの部分です。
キャベツの花
残るはキャベツの「花」部分です。あまり知られてはいませんが、キャベツは黄色の小さな花を咲かせます。パッと見て「菜の花」に似ていると思った方が多いのではないでしょうか?
キャベツは「アブラナ科アブラナ属」に属している植物ですが、実は菜の花も「アブラナ科アブラナ属」の植物なのです。葉の部分は全く違う形状をしていますが、さすがは同じ属、花はそっくりですよね。
花びらは4枚で十字形をしています。花はキャベツの真ん中から伸びた茎に咲き、種を収穫するには必須の部分です。蕾は黄緑色をしているのですが、黄色い花を咲かせます。菜の花同様、キャベツの花も食べることができるのが特徴です。
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まとめ
キャベツの部位についてそれぞれご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?キャベツの葉といっても大きく分けて3つの部位に分けることができ、それぞれに特徴があることがわかりました。
中心になればなるほど柔らかく甘みも増していくキャベツの葉は、部位によってオススメの料理も異なりますので是非部位別に料理にアレンジしてみてください。栄養をしっかりチャージしたい方には芯もオススメですよ!是非トライしてみてくださいね。
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