豚腕肉とはどこの部位のことかご存じでしょうか?豚腕肉とは聞きなれないですが、実はスーパーで売られている「切り落とし」「小間切れ」という肉が腕肉です。今回は豚腕肉についてこちらの内容でご紹介します。
- 豚腕肉とはどこの部位?
- 豚腕肉が硬い原因は?
- 豚腕肉を柔らかくする方法
豚腕肉の特徴を知っておけば、より美味しく調理することができますよ♪それではさっそく説明していきます。
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目次
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豚腕肉とはどこの部位?
豚腕肉とは豚の前足の部分のお肉のことです。細分化するとミスジ・三角・肩バラ・前すねに分かれます。特徴や値段についてご紹介します。
特徴
前足は良く運動する部分なので、筋肉質で固いのが特徴です。肉質が固く、そのままでは食べにくいため、細かくして売られています。
どんな味?
筋肉質で繊維が多く、脂身が程よく豚の味がしっかりとしていて旨味が凝縮されています。その性質から煮込み料理に向いています。
値段
豚腕肉は筋肉質で固いので、少し食べにくいことから比較的他の部位に比べて安価な値段で売られています。スーパーにより異なりますが、100g100円前後で販売されています。
栄養
豚腕肉にはタンパク質・ミネラル・ビタミンB1・パントテン酸・ナイアシンが含まれています。
カロリー
豚腕肉のカロリーは100gあたり、220kcal程度です。他の部位に比べるとカロリーは中間程度。高くもなく低くもないのが特徴です。
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豚腕肉が硬い原因は?
豚腕肉が固いのはなぜか?その原因についてご説明します。
タンパク質が豊富
豚肉の主成分はタンパク質ですが、タンパク質は熱を加えると硬くなる性質があります。豚腕肉はタンパク質が多く含まれているため、短時間で焼いたり炒めたりすると肉汁の水分も流れ出て、お肉の固さがより増してしまいます。そのため豚腕肉は長時間でゆっくりと煮込む料理、カレーなどに向いています。
筋線維が多い
豚腕肉は運動する部位なので、筋肉量が多いのも固くなる原因の一つです。豚腕肉をよく見ると筋のようなたくさんの繊維が確認することができます。この繊維状のものが筋繊維(きんせんい)というもので、加熱しても固いままなので食べた時に筋っぽく固いと感じてしまいます。
水分を保つ性質があまりない
豚肉は水分を保つ性質があまりないもの固くなる原因の一つです。加熱すると豚肉内部の水分が流れ出てしまうため、水分が減るとお肉が固くなってしまいます。
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豚腕肉を柔らかくする方法
豚腕肉は固いものだからと言ってあきらめてはいけません!豚腕肉を柔らかくする方法は大きく分けて2つ。
- 圧力鍋で調理する
- 酸性・アルカリ性食品と調理する
があります。
それぞれについて詳しく説明します。
圧力鍋で調理する
圧力鍋を使えば固い豚腕肉も簡単に柔らかくすることができます。豚肉チャーシューやカレーなどがおすすめです。
酸性・アルカリ性食品と調理する
豚肉の肉汁が流れ出るのを防ぐためには酸性・アルカリ性食品に漬け込んでおくのも良いでしょう。
<豚肉を柔らかくする食材一覧>
- タマネギ
刻んだ玉ねぎと一緒に豚肉を漬け込んでおけばOK。漬け込んだ玉ねぎをそのまま使えるため、生姜焼きなどにぴったりです。
- 生姜
絞った生姜に豚肉を漬け込んでおけばOK。お肉が柔らかくなるだけでなく、生姜の風味が加わりお肉のうまみがアップします。
- パイナップル・キウイ
生のパイナップルやキウイを豚肉を漬け込んでおけばOKです。あまり長時間漬け込んでおくと、お肉がかえってパサパサしてしまうため1~2時間程度がベストです。漬け込んだパイナップルは、酢豚などの料理に活用できます。
- ヨーグルト
豚肉とヨーグルトに漬け込んで30分程度放置しておくことで、豚肉の食感を柔らかくすることができます。
- 炭酸水
炭酸水はお肉に漬け込んだり、炭酸水で煮込むだけでお肉を柔らかくすることができます。
まとめ
以上、豚腕肉を柔らかくする方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 豚腕肉とは豚の前足の部分のお肉のことで、筋肉質で固いのが特徴
- スーパーでは「切り落とし」「小間切れ」という名前で販売されている
- 豚腕肉の味は、脂身が程よく豚の味がしっかりとしていて旨味が凝縮されている
- 豚腕肉にはタンパク質・ミネラル・ビタミンB1・パントテン酸・ナイアシンが含まれている
- 豚腕肉が固い理由は、タンパク質が豊富・筋線維が多い・水分を保つ性質があまりないなどにある
- 豚腕肉を柔らかくする方法は、圧力鍋で調理する、酸性・アルカリ性食品と調理するなどがある
豚腕肉は少し硬く食べにくいのが特徴ですが、煮込み料理で長時間じっくり加熱したり、酸性・アルカリ性の食品に漬け込んでおけば柔らかくすることができます。最後までお読みいただきありがとうございました。
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