ブロッコリーは手軽に買える野菜ですので頻繁に食べるご家庭も多いと思います。
- ブロッコリーは体臭の原因になる?
- 臭くならないための対処法は?
このような疑問を持ったことはありませんか?実は、ブロッコリーは体臭の原因になることがあるのです。この記事では、ブロッコリーが体臭の原因になるワケと対処法をご紹介します!
この記事を読んでわかることはこちらです。
- ブロッコリーが体臭の原因になるワケ
- 体臭を防ぐ対処法
目次
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ブロッコリーを食べると体が臭くなる?
それでは、ブロッコリーがを食べると体臭の原因になるのはなぜか、詳しく解説します。
食べすぎると体臭の原因になる
ブロッコリーは食べ過ぎると体臭の原因になります。毎日ブロッコリーを食べているご家庭は不安に思われるかもしれませんが、ブロッコリーが体臭を発生させるのはあくまでも「大量に摂取したら」です。一般的に一回の食事で食べるブロッコリーの量はそんなに多くはないはずです。100〜200g程度のブロッコリーを毎日食べる程度であれば、まず心配はしなくても良いでしょう。しかし、「大衆の原因になるのは気になる……」と思います。次の項でなぜブロッコリーが大衆の原因になるのか、そのワケを解説します。
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臭くなる原因は?
それでは、ブロッコリーがなぜ体臭の原因になるのか、理由を詳しく解説します。
コリン・レシチンが臭い物質に変化
ブロッコリーが体臭の原因になるのは、ブロッコリーに含まれる栄養素、「コリン・レシチン」がニオイを発生させる物質になるからです。ブロッコリーに含まれる「コリン・レシチン」は腸内で消化される過程で分解されると「トリメチルアミン」という物質に変化します。この「トリメチルアミン」がニオイを発生させる物質なのです。ブロッコリーをたくさん食べすぎると、「トリメチルアミン」が汗などで体外に排出され、体臭の原因になるのです。あくまでも「大量に摂取」すると起こることですので、普段の食事でブロッコリーを適量食べる分には心配要りません。
大量に摂取すると体臭の原因となる「コリン・レシチン」ですが、適量摂取すれば優れた健康効果がありますので、「まったく食べない」ということはないようにしましょう。
- コリンの栄養効果・・・コリンは、脂質の代謝を促し、体脂肪を分解し、コレステロール値も下げる効果があります。そのほかの効果として、高血圧の予防、脂肪肝の予防があります。
- レシチンの栄養効果・・・レシチンは、「フォスファチジルコリン」とも言い、コリンを約13%含むリンを含む脂質の一種です。細胞膜の主成分で、脳神経や神経組織の構成もしています。リン脂質が不足すると、細胞膜が正常に機能しなくなったり、コレステロールが蓄積したりする弊害があります。レシチンの栄養効果としては、アルツハイマー型認知症を予防、動脈硬化の予防、肝臓機能を正常にする、脂質の代謝を上げる、美肌効果などがあります。
おなら・ガスを発生しやすい
ブロッコリーはおなら・ガスを発生しやすい野菜です。ブロッコリーは食物繊維が多く含まれ、特に体が消化できない糖や繊維が含まれています。ブロッコリーを大量に摂取すると、大腸細菌の働きで繊維質が消費されガスとなって体外に排出されます。ブロッコリーの他にも、カリフラワー、キャベツ、芽キャベツなど、アブラナ科の野菜は、体が消化できない食物繊維を豊富に含んでいます。食物繊維は、体内に取り込むと消化されずに大腸まで到達します。大腸に住む細菌は食物繊維をエネルギー源にしており、細菌が繊維を消費するときの副産物がガスとなるのです。
食物繊維も健康な体になくてはならないものですので、一概に減らしてしまうのは考えものです。適量は摂取するようにしましょう。食物繊維は水分を吸収して膨らみ、腸を刺激するので便秘予防になります。また、乳酸菌やビフィズス菌など、体によい働きをする「善玉菌」のエサになり、腸内を整えます。
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体臭を防ぐ対処法は?
ブロッコリーは栄養価が高い緑黄色野菜で知られていますよね。栄養価は摂取しつつ、体臭は防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
食べ過ぎないこと
ブロッコリーによる体臭やおならを防ぐには、ブロッコリーを大量に摂取しなければ大丈夫です。毎日100g〜200g程度を食べる分には問題ないので、大量に摂取している自覚がなければ特に量を減らす必要はないでしょう。
まとめ
ブロッコリーの体臭の原因になるワケ、体臭を防ぐ対処法についてご紹介してきました。まとめると、ブロッコリーの体臭の原因は、
- ブロッコリーに含まれる栄養素、コリン・レシチンが体臭の原因になる「トリメチルアミン」に変化するから
- ブロッコリーに含まれる消化できない食物繊維が大腸に届き、大腸細菌が繊維を分解してガスができる
この2点でした。ブロッコリーを食べることによって体臭が出るのを防ぐには、
- ブロッコリーを大量摂取しない
- 毎日100g〜200g通常の食事と一緒に食べる分には問題なし
この2つを守れば大丈夫です。健康効果が高いブロッコリーですが、食べ過ぎはよくないので毎日の適量を守って美味しくいただきましょう。
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