私たちに身近で年中安価で手に入るブロッコリー。冷凍されたブロッコリーもスーパーやコンビニでお馴染みなので、家にストックしている方も多いと思います。食べ応えがあり、満足感があるので野菜中心の食べ方を実践されている方にも人気の野菜ですよね。おいしくてついつい食べ過ぎてしまう方も多いと思いますが、
- 野菜とはいえ、ブロッコリーの食べ過ぎは太る?
- ブロッコリーをたくさん食べると逆に体に悪い?
と言う疑問が浮かんできますよね。この記事では、ブロッコリーを食べすぎると太るかどうか、体への影響、をご紹介します。
この記事を読んでわかることはこちらです。
- ブロッコリーの食べ過ぎで太るかどうか
- どのくらいなら食べても太らないか
- 食べ過ぎによるデメリット
- ブロッコリーの適切な摂取量
目次
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ブロッコリーを食べ過ぎると太る
まずは、ブロッコリーの食べ過ぎによって太るかどうかを解説していきます。
よほどでなければ太ることはない
結論から言うと、ブロッコリーはよほど食べなければ太るということはありません。ブロッコリーのカロリーは100gあたり40kcal、1株(200g〜300g)あたりだと80kcal〜120kcalです。このように丸ごと1個食べてしまうとカロリーはそれなりに多いですが、1人前の量であればカロシーは高くはないので気にしなくても良いでしょう。ブロッコリーは野菜ですので、同じ量のカロリー・糖質は炭水化物などと比べれば断然低いので太る可能性はありません。
ただしデメリットがあるので注意!
このように、ブロッコリー単体ではよほど食べ過ぎなければ太ることを気にしなくても良い食品ですがたくさん食べると次の項でお話するようなデメリットもあります。
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ブロッコリーを食べ過ぎるデメリット
では、ブロッコリーを食べすぎるとどのようなデメリットがあるのか解説していきます。
体臭の原因になる
ブロッコリーに含まれる「コリン」という栄養成分は、体内で「トリメチルアミン」という成分に変化し、それが体臭の原因にナルト言われています。「トリメチルアミン」は汗によって体外に排出されるのですが、「魚臭さ」や「アンモニア臭」のような臭いがあります。しかし1人前(100〜200g程度)のブロッコリーを食べる程度ではコリンの大量摂取にはならず、臭いが出ることもないので安心してください。「コリン」は、ビタミンに似た働きをする栄養素で、健康や若さを維持するのひ必要な栄養素です。適度に摂取が必要ということも覚えておきましょう。
甲状腺機能低下症の可能性
ブロッコリーには「スルフォラファン」というファイトケミカル(植物に含まれる天然の化学物質のこと)の一種が含まれています。この「スルフォラファン」が「ゴイトロゲン」という甲状腺機能を低下させる物質として作用してしまうケースがあると言われています。しかし、実際に甲状腺機能低下を引き起こすのは、ヨウ素欠乏により甲状腺機能低下症をすでに発症している人の場合のみです。病菌にかかっているとさらに症状を悪化させることがあるため注意をしましょう。「ゴイトロゲン」はブロッコリーの他に、カブ・チンゲンサイなどにも含まれますが、いずれも1kg以上食べないとそのような症状はおきないため、普段の生活では特段心配をしなくても良いでしょう。
「スルフォラファン」は解毒力や抗酸化力を高める作用があり、がんを予防する健康成分として知られていますが、摂取のしすぎはこのようなデメリットがあることを覚えておきましょう。
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胃腸が弱い方は腹痛に注意
ブロッコリーには「フルクタン」という糖が含まれています。フルクタンは砂糖に果糖(砂糖やはちみつに含まれる糖)が3つ以上結合した糖の総称です。この糖は小腸で吸収されにくく、大腸で十分に分解されずに届くと水が多く分泌されてしまい胃腸が刺激されます。そのため、過敏性腸症候群の方や胃腸が弱い方は腹痛をおこす可能性がありますので食べ過ぎには気をつけましょう。
適切な摂取量は?
それでは、ブロッコリーを1日に食べて良い適切な量とはどれくらいなのかを解説していきます。
一日100g程度
ブロッコリーの1日に食べる量の目安は100g程度です。
適量であれば毎日食べてOK!
1日にブロッコリー1本程度でしたら食べても問題はありませんが、1本を一人で食べるのもかなりの量ですので、前述の通り100g程度を目安にすると良いでしょう。
まとめ
この記事では、ブロッコリーを食べすぎると太るかどうか、体への影響について解説してきました。ブロッコリーは野菜ですので食べすぎても太ることはありませんが、過剰に摂取をすると体にとってデメリットがあることをお分かりいただけたと思います。どのような食べ物でも、「おいしい」「体に良い」などの理由で食べすぎてしまっては本来の良いもののはずがデメリットになってしまうこともありますので、どのような食べものも「適量」を守って食べるようにしましょうね。
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