ブロッコリーの主な栄養成分と期待できる効果・効能|メリット多い健康野菜

ブロッコリーは私たちにとって身近な野菜の一つですよね。茹でてマヨネーズで食べたり、スープやパスタにしたり、日々の食事で大活躍の野菜です。身近な野菜のブロッコリーですが、栄養や健康効果にはどのようなものがあるのでしょうか?実は、 ブロッコリーは栄養豊富で食べるとメリットが多い食材なのです。 この記事では、ブロッコリーの主な栄養成分と期待できる効果・効能を解説していきます。

この記事を読んで分かることはこちらです。

  • ブロッコリーの栄養成分
  • ブロッコリーを食べて期待できる効果・効能

栄養成分表

 

エネルギー 33kcal
ビタミンA 810μg
ビタミンE 2.9g
ビタミンK 160μg
ビタミンB1 0.14mg
ビタミンB2 0.20mg
ビタミンB6 0.27mg
ビタミンC 120mg
葉酸 210μg
ナトリウム 20mg
カリウム 360mg
カルシウム 38mg
1.0mg
食物繊維総量 4.4mg
カロテン 810μg

ブロッコリー:125g(M1個)あたりの成分(七訂日本食品標準成分表より)

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ブロッコリーの主な栄養成分

それでは、ブロッコリーの栄養成分を詳しく見ていきましょう。

タンパク質

ブロッコリーの栄養成分の中で特筆すべきは、筋肉づくりに不可欠な「タンパク質」です。ブロッコリーはカロリーを抑えてタンパク質を摂取できるので、ダイエットや筋肉づくりにぴったりの野菜と言えるでしょう。

食物繊維

ブロッコリーに含まれる食物繊維は「不溶性食物繊維」が多くを占め、便秘解消や肥満予防に効果的です。不溶性食物繊維は便のかさを増やし、腸が刺激されることで便秘の解消になります。

ビタミンC・K・A

ブロッコリーにはビタミンが多く含まれていることでも知られています。こちらでは特に多く含まれているビタミンを3つピックアップしてご紹介します。

  • ビタミンC・・・ブロッコリーはビタミンCを多く含んでいる野菜です。1日に必要なビタミンC摂取量は約100mgです。茹でたブロッコリーであれば、100g食べれば1日に必要なビタミンCの半量を摂取できることになります。
  • ビタミンK・・・ブロッコリーは、ビタミンKも多く含まれています。ビタミンKとは、骨づくりや血液の凝固に必要な栄養素です。
  • ビタミンA・・・ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれており、ブロッコリーもそのひとつです。皮膚や粘膜を健康に保つ栄養素です。

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スルフォラファン

「スルフォラファン」はファイトケミカル(植物に含まれる天然の化学物質のこと)の一種です。ピリッとした独特の辛味をもち、解毒力や抗酸化力を高める作用があります。スルフォラファンはがんを予防する成分として現在注目を浴びています。

鉄分

ブロッコリーの鉄分はほうれん草とほぼ同じくらい含まれています。鉄分は血中の赤血球のヘモグロビンを生成します。ヘモグロビンは血液の中に流れて全身に酸素を送る働きがあります。鉄分が不足すると「貧血」の原因になります。鉄分を摂取することで、貧血が原因のだるさや疲れの改善にも役立ちます。

葉酸

ブロッコリーには妊娠前・妊娠早期に必要になる水溶性のビタミンB群のひとつ、葉酸も多く含まれています。

ルテイン

ルテインはカロチノイドの一種である黄色の天然色素です。ルテインは目の酸化を防ぎ、様々な眼病に効果があると言われています。また、強力な抗酸化作用があります。

期待できる効果・効能

ブロッコリーに含まれる栄養成分を詳しく見てきました。それでは、それらの栄養成分にどのような健康効果があるのか見ていきましょう。

がん予防

ブロッコリーに含まれるファイトケミカルのひとつ「スルフォラファン」には抗酸化作用、解毒作用があり、がん予防の効果があります。ブロッコリーやブロッコリースプラウトにも含まれている成分です。

便秘改善

ブロッコリーには食物繊維が豊富に含まれていますので、便秘の改善に役立ちます。ブロッコリーの食物繊維が腸内環境を整え、便秘はもちろん軟便にも効果があります。

美容・美肌

ブロッコリーはレモンにも勝る量のビタミンCが含まれています。ビタミンCは、美肌に効果的と言われているコラーゲンの生成を助ける働きがあります。

免疫力アップ

ブロッコリーのビタミンCは美肌に効果があるだけでなく、免疫力をアップさせる効果もあります。日常的に摂取すると風邪をひきにくい体を作ります。

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むくみ解消

ブロッコリーに含まれるカリウムは余分なナトリウムが排出することで水分の代謝を助け、むくみを防ぐ効果があります。

血圧を下げる

ブロッコリーは生活習慣病である高血圧を予防する働きがあります。ブロッコリーに含まれるビタミンCや抗酸化物質が血圧をさげる働きをすることで知られています。

血糖値を下げる

ブロッコリーやブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは血糖値を下げる働きをします。ブロッコリーは食後の血糖値の上昇を示す指標のGI値が低く、食べても血糖値が急上昇しないので安心して食べられる食品です。

脳の疲れを取る

ブロッコリーに含まれるビタミンB群の一種、葉酸は脳の神経細胞に働きかけ、認知症の予防や記憶力や思考力の低下を防いでくれます。

骨や筋肉を丈夫にする

ブロッコリーのタンパク質は筋肉づくりに役立ち、ビタミンKは骨を丈夫にする働きがあります。

まとめ

ブロッコリーの主な栄養成分と期待できる効果・効能について詳しく見てきました。ブロッコリーは手軽に食べられ、栄養効果の高い野菜だということがわかりましたね。ブロッコリーは年中出回っていますので、ぜひいつもの食卓に取り入れてみてくださいね。

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