【アレルギー】ブロッコリーを犬が食べても大丈夫?与える際の注意点

ブロッコリーは緑黄色野菜の中でも栄養が豊富と言われています。季節を問わず手に入れやすい野菜でもありますので、頻繁に購入する方も多いと思いますが、

  • ブロッコリーをペットの犬にあげても大丈夫?
  • 与えるときの注意点はある?

こんな疑問を持つ方もいると思います。この記事では、ブロッコリーを犬に与えても良いか、栄養効果や注意点をまとめてご紹介します!

この記事を読んでわかることはこちらです。

  • ブロッコリーを犬に与えても良いかどうか
  • ブロッコリーの栄養素
  • ブロッコリーを犬に与えるときに注意すべきこと

ブロッコリーを犬に与えても大丈夫?

それでは、ブロッコリーを犬にあげても良いのかどうかを見ていきましょう!

与えても大丈夫!

結論から言って、ブロッコリーを犬に与えても問題はありません!後述しますが、与えることによるメリットもあります。

スプラウトも与えてOK

ブロッコリー同様、栄養が豊富で注目されている「ブロッコリースプラウト」を犬に与えて大丈夫です。しかし、苦味や刺激があるため胃の弱っている犬にはあげない方が良いでしょう。与えるときは、しっかりと洗い、細かく切った上でドッグフードに混ぜて与えましょう。

基本的には、良質なドッグフードを与えていれば、ほかに何か与える必要はありません。食欲が落ちているときなど、何かほかに与えるときに参考にしてください。

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嬉しい栄養・効果

それでは、ブロッコリーの嬉しい栄養やその効果を見ていきましょう。

豊富な栄養を摂取できる

ブロッコリーは緑黄色野菜の中でも栄養が豊富な野菜です。ブロッコリーを犬に与えると、その栄養を摂取できるというメリットがあります。ブロッコリーに含まれる代表的な栄養素は、「ビタミン」です。ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンE、ビタミンK、などが含まれ、特にビタミンCに関してはレモンの2倍含まれています。ミネラル、カリウム、マグネシウム、カルシウムも含まれており、とてもバランスが取れた野菜だと言えます。

白内障の予防

ブロッコリーには「抗酸化作用」があり、その効果はキャベツの10倍と言われています。その抗酸化作用は、犬の白内障予防に効果が期待できます。

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被毛の健康状態を保つ

ブロッコリーのビタミンC・ビタミンKは犬の被毛の健康状態を保ってくれます。ビタミンKは、被毛の健康だけでなく、骨の形成(骨にカルシウムが沈着するのを促進)や血液凝固にも必要な大切なビタミンです。

便秘改善

ブロッコリーには、解毒作用を持つファイトケミカルのひとつ・スルフォラファンという成分の働きで、体に不調をきたす毒素や老廃物の排泄が促進され、ストレスや胃炎の軽減につながります。さらに、ブロッコリーに豊富に含まれている食物繊維は、便秘の改善効果にも役立ちます。

皮膚や粘膜の健康状態を保つ

ブロッコリーは緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富です。βカロテンは、体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を健康な状態に保つ働きがあります。それによって、病原体などから体を守るバリア機能が向上し、免疫力のアップにつながります。

犬に与える時の注意点

ブロッコリーは、人だけでなく犬にも健康効果があることがわかりましたね。それでは、犬にブロッコリーを与えるときには、どのような注意点があるのでしょうか?

生では与えない

食物繊維を豊富に含むブロッコリーは、生だとかなり固いです。生のままでは胃に負担がかかり、消化不良を起こしてしまう可能性がありますので、栄養分を損なわないように短時間加熱して、柔らかくしてからあげてください。

与えすぎないこと

栄養が豊富だからといって与えすぎてはいけません。与える量の目安は加熱してだいたい10g程度。ドッグフードやおやつのトッピング程度にとどめるのがベストです。ブロッコリーは栄養価が高いので、与えすぎると栄養過多になり、逆に体に良くないのです。ドッグフードだけだと栄養が足りないときや、犬の体調が思わしくないときに、体調の様子を見ながら少しずつ与えてみてください。

甲状腺疾患のある犬は注意

アブラナ科であるブロッコリーには「ゴイトロゲン(グルコシノレート)という成分が含まれています。ゴイトロゲンは、ヨウ素の吸収を阻害する働きや、甲状腺ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。そのため、甲状腺に負担をかけてしまうことから、甲状腺に問題がある犬には与えないでください。

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尿路結石の犬は注意

泌尿器系、特に下部尿路疾患にかかったことがあったり、治療中で薬を飲んでいる犬については、ブロッコリーを与えるのは注意が必要です。尿路結石はシュウ酸カルシウム結石が原因のひとつです。さらに、マグネシウムとカルシウムにリンが加わると、「ストルバイト結石」が形成されやすくなると言われています。ブロッコリーにはシュウ酸、マグネシウム、カルシウムが含まれているため、病気の悪化を招く可能性があります。

アレルギーに注意

犬にもアレルギーが発症する可能性はあります。アレルギーには、生まれつきの「先天性アレルギー」と、長い期間同じ食べ物を食べ続けることで発症する可能性がある「後天性アレルギー」があります。飼っているペットにブロッコリーを初めてあげるときには、かならず少量から与えることをおすすめします。以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性がありますので獣医師に相談しましょう。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚のかゆみ
  • 元気がない
  • 目の充血

ブロッコリーを食べた愛犬の体調に異変。。

「ブロッコリーを与えたら様子が変……」こんな場合はどうしたら良いのでしょうか?

かかりつけの動物病院へ

ブロッコリーを与えた後に犬の様子が変、体調を崩した場合は躊躇せずにかかりつけの動物病院へ連れていきましょう。体の機能が弱っていたり、持病を持っていたりする場合は体調が悪くなる可能性があります。まずは獣医に相談しましょう。

まとめ

ブロッコリーを犬に与えても良いか、与えることによる効果、そして与える時の注意点についてお話してきました。ブロッコリーは人にとっても様々な健康効果が期待できる野菜ですが、犬にとってもそれは同じことがわかりましたね。ただし、必要以上に与えすぎないよう注意が必要なのと、犬の体調や持病の有無によっては与えるのを控えた方が良いので、注意をしながら与えてみてください。

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