ブロッコリーは身近な野菜で家庭の食卓で重宝しますが、
- ブロッコリーにアレルギーってある?
- どんな症状がある?
- ペットが誤って食べてしまったら?
こんな疑問を持ちませんか?ブロッコリーのアレルギーは、症例は少ないですが存在します。この記事では、ブロッコリーのアレルギー、症状、ブロッコリーを食べる時の注意、動物のアレルギーについて解説します。
この記事を読んでわかることはこちらです。
- ブロッコリーのアレルギーとは
- ブロッコリーのアレルギーの症状
- 動物のブロッコリーアレルギー
目次
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ブロッコリーアレルギーは存在する?
それでは、まずは「ブロッコリーのアレルギー」について見ていきましょう。
少ないが存在する
ブロッコリーアレルギーは症例は少ないですが存在し、「遅延型」の食物アレルギーと言われています。
「遅延型」の食物アレルギー
「遅延型」の食物アレルギーとは、原因となる食物を食べた後、数時間~数週間後にアレルギー症状を発症するタイプのアレルギーです。症状が遅く出るため、食べた本人はアレルギーが原因で症状が出ていると気がつかないケースが多いのが特徴です。「遅延型」の食物アレルギーとは対照的な「即時型」のアレルギーとは異なる原因によって発症すると考えられ、メカニズムはまだよく解明されていません。
大人になって発症することも
「遅延型」の食物アレルギーであるブロッコリーのアレルギーは、子供のアレルギーとは異なり、大人になってから発症、または発症に気がつくケースが多いと言われています。
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オオヨモギ花粉症の人は注意
「オオヨモギ花粉症」の発症をきっかけにして、ブロッコリーのアレルギーも発症してしまったというケースもあります。このようなケースを「花粉食物アレルギー症候群」と言います。アレルギー症状を引き起こす物を「アレルゲン」と言い、食物アレルゲンは、その大部分がタンパク質です。ブロッコリーとオオヨモギのタンパク質の構造がとてもよく似ているため、「花粉食物アレルギー症候群」を発症するのです。オオヨモギの花粉症を持っている場合は、ブロッコリーを食べるときに注意してください。
ブロッコリーアレルギーの症状
それでは、ブロッコリーのアレルギーや花粉食物アレルギー症候群を発症するとどのような症状があるのかを見ていきましょう。アレルギーの症状ができ場所や、症状の重さは個人差があります。
蕁麻疹
アレルギー症状の代表的なものとして蕁麻疹(じんましん)などの皮膚症状が挙げられます。
吐き気
消化器症状のひとつとして吐き気がでることがあります。
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腹痛
腹痛も消化器症状のひとつとして挙げられます。
下痢
下痢も代表的な消化器症状です。ブロッコリーのアレルギーだけでなく、鮮度が落ちたブロッコリーや生食によって下痢が引き起こされることもあります。
食べる時の注意点
ブロッコリーを食べてアレルギー症状が出たらどうすべきでしょうか?
アレルギー症状が出たら食べるのをやめる
ブロッコリーは「遅延型」の食物アレルギーであるため、ブロッコリーが原因でアレルギー症状が起きているかどうか気づきにくいものですが、このような場合に症状が出たらブロッコリーのアレルギーがあるかもしれないと疑いましょう。
- ブロッコリーの野菜を食べたあと
- アブラナ科の野菜を食べたあと
病院で検査をする
アレルギー症状が出たら必ず病院で受診し、検査をしてもらってください。
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類似のアブラナ科の野菜にも注意
ブロッコリーアレルギーを持っている場合、ブロッコリーの仲間であるアブラナ科の野菜にもアレルギーがあることを疑った方が良いでしょう。ブロッコリーと同じアレルゲンを持った野菜・食べ物にはこのようなものがあります。
- キャベツ
- カリフラワー
- 大根
- 小松菜
- かぶ
- チンゲン菜
- からし菜
- 白菜
- 菜の花
- マスタード
などがあります。ブロッコリーにアレルギーがある場合は、これらのアブラナ科の野菜にもアレルギーがある可能性があります。食べるときは注意をしましょう。
動物もブロッコリーアレルギーがある?
「飼っているペットが誤ってブロッコリーを食べてしまったら」「ペットにブロッコリーアレルギーがあったら」と考えると不安ですよね。動物にアレルギーがあるのかを見ていきましょう。
犬の場合
犬にもアレルギーが発症する可能性はあります。アレルギーには、生まれつきの「先天性アレルギー」と、長い期間同じ食べ物を食べ続けることで発症する可能性がある「後天性アレルギー」があります。飼っているペットにブロッコリーを初めてあげるときには、かならず少量から与えることをおすすめします。以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性がありますので獣医師に相談しましょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
猫・うさぎの場合
栄養豊富なブロッコリーは猫・うさぎに与えることは可能です。しかし、前述の犬のケースと同様、アレルギーがある場合もあるので注意は必要です。
動物に与える場合は人が食べるときと同様、以下のような注意が必要です。
- よく洗う・・・汚れや残留農薬を洗い流すためによく水で洗います。特につぼみ部分には汚れがつきやすいので、水の中で振り洗いをして汚れをしっかりと落としましょう。
- 与えすぎに注意・・・アブラナ科であるブロッコリーには辛味成分「イソチオシアネート」が含まれており、動物の胃を刺激します。あげすぎないように注意しましょう。
まとめ
ブロッコリーのアレルギー、症状、症状がおきた場合、動物のアレルギーについて見てきました。ブロッコリーは「遅延型」の食物アレルギーがあることがお分りいただけたと思います。「アレルギー症状かな?」と思ったら、必ず病院に受診して原因を特定しておきましょう。
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