苦味と酸味が爽やかな高知県特産の文旦。実は家庭でも簡単に追熟できます。
そんな文旦について「追熟方法は?」「なぜ苦味や酸味があるの?」「おいしい食べ方は?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は以下のことについて解説します。
- 文旦を追熟するには新聞紙に包んで、風通しが良く、直射日光の当たらない冷暗所に保存する。
- 苦味はナリンギン、酸味はクエン酸が原因。
- 包丁を使った簡単な皮の剥き方や皮を使ったマーマレードやピールの作り方を紹介。
追熟方法を知り、甘くておいしい文旦をさまざまな方法で食べられるようになりましょう。
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目次
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文旦の追熟の方法は?
文旦を食べてみるとまだ酸味が強く、もっと甘い文旦が食べたいと思った経験がある方もいるでしょう。文旦は家庭でも簡単に追熟できます。そこで、文旦の追熟方法や食べ頃の見分け方について解説します。
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追熟の方法
文旦の追熟方法は新聞紙に包んで、風通しが良く、直射日光の当たらない冷暗所に保存しておくだけです。なぜなら、冷暗所に置いてしばらくすると、酸味が抜けてくるためです。
例えば、暖房の当たらない玄関や使わない部屋などに置いておくといいでしょう。文旦は通常追熟してから出荷されますが、まだ酸味の残っているものもあります。
すぐに食べたい気持ちをグッと我慢して、しばらく置いておくと甘い文旦が楽しめますよ。
食べ頃の時の見分け方
文旦の食べごろは外皮がよれて、少し柔らかくなった頃が食べ頃です。また、ヘタが取れてヘタのあった部分が茶色くなっているものも食べ頃と言えます。
なぜなら、これらは完熟して甘くなったサインであるためです。ちなみに、ずっしりとした重みのあるものは果肉がぎっしり詰まっているので、食べ頃の見分けと合わせて覚えておくといいでしょう。
すぐに文旦を食べたい場合は、購入する際に外皮とヘタに注目してくださいね。
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文旦はなぜ酸味や苦味が?
文旦は追熟すれば十分な甘みありますが、酸味や苦味もあることで爽やかな味を楽しめます。酸味や苦味の原因になる成分は体にいい効能もありますよ。そこで、文旦の苦味や酸味の原因について解説します。
苦味の原因
文旦は爽やかな苦味も楽しめます。文旦に苦味があるのはナリンギンという物質が含まれているためです。
例えば、ナリンギンはグレープフルーツや夏みかんにも含まれており、食欲を抑える働きがあります。したがって、ダイエットには最適です。
ナリンギンは外皮や薄皮にたくさん含まれるので、ダイエット効果を得て、文旦の苦味を楽しみたい方はマーマレードなどにして食べるといいでしょう。
酸味の原因
文旦は程よい酸味も特徴です。文旦に酸味があるのは、クエン酸が含まれているためです。クエン酸はダメージを受けた細胞を修復することに役立ち、疲労回復効果があります。
さらに、クエン酸には低血圧や動脈硬化を防いだり、血液をサラサラにしたり、健康にいいさまざまな効果があります。疲れた時にはぜひ、文旦を食べて、疲労回復してくださいね。
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文旦の美味しい食べ方
文旦は皮が分厚く、少し食べることを億劫に感じてしまう方もいるでしょう。コツさえ掴めば簡単に食べられるので、手軽に文旦を楽しめるようになりますよ。
さらに、剥いた皮は少し手を加えればおいしく食べられます。それでは、文旦の剥き方や切り方、マーマレードや文旦ピールの作り方について解説します。
剥き方
文旦は皮が硬いですが、包丁を使うと非常に簡単に剥けます。文旦の皮剥き手順は以下の通りです。
- 文旦のヘタを横にして置き、包丁で1周切れ目を入れる。
- 切れ目からスプーンを滑り込ませ、回しながら薄皮と外皮を剥がす。
- 外皮が取れた文旦を左右に捻る。
- 小房に分けたら、薄皮の上部を切り、切った部分から薄皮を剥く。
- 種を取り除く。
これで簡単に外皮も薄皮も剥け、文旦をきれいに食べられます。外皮をお皿にすると、少しおしゃれに盛り付けできますよ。
切り方
文旦の切り方は上記の剥き方の他にも方法があります。
- ヘタとおしりを切り落とす。
- 十字に軽く切れ目を入れる。
- 手やスプーンで外皮を取り除く。
外皮が取れた後の剥き方は同じです。切れ目を入れる時に身まで切らないようにしてくださいね。
マーマレードにする
文旦はマーマレードにしてもおいしく食べられます。文旦の皮と、皮と同じ重さのグラニュー糖を準備してください。
- 外皮を薄くスライスする。
- スライスした外皮を10分煮て、水にさらして軽くもむ。
- 1度絞り、新しい水に1晩浸ける。
- もう1度絞り、鍋に皮が浸かる程度の新しい水とグラニュー糖を加えてとろみが付くまで煮る。
マーマレードにすると文旦の程よい苦味を楽しめます。普段のトーストに塗ったり、文旦湯を楽しんだり、さまざまな使い方ができますよ。
ピールにする
ピールにしても皮を捨てずに文旦を存分に味わえます。こちらもマーマレードと同じく文旦の皮と、皮と同じ重さのグラニュー糖を準備してください。
- 千切りした文旦の皮を3回茹でこぼす。
- 湯切りして砂糖を加え、10分ほど焦げないように煮る。
- 冷めたらオーブンシートに並べ、100度で60分水分を飛ばす。
そのまま食べたり、オレンジピールのようにチョコレートをかけたり、ちょっとしたおやつにぴったりです。
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まとめ
この記事をまとめると
- 新聞紙に包んで、風通しが良く、直射日光の当たらない冷暗所に保存すると文旦を追熟できる。
- 文旦に含まれるナリンギンが苦味の、クエン酸が酸味の原因。
- 包丁を使うと簡単に皮を剥ける。剥いた皮はマーマレードやピールにできる。
文旦は正しく保存するだけで簡単に追熟できるんですね。皮むきのコツや皮の活用法も使って、存分に文旦を楽しんでくださいね。
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