文旦の白い部分は食べられる?下処理の方法•オススメの食べ方

すっきりとした甘さと少し酸っぱくてとてもおいしい文旦。

グレープフルーツにも少し似ていて高知県の特産品であり、高知の温かい気候に恵まれたおかげで一粒一粒がしっかりと引き締まっていて輝きを放っています。

この文旦はインドネシアが原産地でありますが、高知県に導入されたのがきっかけで栽培が始まったそうです。そこで、今回は

  • 文旦の白い部分は食べられる?
  • 下処理の方法
  • どんな食べ方があるか?

このような内容について紹介していきます。少しでも文旦について知りたい人は、参考になるのでぜひ読んでみてください!

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文旦の白い部分は食べられる?

ここでは、文旦の果肉ではないスポンジ状の白い部分は食べられるかどうかについて紹介していきます。

まず、どの部分であるかや栄養はあるのかなど気になることが多いと思うので詳細に解説しています。

どの部分?

白い部分というのは、文旦の内側についているところを指しています。分かりにくいかもしれませんが、実際に皮を剥いて確かめてみると白い部分がはっきりとわかるので、気になる方は購入して確かめてみることをおすすめします。

栄養はある?

含まれる栄養素は「ビタミンC」「ペクチン」「シネフリン」「ナリンギン」など様々な栄養素を含んでいます。

それぞれの栄養素には次のような効果があります。

「ビタミンC」

・毛細血管、歯、軟骨などをしっかりと保ってくれる

・日焼けを防いでくれる

・免疫力を上げてくれ、風などを引きにくくなる

「ペクチン」

・便秘を改善する働きをしてくれる

・下痢の場合は腸壁を守ってくれる

・コレステロール値の上昇を緩やかにする働きがある

「シネフリン」

・喉の風邪などに効果を発揮してくれる

・脂肪を燃やすよう促す効果を持っている

「ナリンギン」

・生活習慣病の予防や改善

・アレルギーを抑制する効果

・血流やむくみの改善など

このように、白い部分は豊富な栄養素を含んでいるので捨てずになるべく食べるようにすると良いでしょう。

食べられる?

この白い部分は食べることが可能になります。しっかりとした下処理をして、料理をすれば何もせずに食べるよりもとても美味しく食べることができます。

また、栄養素もしっかりととることができるので体にもよくメリットが多くあります

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下処理の方法

実際に、白い部分を料理するときにはどのような下処理をするべきなのでしょうか?洗い方・切り分け方・保存方法などがあるので紹介していきます。

洗い方は?

洗い方に関しては、綿の部分は皮よりも柔らかいのであまり強くこするように洗うことをせず、なでるように洗うようにしましょう。

また、皮の内側なので洗わずにそのまま料理に使うのも良いでしょう。

切り分け方は?

切り分け方は次の手順でするようにしてください。

  • 1.文旦の上と下の部分を切り落とします
  • 2.そして文旦に縦から4箇所切れ目を入れ皮を剥きます
  • 3.剥けたら果肉の部分から白い部分を外します

思っているよりも簡単に果肉から白い部分をとることができます。

文旦から切り分ける情報は、ネットに写真付きで掲載されているものもあるので写真で確認したい人は調べてみてください。

保存方法は?

  • 冷凍
  • 冷蔵

冷凍する際には、しっかりとジプロックなどに入れて空気を抜いて保存するようにしてください。

また、これから紹介するピールなどを作ると長期間の保存ができるようになるので、長期で保存する場合は調理したほうが良いかもしれません。

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どんな食べ方がある?

文旦の白い部分は、おもったよりも色々な食べ方や料理があり、果肉よりも白い部分のほうが好きだと言う人もいるくらいです。

今回は、3時のおやつなどにおすすめできる料理について紹介していきます!

マーマレード

酸味がありほろ苦さが特徴の文旦マーマレードになります。

1.まずは文旦の果肉部分を皮から切り取ります。

(この時白い部分を少し残すことがポイント)

2.そして皮を細かく刻みあく抜きのために食塩水に1時間ほど浸します

3.食塩水から真水に移して30分ほど浸します

4.翌日に念を入れてお湯で煮込みあく抜きをします

5.そして皮の重さの約8割くらいの砂糖を入れいい感じになるまでしっかりとかき混ぜ完成です

白い部分は苦いですが、マーマレードは苦みがある方がいいので少し残すことが大切になります。

また、あく抜きを怠ると美味しさが半減するのでしっかりとあく抜きをするようにしてください。

ピール

パンやケーキなどに使える万能食材

1.4当分にカットして皮を切り取ります

2.鍋に皮を入れて沸騰してから10分ほど茹でます

3.白い部分は少しだけ取り除きます(こちらは好みで)

4.そして1cmほど縦切りにしていきます

5.そのあともう一度鍋に入れて茹で水につけるを繰り返します

6.グラニュー糖を皮と同量ほど入れ冷えると固まるくらいまで煮込みます

7.オーブンで40分ほど焼いて乾かしていきます

こちらのピールは想像以上に作業工程がありとても大変なので、もし作る場合はそれなりの時間と労力がかかる覚悟で取り組むといいでしょう。

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砂糖漬け

白い部分を捨てずに美味しく食べられる!

1.4等分にカットして白い部分を皮から切り落とします

2.その白い部分をさらに2等分にカットします。

3.8等分になった白い部分を6等分します

4.こちらを水に入れたり煮込んであく抜きします

5.あく抜きが完了したら水気を取ります

6.そして砂糖と水を入れて絡めていきます

7.最後に室内で干して乾燥したらグラニュー糖をまぶして完成です。

こちらは、完全に白い部分だけを使った料理になります。おもったよりも苦くないので、甘党の人にもおすすめできる一品になります。

まとめ

この記事をまとめると

  • 白い部分は栄養素がたくさん
  • 美味しく料理すれば苦みが少なくなる
  • もったいないのでなるべく食べるようにしよう!

白い部分はそのまま食べると苦いのであまりおいしくありませんが、上記のようなレシピでお菓子として美味しくいただけるので、ぜひ白い部分の料理に挑戦してみましょう!

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