晩夏から秋にかけて、スーパーなどの店頭では様々な果物が陳列されます。梨やリンゴ、みかんやぶどうなど、まさに「食の秋」にふさわしい光景ですよね。中でもぶどうは年齢層問わず人気が高く、価格は比較的高いにも関わらず購入されていきます。
今回は、ぶどうアレルギーについて解説していきます。ぶどうはそのままたべることはもちろんのこと、スイーツなどの材料にもなり、アレルギーを引き起こすようなイメージはありませんよね。
いったいどのような症状を引き起こすのか、またアレルギーの原因はどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- ぶどうアレルギーの症状
- ぶどうアレルギーになった場合の対処法
- ぶどうアレルギー以外に有名なアレルギー
- アレルギーの人でも食べられるものがある?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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ぶどうアレルギーの症状
ぶどうアレルギーの方が誤ってぶどうを食べてしまった場合、どのような症状がみられるのでしょうか?具体的な症状について見ていきましょう。
吐き気・嘔吐
ぶどうアレルギーの方がぶどうを食べてしまった場合は、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こす場合があります。これは、消化器官が対象のアレルゲンと相性が悪く、アレルゲンを体外へ排出しようとするために起きる現象です。
アレルギー症状の中では比較的軽い部類ですが、症状が見られた場合は安静にしましょう。
下痢・腹痛・発疹
アレルギー対象者が対象のアレルゲンを誤って食べてしまった場合、下痢や腹痛、発疹といった症状がみられることが多いでしょう。下痢や腹痛はアレルギーだと気づかない場合もありますが、湿疹が出ている場合はすぐにわかるでしょう。
ぶどうに限らず、りんごやみかんなど、他の果物や野菜を食べても同様の症状が見られる場合もあります。食べてすぐに違和感を感じた場合はアレルギーの可能性が高いですから、経過観察を行い対処しましょう。
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ぶどうアレルギーになった場合の対処法
ぶどうアレルギーの場合、日常的な生活ではどのような事に気を付ける必要があるのでしょうか。具体的な方法について考えていきます。
なるべく食事のアレルギー要素を取り除く
アレルギーをお持ちの方は全員気を付けている事とは思いますが、「除去食」や「代替食」を徹底しましょう。ぶどうアレルギーの場合は代替品は他の果物になるかと思いますが、ぶどうを食事に使用しないことが重要です。
食物アレルギーは大人になると改善する場合も多いですから、少しずつ年齢を重ねながら克服していく方法がよいでしょう。
体調がよくない時は優しい食事を
もう一つの方法は「自身の体調を考える」ということです。体調が悪い場合はアレルギー反応などを引き起こしやすく、注意が必要です。大人になってからストレスや疲労により、今まで食べられていたものであっても急にアレルギー反応がみられる場合もあります。
バランスの良い食事と適度な休息、十分な睡眠時間の確保や適度な運動など、できることから少しずつ初め、体を大切にしましょう。
ぶどうアレルギー以外に有名なアレルギー
食物アレルギーのアレルゲンは多岐にわたり、ぶどうアレルギーの他にも数多く確認されています。今回は、食物アレルギーの中でも特に注意が必要なアレルゲンについて紹介していきます。
卵
症状の重篤さやアレルギー患者の多さなどで有名なアレルゲンといえば「卵」です。卵は多くの栄養素を含む事から「完全栄養食」と言われるほど栄養価が高いですが、その反面アレルギーを引き起こす可能性も高い食品です。
特に離乳食などで初めて食べさせる場合は注意が必要で、アナフィラキシーショックなどで命を落とす事例も数多く報告されています。
乳
もう一つの有名なアレルゲンは「乳」です。牛乳やヨーグルト、乳製品を使用したスイーツや飲料、お菓子など、乳を原料とした食品は数え切れないほどです。乳アレルギーの場合も重篤になる可能性が高く、死亡例も多く報告されています。
卵アレルギー同様、年齢が小さい時ほど発生しやすいですから、離乳食などを作る際には注意が必要です。必ず少量から食べるようにし、経過観察をしっかりと行いましょう。
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アレルギーの人でも食べられるものがある?
アレルギーをお持ちの方は、対象のアレルゲンは一生食べられないのかというとそうとも限りません。近年様々な食品加工技術が生み出されており、原因となるアレルゲンのみを取り除いた食品なども開発されています。
どのような食品なのか詳しく見ていきましょう。
グルテンフリーのものがある
アレルゲンとして特に注意が必要な食品は、卵や乳、小麦などを含む「特定原材料」と呼ばれる7つの食品です。どのアレルギーでも大変なことに変わりはありませんが、小麦アレルギーの方はパンや麺類といった主食が食べられないという大変さがあります。
しかし近年では「グルテンフリー」食事法が有名になり、パンを米粉で作ったり、小麦粉の代わりに大豆で作られたパスタなど、代替食が多く見られます。
加工方法によっては食べられる場合も
ぶどうアレルギーの場合であっても、加工方法によってはぶどうを食べられる場合があります。ぶどうアレルギーなどの果物アレルギーの原因は、食品に含まれるたんぱく質が原因とされています。
しかしこのたんぱく質は加熱により分解されやすくなり、ジャムやコンポートなどにして食べると発症しない場合もあります。
まとめ
今回は、ぶどうアレルギーについて解説していきました。
この記事をまとめると
- ぶどうアレルギーは吐き気や嘔吐、腹痛や湿疹などがみられる場合が多い。
- アレルギーを持っている場合は、除去食や代替食を意識して食生活を送る必要がある。
- 卵や乳、小麦など、特定原材料7品目には注意が必要。
いかがでしたか?食物アレルギーについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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