冷凍ブロッコリーをそのまま食べると美味しい?栄養豊富も加熱がお勧め

今や使い勝手の良さや保存が利くことから食卓やお弁当のおかずにかかせなくなった冷凍ブロッコリーですが、皆様より簡単により美味しく冷凍ブロッコリーを活用してみませんか?そこで今回は…

  • 冷凍ブロッコリーについて
  • 冷凍ブロッコリーをそのまま食べると美味しい?
  • 冷凍ブロッコリーのおすすめの食べ方

以上の3項目についてご紹介しようと思います。最後までお読みいただけますと幸いです。

スポンサードリンク

冷凍ブロッコリーについて

まず基礎知識として冷凍ブロッコリーについて簡単に説明したいと思います。

ブロッコリーの栄養と効能

栄養価で特に注目されるのはビタミンCの含量の多さです。ブロッコリー100g中にビタミンCは120mgほど含まれており、レモンの2倍、ジャガイモの7倍の量となります。ビタミンCの一日に必要な摂取量は男女ともに最低1日100㎎ですので100グラムも食べれば1日の必要量を満たすことになります。

しかし残念ながら水溶性ビタミン類であるビタミンCは体にためておけないビタミンなので、一度にたくさん食べても尿として身体から排出されてしまうため、3食の食事でバランスよく分けて食べることで吸収していきましょう。

他にも豊富な蛋白質や、βカロテン量の多さ、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、カルシウム、食物繊維などが多いです。栄養価が高いのに一株食べても40kcal程度と低カロリーであることからぜひとも日頃の食事に取り入れたいものです。

豊富なビタミンやミネラルは、我々の粘膜や皮膚の抵抗力を強めたり、糖質や脂質の代謝を促し、抗酸化力や免疫力を高めてくれます。食物繊維が多いので整腸作用のほか食事による血糖値が上がるのも防ぐ効果があります。ブロッコリーにはインスリンの働きを高めて血糖をコントロールするクロムも含まれているので、糖尿病を患っている方にも効果があるわけです。

冷凍しても栄養豊富で価格も安定

冷凍野菜には「栄養が損なわれている」「添加物が使用されているから保存期間が長い」「味が落ちてて美味しくない」などといった中には間違った常識も混ざり漠然としたネガティブなイメージがついてまわりますが、実はそんなことは全くありません。

というのも、冷凍ブロッコリーなどの野菜の冷凍はブランチングと呼ばれる特別な加熱処理を行っているため生の野菜と同じか、もしくはそれ以上の栄養価を有したまま長期間の保存が利く状態を保つことができるのです。

また野菜には旬があり、美味しくて栄養が豊富且つ量も沢山採れる時期ですので、比較的安価で取引され、栄養価の高い時期のものを加工できますので栄養価は高く安定した価格で皆様の食卓に提供できるのです。

栄養が損なわれない2種類のブランチング方法

【(高温)ブランチング】

通常冷凍食品は野菜を100℃の熱湯をくぐらせたり、蒸気をあてたりして加熱します。多くの野菜は100℃近くの温度で加熱すると軟化するので、解凍後に加熱調理に使われる場合に向いています。

【低温ブランチング】

一方低温ブランチングは60℃程度の加熱をする方法です。野菜は60℃付近の加熱をすると硬化するので、後工程の高温加熱殺菌による過度の軟化を防ぐのに用いられることがあります。

-18度以下の超低温で保存されている。

超低温保存することで添加物を使わずに劣化を防いでいます。冬が旬のブロッコリーを季節外れに栽培したものを食べるより、冷凍ブロッコリーの方が優秀かもしれません。

スポンサードリンク

冷凍ブロッコリーをそのまま食べると美味しい?

冷凍ブロッコリーは栄養の宝庫だということがわかりましたが、調理方法によってはその栄養を失ってしまいかねないことをご存じでしょうか。

解凍してそのまま食べることも可能

下処理済の冷凍食品ですのでもちろんそのまま解凍して食べることが可能です。

そのままで栄養を逃さず摂取

一番わかりやすい例としましてはスープやポトフなどに入れるでしょうか。冷凍野菜は下処理が済んでいるため洗う必要がありませんのでスープなどの煮込み料理に冷凍のまま入れるだけで解凍可能ですし、溶け出しても成分はスープになるので栄養を逃がしません。

加熱調理して食べるのが美味しい

フライパンなどを使用し加熱調理をすることで均等に熱が入り、水分も飛びますのでふっくらとした仕上がりになります。とっても美味しいですよ。

スポンサードリンク

冷凍ブロッコリーのおすすめの食べ方

冷凍ブロッコリーは手軽に食べれるので重宝しますが、解凍方法を誤ると水っぽい仕上がりになりますので以下でポイントと美味しい食べ方をご紹介します。

解凍方法

解凍方法はレンジが簡単で手早く美味しくできるのでおすすめです。

まず、均等に加熱するために冷凍ブロッコリーについている霜や氷を取り除き、なるべく厚みを減らします。冷凍ブロッコリーは加熱すると水分が出るので、キッチンペーパーで包みふんわりとラップをかけてレンジに入れ、冷凍ブロッコリー100gに対し600Wで2分を目安に加熱してみてください。

同じW数でもレンジによって焦げたり中まで解凍できていなかったりする場合があるので様子を見ながら少しずつ加熱するのがおすすめです。

注意したい点は加熱をしすぎないことです。冷凍ブロッコリーは加熱しすぎますと栄養価が落ちるだけでなく味が落ちてしまうので注意しましょう。

炒め物に

ブロッコリーには水溶性のビタミンCや葉酸だけではなく、脂溶性のビタミンEやビタミンKも含まれているとても万能な野菜です。脂溶性ビタミンは油脂に溶ける特徴があり、熱にも強いので加熱しても問題ありません。お肉などと一緒に炒めることで吸収効率が上がりますし、肉汁等に溶け出した水溶性ビタミン類も摂取することが出来るので調理法としておすすめです。

サラダに

レンジ加熱したブロッコリーは栄養素が凝縮されていますので栄養満点です。他の野菜と合わせてサラダにして召し上がってください。カロリーが気になる方はドレッシングをローカロリーのものにすると良いでしょう。

まとめ

この記事をまとめると

  • ブロッコリー100g中にビタミンCは120mgほど含まれており、ビタミンCの一日に必要な摂取量は男女ともに最低1日100㎎ですので100グラムも食べれば1日の必要量を満たせます
  • 残念ながら水溶性ビタミン類であるビタミンCは体にためておけないビタミンなので、一度にたくさん食べても尿として身体から排出されてしまうため、3食の食事でバランスよく分けて食べることで吸収していきましょう
  • 他にも豊富な蛋白質や、βカロテン量の多さ、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、カルシウム、食物繊維などが多いです
  • 栄養価が高い上に一株食べても40kcal程度と、とても低カロリーです
  • 冷凍野菜は高度なブランチング処理と超低温保存をおこなっていますので、栄養の低下や野菜の劣化はありません
  • 冷凍野菜は下処理が済んでいるため洗う必要がなく、スープなどの煮込み料理に冷凍のまま入れるだけで解凍可能です
  • 油と一緒に炒めたり、フライパンで蒸し焼き、手順を守りながら電子レンジ加熱をすることで冷凍ブロッコリーの栄養素を失わずに美味しく食べることができます

ブロッコリーは大変栄養に富んだ野菜ですので是非美味しく召し上がっていただけたらと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサードリンク