ブルーベリーは体にいいという話を、ほとんどの人は聞いたことがあると思います。ではいったいどのように体にいいのか、詳しくご存知ですか?そこで今回は
- ブルーベリーが体にいい理由
- ブルーベリーに含まれる栄養素
- ブルーベリーを食べることによる効果効能
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目次
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ブルーベリーが体に良い理由
まずは、ブルーベリーが体にいいと言われる理由について解説します。
栄養成分がとても豊富
ブルーベリーはあの小さな粒の中に、非常に豊富な栄養素が含まれています。
近年ではブルーベリーの栄養価の高さが評価され、スーパーフードとしても注目を集めているほど。
- ビタミンC
- ビタミンE
- 食物繊維
- ミネラル
- アントシアニン
ビタミンは言わずもがなとても大切ですが、なかなか簡単には摂りにくい栄養素ですよね。
食物繊維は近年その重要性が見直されており、従来の五大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)に加えて、第6の栄養素と呼ばれることも。
食物繊維は腸のはたらきを助けるだけでなく、摂りすぎた糖や脂質、ナトリウムを吸着・排出する効果があります。
糖や脂質の過剰摂取は生活習慣病の原因ともなるため、食物繊維を摂取することで生活習慣病の予防・改善効果が期待できるのです。
ミネラルはとても重要な必須栄養素のひとつ。
一言でミネラルと言ってもその種類は無数にあります。その中でも人体に必要なミネラルは必須ミネラルと呼ばれ、これは全16種類。
そのすべてを食べ物から必要なだけ摂取することは、非常に難しいものです。
ですがブルーベリーを定期的に食べることで必須ミネラルの一部が摂れるのはとても素晴らしいことですよね。
血圧を下げる
ブルーベリーにはたくさんの栄養素が含まれています。
そのひとつひとつももちろん必要なものなのですが、複数の栄養素の組み合わせによってさらなる相乗的な効果が生まれます。
米ハーバード大学の研究によると、毎日生のブルーベリーを食べ続けることで血管機能が改善し、血圧が低下することがわかったそうです。
またその改善効果は、一般的な血圧薬の効果と同程度とされています。驚きですよね。
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ブルーベリーの主な栄養素
次はブルーベリーに多く含まれる、主な栄養素についてご紹介します。
ポリフェノール
ブルーベリーの栄養成分としてもっとも重要なものがポリフェノールです。
ブルーベリーにはアントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンとはポリフェノールの一種で、青色の色素のことです。ブルーベリーの青色はこのアントシアニンによって生まれています。
ポリフェノールとは、植物が自分自身を有害物質から守るために生み出している抗酸化物質のこと。
ポリフェノールにはたくさんの種類があり、その中の1つがアントシアニンです。
アントシアニンは目の機能回復に効果があるとされています。眼精疲労や眼病の予防・改善などあらゆる効果が期待できます。
またアントシアニンには強力な抗酸化力があります。この抗酸化作用によって、あらゆる病気や機能の向上・回復が見込めるのです。
ビタミン類が豊富
ブルーベリーにはビタミンも豊富に含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、ビタミンEには抗酸化作用があります。
どちらも肌の健康を保つのに欠かせない栄養素で、若返りのビタミンなどと呼ばれることもあります。
抗酸化作用とは、体のサビを取るはたらきのこと。
体に溜まった不要物は少しづつ酸化し、それがサビた状態になります。そうなると体の中の機能が正常にはたらかなくなってきます。
抗酸化作用のある食べ物を摂取すると体の新陳代謝がスムーズに行われ、元気な細胞がつくられます。
結果としてお肌の細胞の活性化にもつながるので、美肌やアンチエイジングの効果が期待できるのです。
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ブルーベリーの体への効果
ブルーベリーを摂取するとどのような良い効果があるのか、解説します。
腸や目に作用する
ブルーベリーは食物繊維が豊富です。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、ブルーベリーはなんとその両方を含んでいるのです。
水溶性食物繊維は水を含むとゲル状に変化し、便をやわらかくしたり善玉菌を増やして腸内環境を整えるはたらきを持っています。
一方、不溶性食物繊維は水に溶けにくく腸まで繊維が届きます。これが腸を刺激し、便通の促進やデトックス効果があるのが特徴です。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンはポリフェノールの一種で、視機能の改善や眼病予防などの効果があると言われています。
疲れや加齢によって視機能は低下し、目がしょぼしょぼしたりかすんだり、ぼやけたりといったことが起こります。
それを改善してくれるのがアントシアニンなのです。
また最近の研究では、アントシアニンがブルーライトから目を守ってくれる、という結果も出ています。
心臓病のリスクを減らす
ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、これが活性酸素の生成を抑制するはたらきをします。
活性酸素が体内で過剰に増えると、細胞や血管の内壁が傷付けられます。するとそこを修復するために白血球などの血球成分が集まってプラークとなり、動脈の壁を厚くします。
これがはがれることによって動脈硬化が起こるのです。
ポリフェノールには、そのプラークが蓄積するのを防ぐはたらきがあると考えられています。
また血圧の上昇を抑制するはたらきもあるため、心臓病などの予防に繋がることもわかっています。
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ブルーベリーの効率的な食べ方
そんな体に良いブルーベリーですが、どのように食べるのが効率的なのでしょうか?
1日数回に分けて食べる
ブルーベリーに含まれるビタミンCやポリフェノールは水溶性で、その成分の有効時間はおよそ3~4時間です。
まとめて食べるよりは分けて食べることで、体に良い作用を長時間維持することができるんですよ。
加熱時は煮汁も一緒に食べる
ブルーベリーをジャムなどに加工する場合、その煮汁にも体に良い成分が流れ出ています。
それを捨ててしまってはもったいないので、必ず一緒に食べるようにしましょう。
水分は少なめにして長めに火にかければ、水分が飛んで扱いやすくなりますよ。
まとめ
ブルーベリーの効果効能について、ご理解いただけたと思います。
この記事をまとめると
- ブルーベリーには驚くほどの栄養素が含まれている
- ブルーベリーはその栄養価の高さから、スーパーフードとしても注目されている
- 美肌やアンチエイジング、心臓病、眼病などに効果的
フルーツでここまでの素晴らしい効果を得ることができるなんて、他にはあまりないですよね。
ブルーベリーはそのまま食べられてとても続けやすいので、ぜひ毎日の食生活に積極的に取り入れてみてくださいね。
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