家庭果樹として、植えつけから摘み取りまで楽しめるブルーベリーの栽培は、いかかがでしょうか⁉︎ 初心者向けに栽培しやすい品種ホームベルについて紹介します。
- ホームベルとは
- 受粉樹とは
- ホームベルと相性の良い品種は?
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目次
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ホームベルとは
そもそもブルーベリーとは、ツツジ科、スノキ属に分類される落葉性の低木果樹です。さらに分類すると3種類あり、栽培用は、ハイブッシュ系ブルーベリーとラビットアイ系ブルーベリーの2種です。もう1種は、ローブッシュ系ブルーベリー、アメリカ北東部からカナダ南東部に生息している野生種です。
ラビットアイ系ブルーベリーの中でも家庭栽培向きに普及している品種のひとつになります。
特徴
ひとことで言うなら、病害しにくく丈夫で育てやすい品種です。また、暑さに強く乾燥にも耐えられます。果実は、やや小さめでもたくさんの実をつけた甘味のある品種です。収穫時期は7月中旬から8月頃まで楽しめます。寒さに弱く、関東以南での栽培が適しています。
使い方
ホームベルは、受粉樹としても使います。実をつけるためには、受粉が必要となります。そのためには、同じラビットアイ系の異なる品種を2本以上用意し植えます。また、大きく育てたい別の品種の挿し木としても使われています。
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受粉樹とは
植物は、自身の花粉で受粉して実をつけるものとつけないものがあります。ラビットアイ系のホームベルは、後者になります。受粉させるためには、2本以上の苗木が必要ということです。
受粉しない原因は?
受粉しないで、ブルーベリーの実を楽しめなかったということにならないように、受粉しない原因も探っていきましょう!水を十分与えることが、大切です!ブルーベリーの根は、浅いため水切りを起こしやすいのです。また、乾燥が嫌いです。ブルーベリー専用の土に植え付けることも大事です。
酸性の土でないと栄養素を吸収できず、花や実がつきにくいのです。肥料も同じようにブルーベリー専用にしましょう!そして、日当たりよい場所を選んで植えるのも忘れないでください。
受粉させる方法
通常であれば、蜂などの昆虫の手助けが必要となります。ただ、都会部では、花粉を運ぶ蜂の姿を見かけることがありません。そこで人工授粉を行います。タイミングは、花が咲き始めたら、すぐに行います。用意するものは、耳かきと黒いお椀です。
花の下にお椀を寄せ、枝を軽く揺すります。黒いので花粉が落ちたのが、よくわかります。これを繰り返し花粉を集めます。そして、耳かきの梵天を使って別の樹の花にポンポンと優しく花粉をつけます。花が早く枯れたら、受粉は成功です。
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ホームベルと相性の良い品種は?
ブルーベリーの品種は、3種に分かれて約300種類ちかくあります。その中からホームベルと相性の良い品種はどのブルーベリーでしょうか?初心者にも育てやすいといわれている2品種を比較してみましょう!
デューク
デュークは、ハイブッシュブルー系ブルーベリーです。果汁が豊富で甘みと酸味のバランスがとれた、たいへん人気のある品種です。収穫時期は6月ごろになります。寒冷地向きのブルーベリーです。
ティフブルー
ティフブルーは、ラビットアイ系ブルーベリーです。果実は、大粒で甘味もあり、たくさんの実をつけます。病気しにくく丈夫、初心者にも育てやすい品種です。収穫時期は、7月頃から9月中旬まで楽しめます。寒さに弱く、乾燥には強いです。
デュークとティフブルーを紹介しました。
相性がいいのはどちら?
さてホームベルと相性の良い品種は、どちらになるでしょうか?選び方のポイントは、同じ系統の品種を選ぶことです。ホームベルであれば、ラビットアイ系ブルーベリーです。デュークとティフブルーであれば、ティフブルーが、ラビットアイ系ブルーベリーになります。
同じ系統であれば、開花時期が重なり人工授粉が可能になります。また、耐寒性なのか耐暑性なのかで成長の差がことなります。その土地の気候に合うブルーベリーを選ぶようにしましょう。苗木専門店であれば、同系種のセット販売してるところがあります。系統を確認して購入するようにしましょう!
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まとめ
ホームルは、ラビットアイ系ブルーベリーです。同系種のブルーベリーであれば、受粉樹や挿木として使うことができます。植える際にも、必ず同系種のブルーベリーと一緒に植えることとブルーベリー専用の土、肥料を使用しましょう。
受粉は、花の下に黒いお椀を寄せ耳かきの梵天を用意し花粉を集め別の樹に集めた花粉をつけてブルーベリーを実らせましょう。
この記事をまとめると
- ブルーベリーには3種類ある。栽培用はハイブッシュ系ブルーベリーとラビットアイ系ブルーベリーの2種、もう1種はローブッシュ系ブルーベリー
- ホームベルと相性の良い品種は同じ系統の品種を選ぶこと
植えてから摘み取りまでのブルーベリーの移り変わりをぜひお楽しみください!以上となります。
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