ブラックタイガーを解凍するときに注意するポイントは?様々なエビの特徴とは

皆さんは冷凍のエビを使って料理したことはありますか?エビは下処理が非常に面倒な食材ですので、処理されている冷凍エビを買って調理することが多い食材なのではないでしょうか。

一口に冷凍エビと言いましても様々な種類があり、バナメイエビやブラックタイガーなどの様々な品種があります。実は冷凍のエビにはそれぞれ特徴があるので、自分が作りたいと思っているものにあったエビを選ぶ必要があります。

今回はブラックタイガーやバナメイエビなどの冷凍エビの特徴や上手な解凍方法について紹介していきたいと思います。

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そもそもエビってどんな食材?

まずはそれぞれの品種をする前にエビはどのような食材なのかについておさらいしていきましょう。

分類 甲殻類
旬の時期 秋~春(10~5月)
主な漁獲地 北海道
漢字表記 海老、蛯

エビの種類は世界中の物を合わせて3000種類以上もいると言われています。そのうち日本で食用として出回っているものは20種類ほどです。その中でもよく見るエビはブラックタイガー(別名うしエビ)、バナメイエビ、アルゼンチン赤エビです。

ブラックタイガーとは

冷凍エビの中で一番メジャーな品種なブラックタイガーは名前のとおり見た目は黒味が強いエビです。しかし茹でると綺麗な赤色に変化します。高級エビと知られている車エビの味に非常に近いと言われており、車エビよりも安価で仕入れることのできるブラックタイガーは非常に人気の高いエビになっています。

〇大ぶりでプリッとした食感が特徴的でエビフライ、エビチリなどに使用されることが多いです。

バナメイエビ

ブラックタイガーより柔らかい食感が特徴的でより安く手に入れることができるのが特徴です。その理由は、ブラックタイガーよりバナメイエビの方が成長が早く、病気にも強いといったような点から養殖しやすいからです。どちらも美味しく味の違いはほとんどありませんが、ブラックタイガーと比べると身がやわらかくプリプリとした食感が持ち味です。空も柔らかいため頭や尾っぽも料理によっては食べることができます。

〇ガーリックシュリンプや唐揚げなど姿が残っている状態で作る料理に向いています。ちなみにむきエビとして販売されているのもこの品種がほとんどです。 

アルゼンチン赤エビ

ブラックタイガーやバナメイエビは養殖ものがほとんどですが、アルゼンチン赤エビは全て天然ものです。アルゼンチン赤エビの最大の特徴は刺身としておいしく食べることができることです。バナメイエビやブラックタイガーと比べても安価で購入しやすいのもメリットのひとつです。どうして外国産のエビを生で食べれるのかと言うと、アルゼンチン赤エビは冷凍する漁港のすぐ近くで大量にとれるので鮮度を落とさず輸入ができるからです。

〇生で食べるのが主流ですが、もちろん火を通して召し上がることが可能なため万能食材と言われています。回転寿司でもアルゼンチン赤エビはよく見かけますね。

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冷凍エビを美味しく解凍する方法 

ここまでエビの種類やおすすめの食べ方について解説してきました。もしあなたがエビフライを作りたいと思うのであればブラックタイガー、鶏の唐揚げを作りたいと思うなら体が柔らかいバナメイエビ、生のぷりぷりとしたエビを楽しみたいならアルゼンチン赤エビを選ぶと良いでしょう。

次の項目では冷凍エビの美味しさの要となる「解凍方法」について紹介していきます。

ドリップに注意!?

エビやカニなどの魚介類を解凍するときに注意したいのが「ドリップ」と呼ばれる溶け出た水分のことです。解凍する時はドリップに気をつけて解凍しないと臭みの原因になると言われています。

冷凍食材を解凍する時はなるべくドリップを出さない、ドリップに使わせないようにするといった配慮すると、一気に美味しさが跳ね上がります。

ドリップとは?
冷凍した食材から出てくる水分のことで、タンパク質や旨み成分が主に含まれています。肉や魚介類からは透明ではなく赤い色のドリップなどが出るケースが多いです。ドリップが出てしまった食品は味や栄養などに大きな変化が起こり、品質の低下につながるといわれています。

 

基本的にドリップが出てしまった食材は調理した時にパサついた食感になってしまいます。またドリップには栄養素がたくさん詰まっているので、非常に細菌が繁殖しやすい環境です。放っておくとすぐに鮮度が落ちていきます。

氷水で解凍するのがおすすめ

なるべくドリップが出ないようにする解凍方法とは、「氷水で解凍する」方法です。ジッパー付きの保存袋にエビをパックごと入れてしっかり空気を抜いてから氷水につけて行きます。低い温度をキープしながら解凍することができるので、ドリップが出にくくかつ自然解凍よりもスピーディーに解凍することができます。

塩水で解凍するのがおすすめ

氷水で解凍する時間がないという方は、「塩水解凍」がおすすめです。海水と同様の塩分濃度(約3%)の塩水を作り、冷凍エビを塩水にいれることで解凍していきます。真水で解凍してしまうと浸透圧の関係でエビの中から必要以上に水分が出てしまうので、パサパサな食感になったりエビの旨みが逃げてしまいます。

時間が許すのであれば氷水でゆっくり解凍しする方がお勧めですが、時間がないのであれば塩水解凍で冷凍エビを解凍するようにしてください。解凍し終わったエビはキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取っておき、早めに料理に使うようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?エビにはたくさんの種類がありそれぞれに合った料理法があります。今回の記事で学んだことを活かして、自分にあったエビを選ぶようにしてくださいね!おいしいエビを食べるためにも解凍方法を意識してみてくださいね!

この記事をまとめると

  • 海老は世界中に3000種類以上も存在しており、日本で食べられるのは20種類程度
  • ブラックタイガーはエビフライやエビチリなどを作るときにオススメなエビ
  • バナメイエビはガーリックシュリンプや唐揚げなどを楽しみたいときにオススメ
  • アルゼンチン赤エビは生で食べると甘くて美味しい!
  • 冷凍エビを解凍するときはドリップに注意しよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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