日本では多くは流通していない果物である「ブラックベリー」。あまり流通しないのは熟してからが食べ頃になるため、栽培してから流通する時間がタイトだからだそうですよ。そのため、自宅で栽培している方も多いみたいですね。そんなブラックベリーについて今回は以下の内容に沿ってご紹介していきます。
- ブラックベリーとは
- 栄養・効能
- 摂取目安
- 他のベリー類との比較
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目次
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ブラックベリーとは
あまり身近ではない果物であるブラックベリーですが、一体どんな果物なのでしょうか?
種類
ブラックベリーは、有名なラズベリーと同じ「木いちご」の仲間です。ラズベリーは非常に酸味が強く苦手意識がある方も多いようですが、ブラックベリーはラズベリーよりも甘く、そのままでも美味しく食べられます。
特徴
見た目はラズベリーそっくりな形ではありますが、色が違います。光沢がある真っ黒に近い色味です。色味が濃い果物はアントシアニンなどのポリフェノールを多く含んでいることで知られています。
一粒のカロリー
100g(約20粒)で43kcalのため、一粒は5kcal未満です。食べる量にもよりますが非常にカロリーは低い果物ではないでしょうか。カロリーは低いのですが、果物のため、糖質は高めです。糖質は100gあたり9.6gのため、食べすぎてしまうと糖質がオーバーする可能性があります。
効果効能
- ポリフェノール:ほとんどの植物に含まれている成分。抗酸化作用があり、免疫力向上、老化防止に効果的。
- 食物繊維:水溶性食物繊維が豊富。小腸での栄養素の消化吸収をゆるやかにします。有害物質を吸着して体外へ運びます。
- クエン酸:疲労を回復させるには欠かせない成分。血液サラサラ効果があると言われ、動脈硬化を予防します。
食べ過ぎても大丈夫?1日の正しい摂取量は?
果物のため、糖が多く含まれています。たくさん食べてはいけないことはないですが、食べすぎると「太ります」。適切な量は1日あたり50g程度(10粒)が良いのではないでしょうか。
ブラックベリーに含まれる糖質は100gあたり9.6gです。健康を維持するためには1食で摂取する糖質量を20~40gにすると良いと言われています。通常の食事で簡単に摂取量を超えてしまいます。ダイエット中の方は、果物を摂りすぎると食事量を必然的に減らさなければならなくなりますので、果物で摂取する糖質は1日5g程度に抑えておくと、健康にも良いですよ。
冷凍も販売
ブラックベリーは熟してから採取をする果物のため、生で販売されていることが少ないです。冷凍であれば、多くのスーパーにも置かれていることがあるので、手軽に食べるには冷凍されているブラックベリーの購入をおススメします。生で食べて見たい方は、大型スーパーに行ってみると置いてある可能性が高いので探してみて下さいね!
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アントシアニンとは
ブラックベリーに含まれている「アントシアニン」という成分は一体どんなものなのかご紹介していきます。
どんな栄養素
アントシアニンとはポリフェノールの一種です。ほとんどの植物に含まれている青紫色の色素成分を指します。有害な紫外線から守るためにあるとされています。アントシアニンは人間の体内で作られない成分のため、食事などから摂取をする必要があります。しかし、一度に多量に摂取をしても効果は短時間しか持続せず、体内にも蓄えておくことができません。アントシアニンの効果を実感したい場合は、多量に摂取するのではなく、少量をこまめに摂取すると良いですよ。
ベリー類との栄養比較
100gあたり | カロリー | 水分率 | 糖質 |
ブラックベリー | 43kcal | 88.1% | 9.6g |
ラズベリー | 41kcal | 88.2% | 10.2g |
ブルーベリー | 49kcal | 86.4% | 12.9g |
水分量が多いとそれに比例してカロリーも高いようですね。ブルーベリーが比較的カロリーや糖質が高めですが、どのベリー類も含有量は大きく変化はないようですね。ブルーベリーと比べるとブラックベリーは糖質が低いので、糖質制限中の方にはブラックベリーを食べることをおススメします。
まとめ
この記事をまとめると
- ブラックベリーは木いちご
- 栄養が豊富
- カロリーは低いが糖質が高い
- 1日の摂取目安は50g程度
いかがだったでしょうか。あまり日本では馴染みのない果物ではありますが、栄養が豊富で果物の中でも糖質が少ないので、甘いものを食べたいときに、おやつの代わりに摂取をすると非常に健康に良さそうですね!種が多いため、加工されているものが多いそうです。ブラックベリーのジャムやシロップなども販売されているようなので、まずは加工品からお試して食べてみても良いかもしれませんね!
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