紅生姜によるアレルギー症状　食べ過ぎで下痢･腹痛に?1日の摂取量

体に良い、薬効成分の高い生姜。その生姜を梅酢に漬けた漬物が紅生姜です。お好み焼きやたこ焼き、焼きそば、牛丼などに彩りを加えてくれる紅生姜ですが、稀にアレルギーを引き起こすそうです。また、食べ過ぎると様々な身体の不調が出るというのです。そこで今回は、

スポンサードリンク

紅生姜にアレルギーはある？

紅生姜は、原材料である生姜を食べやすくカットして赤く色づけした食べ物です。全国的に報告例が少ないものの、アレルギーは存在するようです。また、生姜自体も遅延型食物アレルギーの可能性を指摘されています。

紅生姜アレルギーの主な症状

症状的には「口腔アレルギー症候群」といって、食物アレルギーの一種になります。食後に口周りや口の中、喉、耳の奥などにかゆみや痛みを感じたり、赤く腫れたりします。症状は比較的軽いことが多いようです。

蕁麻疹

紅生姜でアレルギーを発症する場合はすぐに症状が出ない遅延型が多く、口にしてから数時間から数日間の間に反応が出てくるため、発見がしにくいと言われています。食べると毎回、手足や身体に蕁麻疹が出るようなときは遅延型アレルギーを疑ってみましょう。

下痢

生姜には食物繊維が多く含まれるため、食べ過ぎると消化器官に影響がでることがあります。適量の食物繊維は腸内環境を整えてくれますが、腸への刺激に敏感な人（過敏性腸症候群の方など）の場合は下痢を引き起こしてしまう場合があります。

腸の粘膜の一部が刺激されて、大腸のぜん動運動が活発になりすぎてしまい、水分を吸収しきれずに腸の中を通り過ぎることで下痢になるのです。

胸やけ

紅生姜の素である生姜は適量であれば吐き気を改善する効果がありますが、胃腸が弱っているときに生姜を食べ過ぎると胸やけを起こす可能性があります。

呼吸困難

紅生姜を食べた後、顔や口が腫れるような感じがしたり、呼吸が苦しくなったり、血圧が下がってくるとアナフィラキシーショックというショック状態になり、最悪の場合、亡くなることもあります。

アナフィラキシーショックは1分1秒を争う重症です。すぐに救急車を呼んで、救急医療施設へ搬送しましょう。

その他にも

スポンサードリンク

紅生姜の食べ過ぎは体に悪い？

食べ過ぎに注意が必要なら、食べ過ぎると身体にどのような症状が出るのでしょうか。

下痢･腹痛

紅生姜を食べ過ぎると消化器官に影響がでることがあります。 生姜にはジンゲロールという成分があり、胃腸を刺激するため、適量であれば薬効成分として身体によい効果があります。

しかし、食べ過ぎると胃を刺激して胃酸過多になったり、消化しきれなかった分が小腸に届き、下痢や腹痛を起こすことがあります。特に、胃腸が弱い人は下痢や腹痛、ガスがたまるといった症状がでる可能性があります。

塩分過多による高血圧

紅生姜は漬物の一種になりますので、塩分（食塩相当量）は、商品にもよりますが100gあたり5.0〜7.0g含まれています。どれくらいの塩分かというと、イカの塩辛の塩分量（6.9g）と同じくらいの多さなのです。

1日の摂取量目安は？

一般的に、1日の摂取量は10gまでが適量とされています。スライスなら5～7枚でしょうか。刺激が強く、塩分が多いため食べ過ぎには気を付けましょう。

まとめ

いかがでしたか？

紅生姜は意外に塩分が高く、食べ過ぎると思いがけない身体の不調につながることがあるようです。一度にたくさん食べず、適量を守って摂るようにしましょう。

スポンサードリンク