紅花油などに含まれるオメガ6脂肪酸の摂取には注意が必要?

サラダ油やオリーブオイル、アマニ油などを購入する際によく目にする『ω(オメガ)』。

『健康な体を維持するために必要な成分』であるということは、何となく想像ができますが、果たしてオメガがどのような効果や働きをするのかについては、詳しく知らないかたも多いのではないでしょうか。

今回は、近頃注目されている『ω(オメガ)』について徹底的に解説していきます!最後まで読んで頂き上手な油の摂りかたについて、しっかりと理解してくださいね。

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オメガとは

そもそも『ω(オメガ)』とはどのようなものなのでしょう?

下記で詳しく解説していきます!

脂肪酸の分類

『ω(オメガ)』とは、脂質の主成分となる『分類』を指します。

脂肪酸が他の形態の物質と結びつくことによって、身体の中で健康には欠かせない重要な働きをします。

脂肪酸の働きとは…?

  • 活動する際のエネルギー源
  • ホルモン・核膜・細胞膜などの構成
  • 皮下脂肪として、外部刺激から臓器などの保護
  • 脂溶性ビタミン(ビタミンA・D ・E・K)の吸収

また『脂肪酸』は下記の4種類に分類することができます。

  • 飽和脂肪酸
  • 一価不飽和脂肪酸
  • 多価不飽和脂肪酸
  • トランス脂肪酸

特に不飽和脂肪酸については、人体にとって良い働きをする成分ですが適切な摂取量については異なりが…。

それぞれの適切な摂取量を知ることがポイントとなります。

脂肪酸の役割とは?

人間の脂肪酸には…

  • 身体の組織を正常に機能させる役割
  • 身体のエネルギーとして機能する役割

上記の2種類があります。その中でも不飽和脂肪酸は特に人体にとってよい働きをしますが、適切な摂取量は異なります。

それぞれの特徴や適切な摂取量を知り、バランスを上手にとることが大切です。

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オメガの分類

栄養

オメガと一口に言っても3種類に分類されることはご存知でしたか?

下記では『オメガ3』・『オメガ6』・『オメガ9』について詳しく解説していきます!

オメガ3

体内では作ることができず、食品などから摂取する必要があるオメガ3。

魚に多く含まれている成分ですが、食の欧米化が進んでいる日本人にとっては近年では不足が問題視されている成分です。

アマニ油やえごま油に多く含まれるのがオメガ3です。

1日の適量目安としては、成人で1.6~2.2gほどとされていますよ。

オメガ6

オメガ3同様に体内では作ることができず、食品などから摂取する必要がある必須脂肪酸です。

サラダ油やごま油に加えて加工食品などにも多く含まれている成分です。

1日の摂取量目安としては、成人で8~11gほどとされています。

MEMO
一般的な植物油に加えて多くの加工食品にも含まれているので、比較的に過剰摂取しやすい成分と言われているそう。

オメガ9

体内で生成することができる脂肪酸であるオメガ9。

オリーブオイルやひまわり油、キャノーラ油などに多く含まれるとされています。

酸化しにくいため扱いやすく、日常的に取り入れやすいでしょう。

MEMO
サラダ油の代用としてオリーブオイルを使用することによって、オメガ6の摂取を抑えながらオメガ9を摂取することができますよ。オリーブオイルは生食でも風味が良くどの食品にも合わせやすいのが魅力です。

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オメガ6脂肪酸には注意が必要

体内での生成ができないオメガ6。健康を維持するには、摂取したい成分ですがそれと同時に注意すべきポイントも…。

下記で具体的に解説していきます。

紅花油などに含まれる

普段の食生活の中で口にする油には、『体を健康にする良質な油』と『体にとってはあまり良くない油』の2種類に分けられると言われています。

それでは『体を健康にする良質な油』と『体にとってはあまり良くない油』の正体とは何なのでしょうか?

『体を健康にする良質な油』とは…オメガ3という脂肪酸で、主に青魚(イワシやアジなど)・えごま油・クルミ等に多く含まれている脂肪酸です。

オメガ3には、炎症やアレルギー症状の抑制、血管拡張の作用があるとされており細胞や脳だけではなく皮膚や女性ホルモンなどへも良い働があるとされています。

それに対し『体にとってはあまり良くない油』とされているのがオメガ6。ごま油やサラダ油、紅花油に多く含まれている脂肪酸です。

オメガ6には、炎症やアレルギー症状の促進を促したり血液を固める働きがあると言われています。

摂り過ぎてしまう可能性が高い

上記でも解説したとおり、ごま油やサラダ油、紅花油などに多く含まれている脂肪酸であるオメガ6。

普段口にする油脂製品の大半に含まれている他にも、フライドポテトやカップ麺類などの加工食品にも多様されています。

そのため、他の脂肪酸と比べ摂り過ぎてしまう可能性が高い成分。普段の食生活でも意識的に注意する必要があります。

オメガ3を積極的にとるように意識

油の摂取時にはオメガ3とオメガ6のバランスが重要です。

…というのもこの2つは共に必須脂肪酸とされていますが、体内では生成できない成分。2つの必須脂肪酸をバランス良く摂取することで私たちの体は健康的に維持されています。

近年では食生活の変化に伴い、オメガ6を過剰摂取しやすく結果的に心身共にさまざまな影響をもたらすことも…。

健康的な体を維持するためにも、オメガ3を積極的にとるように意識付けしましょう。

MEMO
オメガ3とオメガ6の理想的なバランスは1:4であるとされています。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は近頃注目されている『ω(オメガ)』について徹底的に解説しました。

この記事をまとめると

  • オメガは『オメガ3』・『オメガ6』・『オメガ9』に分類される
  • オメガ3・オメガ6は体内生成ができないが、オメガ9は体内生成ができる
  • オメガ6の過剰摂取は人体にとって有害な働きをする場合も…。オメガ3との摂取バランスが重要である

「油」と一括りにしてもさまざまな種類があり、含まれている成分にも異なりがあります。

この機会に普段の食生活を見つめ直し、健康的な体作りを目指してみてはいかがでしょうか。

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