甘夏の枝変わり品種として知られている「紅甘夏(べにあまなつ)」は、甘夏に比べて表皮が“薄い紅色”をしているため「紅甘夏」と呼ばれています。
近年、注目されている高級フルーツの1つとして主な生産地“鹿児島ブランド”の果物でもあります。
- 紅甘夏(べにあまなつ)とは、どんな柑橘?
- 紅甘夏が酸っぱい!甘くする方法とは??
- 酸っぱく感じる紅甘夏を、甘~く美味しく頂ける方法3つをご紹介!
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紅甘夏とは
紅甘夏は主に
ブランド紅甘夏の「出水の紅甘夏」も高級フルーツとして知られています。
特徴
紅甘夏は
- 大きさは一般的な甘夏と同じくらい
- 表皮は、甘夏に比べて淡い赤みがかっている
- 果汁が豊富でジューシーさがある
- 含まれる栄養素は、基本的には甘夏と同じ
- 甘夏よりも甘く、酸味がまろやか
などの特徴が挙げられます。
味
紅甘夏の味わいの特徴は
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甘くするには?
ここからは、甘夏に比べて“強い甘味を感じられる紅甘夏”が酸っぱい!といった時にお試し頂きたい方法をご紹介していきます。
追熟
追熟とは
酸抜きの仕方は
箱詰めなどをされて大量にある場合は、定期的に箱内の紅甘夏を入れ替えるなどを行うことで水分が出たりカビが生えるなどが起こらないでしょう。
砂糖漬け
酸っぱいと感じる紅甘夏は是非「砂糖漬け」にすると、甘くて美味しくなり食べやすくなりますよ。
- 紅甘夏の皮を剝く
- 果肉をお皿に乗せ、砂糖をかけ全体に馴染ませるようにする
- 半日~1日程度置いておき、完成
出てきたたくさんの水分は、そのままジュースにして頂いたりゼリーにして頂くと美味しいですよ。
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甘くない紅甘夏の食べ方
ここからは甘く感じにくい“紅甘夏”を美味しく頂けるおススメのレシピを3つご紹介していきますので、是非参考にされてくださいね。
ジャム・マーマレード
紅甘夏を使用した“ジャム・マーマレード”はほのかな酸味と凝縮された甘みが美味しいですよ。
- 甘夏の外皮は千切り、重量を測っておく
- たっぷりのお湯で、外皮を3分程度茹でる(茹でることで苦味が和らぐ)
- 茹で上がったら水でサッと洗い、たっぷりの水に30分程度さらす
- 甘夏の果肉と薄皮を準備し、種を取り除いておく
- 外皮と果肉・薄皮の重量に対して4~5割の砂糖を用意し、3の水気を良く切っておく
- 鍋に全ての甘夏と砂糖を入れて、よくかき混ぜながら加熱する
- アクをとり除きながら、約10~12分程度煮詰めたら完成
出来上がりは緩めのジャムですが、冷蔵庫に入れて冷ますことでトロリと固まってくるので大丈夫ですよ。
サラダ
いつもの野菜サラダに紅甘夏をプラスするだけで、彩り豊かでフレッシュな美味しさを楽しめるサラダに大変身します。
- 紅甘夏は皮剥きをし、果肉を取り出しておく
- サラダに使用するレタスなどの野菜を食べやすい大きさにちぎっておく
- 砂糖・りんご酢・オリーブオイル・塩胡椒・粒マスタードで作ったドレッシングをかけて完成
ドレッシングは食べる直前にかけると、水っぽくならずに頂けますよ。
シロップ漬け
紅甘夏を丸ごと使って頂ける“紅甘夏のシロップ漬け”は、夏バテ気味の時などに炭酸水で割ってソーダにすると喉越しも良く気分爽快ですよ。
- 煮沸消毒しておいた瓶と、皮をよく洗った後に水分を拭き取った甘夏を準備する
- 甘夏を水平に皮ごと薄き切りしていく。その際、種とへたは取り除く
- 1の瓶に、甘夏と同じ重量分の氷砂糖と2の甘夏を4分の1ずつ重ねていく
- 蓋をしっかり締めて、毎日上下に揺すり氷砂糖を溶かすように寝かす
- 1週間程度で、氷砂糖がほぼ溶けていたら完成
お酒で割っても、グビグビといけちゃう味わいですよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 紅甘夏は主に鹿児島県、熊本県などで栽培されている甘夏の1つで、ブランド紅甘夏の「出水の紅甘夏」は高級フルーツとしても知られている
- 紅甘夏の味わいの特徴は糖度の高さで、一般的な甘夏と比べて紅甘夏は甘味を強く感じられ、酸味が少ない味わい
- 紅甘夏などの柑橘は基本的には追熟しない果物なため酸抜きを行うことで、甘くなる
- 酸抜きの仕方は直射日光を避けた冷暗所などで、そのまま置いておくだけ
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