ビーツは苦いしえぐみがあって不味い?美味しく食べる方法も紹介!

甘みがあると言われているビーツを食べたら、苦いしえぐみがあって美味しくなかった、こんな経験をした人もいるのではないでしょうか。苦味やえぐみがあるのはビーツが腐っていたからでしょうか?美味しく食べる方法は何かある?この記事では

  • ビーツの健康効果
  • ビーツはどんな味がする?
  • 美味しいビーツの食べ方

これらをテーマにお伝えしていきます。

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ビーツの健康効果

ビーツは「食べる輸血」「奇跡の野菜」と呼ばれるほど栄養豊富な野菜で、ビートルート火焔菜とも呼ばれます。ヒユ科フダンソウ属の根菜で赤かぶのような見た目をしており、赤紫色・黄色・白など様々な色の品種があります。ビーツはカリウムや鉄といったミネラルや、葉酸、ベタイン、ポリフェノール、硝酸イオンといった栄養素が含まれるスーパーフード。ヨーロッパなどでは人気が高く、ビーツのチップスが売られていたりおやつとしても食べられています。

むくみ解消

ビーツに含まれるカリウムの含有量は、レタスやトマトの2倍以上です。カリウムには、余分な塩分を排出する働きがあります。塩分の摂り過ぎによる高血圧やむくみの予防、改善に効果が期待できます。

骨粗鬆症予防

ビーツには、歯や骨の形成に欠かせないカルシウムやマグネシウムも含まれています。骨粗鬆症の予防に効果的です。

動脈硬化予防

ビーツに含まれる硝酸塩は体内に入ると硝酸イオンとなり、NO(一酸化窒素)へと変換されます。NOは血液の流れを良くすると共に血管を緩めて拡張させます。パントテン酸は血液中の善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを抑える作用があります。この働きによって動脈硬化の予防へと繋がります。

アンチエイジング

ビーツに含まれるベタシアニンというポリフェノールとベタインには、強い抗酸化力があります。活性酸素を取り除き、細胞のダメージを修復してくれる働きがあり、アンチエイジング効果ができます。

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ビーツはどんな味がする?

ビーツは甜菜の仲間で、ショ糖を含んでいます。野菜の中では甘い部類に入りますが、根と葉の部分は独特な味がします。また、ビーツを食べると土臭さやカビ臭さを感じることがあります。土臭さやカビ臭さの原因は、ビーツに含まれる成分ジオスミンです。臭いを抑えるには、酢やレモンなどの調味料と合わせましょう

根の部分が苦い

ビーツは主に根の部分を食べますが、生で食べると苦味を感じることがあります。加熱することで甘みが増す野菜なので、苦味が苦手な場合は茹でたり煮込んだりして食べるようにしましょう。

葉はえぐみがある

ビーツの若い葉はクセがなくベビーリーフとして生で食べられますが、葉が大きく育つとえぐみが出てくるので食べないことが多いです。しかし、ビーツの茎や葉も栄養素がぎっしり詰まっています。えぐみを抑え、栄養素と特有の色味も生かして食べるには蒸すのがおすすめです。蒸し上がった茎や葉はサラダやきんぴらなど、様々な方法で美味しく食べることができますよ。

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美味しいビーツの食べ方

最近は日本でもビーツの人気が高まり、生や缶詰が売られているのを見かけるようになりました。まだ身近な食材ではないので調理方法や食べ方を知りたい人も多いのではないでしょうか。ビーツを使った代表的な料理といえばロシアの伝統料理ボルシチです。ボルシチのように、ビーツは加熱調理して食べるのが一般的です。火を通して下ごしらえすると臭いを抑え、甘みを引き出すことができます。

皮ごと茹でる

火を通して食べるときは、ビーツの栄養ときれいな色を逃さないために皮ごと調理しましょう。お酢大さじ1〜2杯とよく洗ったビーツを丸ごとお湯を沸かした鍋に入れ、弱火で40分から1時間ほど好みの固さに茹でます。お酢はビーツのきれいな赤色を保つためです。茹で上がったら流水にさらして調理に使いましょう。ビーツの皮をむいたり切るときに、手やまな板が赤くなるので驚くかもしれません。まな板に付くとなかなか色が落ちないので、キッチンペーパーや牛乳パックを開いたものの上にビーツを乗せて切ると色移りを防ぐことができます。

皮ごとレンジで蒸す

電子レンジを使う下ごしらえ方法もあります。よく洗ったビーツをすっぽり入る大きさの耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして6〜7分加熱するだけ。固すぎたら追加で加熱します。

皮ごとオーブンでロースト

土臭さを消すにはオーブンでローストする方法がおすすめです。180℃に予熱したオーブンによく洗ってアルミホイルで包んだビーツを入れ、40分から1時間ほどローストしてしっかり中まで火を通します。固い時は追加で加熱して、竹串が中までスッと通る固さまで熱を加えましょう。

缶詰めという手も

最近では缶詰のビーツも販売されています。下ごしらえが面倒な場合は缶詰を使うのもいいでしょう。茹でであるのですぐに調理でき、便利で時短にもなりますよ。

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まとめ

ビーツの健康効果と、苦くてえぐみのあるビーツを美味しく食べる方法についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • ビーツにはむくみ解消、骨粗鬆症予防、動脈硬化予防、アンチエイジングなど、様々な美容・健康効果が期待できる
  • ビーツの根は苦く葉はえぐみがある、加熱すると甘みが増して美味しく食べられる
  • ビーツを美味しく食べるには、蒸す・電子レンジで加熱・オーブンでローストのように火を加えて下処理をする、缶詰を使うのもおすすめ

生で食べると苦味やえぐみを感じるビーツは下ごしらえが重要です。栄養豊富なビーツを様々な料理に取り入れて、美味しく食べてくださいね。

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