晩白柚の味はどんな感じ?皮も食べることができる?美味しく食べるアレンジレシピ

皆さんは晩白柚という果物を食べたことはありますか?東京の方だとほとんど見ることがない柑橘類ですが、九州の地方だとかなりメジャーな柑橘類です。九州に住む親戚がいる人なら、一度は晩白柚を贈り物でもらったことがある人がいるのではないでしょうか。

晩白柚は名前もユニークですが、見た目もかなり特徴的な形をしています。今回の記事では晩白柚とはどのような果物なのか、味や栄養素について解説していきたいと思います。

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晩白柚とはどんな果物?

皆さんは晩白柚(ばんぺいゆ)という単語を聞いたことはありますか?そもそも場所によっては晩白柚の存在すらあまり馴染みのないという人も少なくないと思います。

晩白柚は分担などと同じザボンの一種で、柑橘系の中では最大級で世界最大とも言われている果実です。その大きさはなんと20~25㎝ほど!重さは1.5~2.5kgにもなり、大きいものだと3kg以上にもなると言われています。見た瞬間に、ほとんどの方はびっくりする大きさです。

日本に来たのはいつ?

元々晩白柚の原産地はマレー半島です。日本に導入されたのは大正9年の熊本県八代郡東陽村の植物研究科である島田弥市さんという方が、ベトナムから発見したものを持ち帰って栽培と普及に努めたものです。そんな島田さんの努力があったのですが当時はなかなか広まらなかったようですね。

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晩白柚の特徴

晩白柚は皮が非常に厚く数センチにもなります。表の革の内側に柔らかい綿のような部分があり果肉は元の大きさからすると非常に小さく感じます。このように言うと食べることができる部分が少ないのでもったいない気もしますが、果肉だけでも通常のグレープフルーツかそれ以上の大きさにもなります。

糖度は12度前後くらいあり、酸味にも穏やかなのでとても食べやすいのが特徴です。食べた後の下に残る感じもほとんどありません。

一切れでもかなりの大きさがあるので、非常に食べ応えがあるのも晩白柚のポイントですね。

主な産地はどこ?

晩白柚は主に熊本県で栽培されています。平成21年では全国の96%の晩白柚が熊本県で作られています。僅かながら鹿児島県や大分県などでも作られており、九州の方では比較的メジャーな柑橘系としてスーパーに販売されています。

食べ頃はいつ?

晩白柚には12月頃から収穫が始まり、収穫した後に2週間ほどビニールハウスで追熟させて色を出したり酸味を抜いてから出荷されます。このような作業を通すので食べ頃は1月~3月くらいになります。

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晩白柚の味は?

晩白柚は購入してからもう少し追熟させて食べるのが美味しいと言われています。購入したばかりの晩白柚はヘタが緑色だったり外から触ってみると皮がまだ硬い場合が多いです。なので買ってからも一週間程度様子を見てヘタが茶色くなって手で触れた時の感触が柔らかくなっていれば食べ頃と言えます。

一口食べてみると柑橘類には珍しいサクサクとした歯ごたえを感じることができます。甘味と酸味と苦味が複雑に絡み合って、とってもおいしく食べることができますよ!独特の食感にはまってしまう人が続出しています。

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晩白柚の栄養素と効果

晩白柚にはクエン酸やペクチン、ナリンギンといった独特の栄養素が豊富に含まれています。クエン酸は皆様もご存知の通り、体内の酸性物質である疲労物質を減少させる効果や、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。

ペクチンは整腸効果が強い成分であり便秘や下痢に効果的とされています。ナリンギンはビタミンCと協力することによって血液をサラサラにして血管を強くする効果があるとして最近注目を集めている成分です。主に皮の部分や、皮に近い果肉に多く存在しています。

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晩白柚のアレンジレシピを紹介!

晩白柚のコンフィチュール

晩白柚はコンフィチュールにすると爽やかな味わいを保ったまま美味しく食べることができます。 コンフィチュールを作るには晩白柚の果肉と果汁、そして捨ててしまいがちな晩白柚の皮を使います。

苦味を取るためのゆでこぼす回数が少し増えてしまいますが、皮をつかうと栄養価の高いコンフィチュールが作れるので是非チャレンジしてみてください。

晩白柚の皮の砂糖漬け

晩白柚の皮はどうしても捨ててしまいがちですが、砂糖漬けにして食べるととってもおいしく食べることができるんですよ!チョコレートでコーティングしたピールチョコなどにするのもとってもオススメです!

晩白柚の皮とは思えないくらいフワフワで柔らかい食感は、一度食べたら絶対ハマってしまうこと間違いなしです!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 晩白柚は世界最大の大きさの柑橘類
  • 日本では九州地方で主に栽培されている
  • 苦味と甘みと酸味が複雑に組み合わされてとても美味しい味わい
  • 柑橘類には珍しいサクサクとした食感が面白い
  • そのまま食べる以外にもコンフィチュールを作ったり皮の砂糖漬けにするのがおすすめ! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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