バナナと相性のいいフルーツは?逆に一緒に食べてはいけないものは

一年中スーパーで手に入り、皮をむくだけで手軽に食べられるバナナ。様々なデザートでもよく目にしますね。でも、実は相性の悪いフルーツがあるってご存じですか?栄養豊富なバナナだから、せっかくなら効果的に摂取したい!

そこで今回は、

  • バナナの栄養素
  • 栄養効果を高める組み合わせのポイント
  • バナナと相性のいいフルーツと期待できる効果
  • バナナと一緒に食べてはいけないもの
  • バナナの保存方法

これらのテーマについてご紹介いたします。

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バナナは栄養豊富って本当?

主食にもなれる!頼れるエネルギー食材

バナナは、ブドウ糖と果糖、ショ糖など様々な種類の糖質を含んでいます。

種類によって体内でエネルギーに変わる速度が異なるため、即効性と持続性を併せ持つ優れた糖質の供給源だと言われています。そのため、スポーツ選手が積極的に取り入れたり、消化吸収の良さから小さな子どもや病み上がりの方の主食代わりにもなります。

また、一緒に含まれている食物繊維には糖質の消化速度を緩やかにする働きがあるため、腹持ちが良いのも特徴です。

豊富なビタミン類は美容効果も

ビタミンB1、ビタミンB2は体内のエネルギー代謝に大きく関わり、疲労回復効果が期待できます。

美容ビタミンといわれるビタミンBや体内でカロテンから変換されたビタミンAは『美容ビタミン』と呼ばれ、肌のキメを整えてシミ・しわを改善したり、爪や髪の毛、粘膜の健康を保つ働きがあります。

バナナに含まれる食物繊維には、ペクチンとオリゴ糖があります。ペクチンの作用によって食べたものはゆっくりと腸内を移動し、血糖値の急激な上昇を抑えます。オリゴ糖は腸の中で善玉菌の栄養に変化し、腸の働きを良くするビフィズス菌などを増やすことで整腸作用が期待でき、美肌の大敵である便秘対策にも有効です。

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こんな効果も!?カリウムで血圧コントロール

バナナには、多くのカリウムやマグネシウムが含まれています。カリウムは、体内の余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあり、高血圧やむくみの解消、運動中に筋肉がけいれんするのを予防する効果が期待できます。また、マグネシウムはカルシウムとともに骨の形成と維持を助けます。

黒くなっても捨てないで

赤ワインや緑茶に多く含まれているポリフェノール。実はバナナにも含まれています。ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、活性酸素などの有害物質を無害に変え、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果的だといわれています。

このポリフェノール、熟したバナナほど含有量が高いので、熟して黒い点(シュガースポット)が出てきたバナナがおすすめです。また、捨ててしまいがちなスジの部分にも高いポリフェノールが含まれています。

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バナナと相性抜群のフルーツはこれ!

みかん

便秘の予防と解消には、みかんと一緒に食べるのがおすすめです。みかんには、ペクチンが豊富に含まれています。

ペクチンは水に溶けるとゼリー状にかたまるため、便秘の時は水分のなくなった便を軟らかくして排便を促進したり、反対に下痢の時にはゼリー状の膜になって腸壁を守ります。また、腸の中でドロドロとしたゲル状になることで、腸内をお掃除しながら排便を助ける働きがあります。

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キウイフルーツはバナナと一緒に食べてはいけないの?

ダメ

フルーツの食べ合わせを考えるとき、甘いフルーツと酸っぱいフルーツは一緒に食べない方が効果的という考え方があります。これは、生のフルーツに含まれている豊富な消化酵素の観点からです。

バナナには、デンプンを分解するアミラーゼ、キウイフルーツにはプロテアーゼというたんぱく質分解酵素が含まれています。それぞれが持つ酵素作用の違いが消化に影響を与え、栄養の吸収に悪影響を及ぼすのです.

一方で、バナナとキウイフルーツは一緒に食べた方が効果的と考える専門家もいます。カリウム豊富なバナナとキウイフルーツを一緒に食べることで、より塩分の排出を促進し高血圧予防につながり、さらにバナナに足りないビタミンCをキウイフルーツが補うというものです。

フルーツは単品で食べる

フルーツは、それぞれ単品で十分に消化の良い食べ物です。生のフルーツを食べることは、酵素を摂取するという観点からも有効なこと。フルーツは、できるだけ一種類を単品で食べ、どうしても一緒に食べたいときは上記を参考に、酵素や食べ合わせのことを少し思い出してみてくださいね。

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おいしさ長持ち!バナナの保存方法

バナナは熱帯地域のフルーツなので、寒いところは苦手。人の気配のある台所やリビングに置くのが良いでしょう。

バナナは、自らエチレンガスを発生させます。これは、野菜や果物が分泌する植物ホルモンで、自らを熟成させる働きの一方、周りの他の野菜や果物に追熟の影響を与えます。

そのため、バナナは買ってきたままの房の状態で保管すると、となり合ったバナナ同士で追熟を進めてしまい、早くに黒っぽくなってしまうことがあります。おいしさを長持ちさせるためには、買ってきたバナナは1本ずつ房から切り離して保存するのがおすすめです。

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まとめ

「バナナの栄養」や「相性のよい食べ合わせ」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • バナナはとっても栄養豊富!
  • 相性の良いフルーツは、みかん
  • バナナと絶対に一緒に食べてはいけないものはないけれど、フルーツは単品で食べるのが効果的

皮をむくだけで手軽に食べられるバナナ。美容効果や高血圧予防など嬉しい効果も期待できますので、毎日のデザートにぜひ取り入れてみてくださいね。

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