「アスパラ」は、下処理の段階で茹でると茎が柔らかくなるので料理に使いやすくなりますが、「茹でないで食べる」こともできるのでしょうか?根っこに近い部分は繊維質が強くて硬いので、茹でないと食べられないのでは?と思う方も多いかと思います。そこで今回は、
- アスパラは茹でないで食べられる?
- アスパラを茹でない調理法
- 極太アスパラの食べ方
- アスパラの茹で時間
- 茹でずに美味しいアスパラの食べ方
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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アスパラは茹でないで食べられる?
アスパラは火が通れば食べられるので、「茹でないで食べることができます」!一番早く火が通るのは「茹でる」調理ですが、茹でない方法で火を通せば問題ありません◎
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焼く前に茹でる方法
冒頭でもお話しましたが、アスパラのベーコン巻きなど「焼く」料理の前に下茹でする方法があります。下茹ですることでアスパラの硬い茎に火が通り、その後の調理でも火が通りやすくなるための作業です。
しかし、焼く前に茹でるというのはかなり手間のかかる作業。時間のない時には面倒と感じてしまいますよね。そこで、アスパラを茹でない調理法をご紹介したいと思います。
アスパラを茹でない調理法
アスパラを茹でない調理法には、いくつかの種類があります。どれもアスパラに火を通すことができるので、わざわざお湯を沸かして塩茹でして…という作業の時短になりますよ。また、アスパラに含まれる栄養素をキープすることもできます。
そのまま炒める
アスパラは、茹でずにそのままフライパンで炒めてもOKです。太いアスパラの場合は完全に火が通るのに時間がかかってしまいますが、日本に売られているアスパラって細いものが多いですよね。直径1cm程度のアスパラであれば、そのまま炒めるだけでも問題ありません。
焼く
アスパラは、グリルなどで焼く方法もあります。フライパンで炒める時も火が通りやすく、BBQの時などにもおすすめです。
電子レンジ
アスパラは電子レンジを使って加熱する方法もあります。耐熱容器に入れたら少量の水を入れ、ラップをかぶせて600wで1分ほど加熱します。加熱しすぎるとアスパラがひょろひょろになってしまうので注意しましょう。
アスパラにはビタミンCなど水溶性の栄養素が含まれており、茹でることによってお湯の中に溶け出してしまいます。しかし。焼く・レンジでチンすることにより、栄養が流れ出るのを防ぐことができます◎
アスパラの栄養素
アスパラガスには、アスパラから発見されたアスパラギン酸や、ビタミンA・ビタミンB1・B2・ビタミンCなどのビタミン類に加え、妊婦さんには欠かせない葉酸も多く含まれています。
- アスパラギン酸:アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
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極太アスパラの食べ方
アスパラを茹でない方法をご紹介しましたが、「極太アスパラ」だとなかなか火が通りにくいです。穂先は柔らかいので早く火が通りますが、根っこ部分にいくにつれて繊維質は強く、硬いのでなかなか火が通りません。そんな極太アスパラを扱う時は、この方法がおすすめです。
フライパンで炒めて蒸す!
アスパラは茹でると栄養素が流れ出てしまうため、フライパンで炒めながら少量の水を加え、蓋をして蒸す方法がおすすめです。餃子を蒸す時と同じような感覚で、水を少し入れたら蒸し焼きにします。栄養素を流れださずに、極太アスパラを加熱する一番早い方法です。
アスパラの茹で時間は?
アスパラを茹でて調理したい!そんな時の茹で時間の目安を見てみましょう。細いアスパラ・太いアスパラなど、太さによって加熱時間は異なりますので、それぞれの茹で時間をご紹介します。
- 一般的なアスパラ…1分45秒
- 太めのアスパラ……2分30秒
茹で時間の差は少しですが、アスパラは茹で過ぎるとクタクタになってしまいます。太さによって茹で時間を工夫してみてくださいね。
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茹でないでも美味しいアスパラの食べ方
茹でないでも美味しいアスパラの食べ方をご紹介します。アスパラにはビタミンCやビタミンA・B1・B2が含まれているので、色々な料理にアレンジしてみてくださいね。
素焼き・一本焼き
アスパラは一本焼きや素焼きにすると、アスパラの味わいをじっくり堪能することができるのでオススメです。シンプルに塩胡椒で味付けしたり、ガーリックで大人風味にしたり、粉チーズをかけたりとアレンジは豊富です。
ベーコン巻き
アスパラガスをベーコンで巻く「ベーコン巻きは」、野菜とたんぱく質を一緒に摂ることができるので栄養バランスも◎でおすすめです。豚バラか薄めのロース肉で巻いても作ることができますよ。塩胡椒や醤油で味付けします。食べ応えが欲しい方はロース肉の方がおすすめです。お弁当のおかずとしても重宝します。
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まとめ
「アスパラは茹でなくても食べられる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- アスパラは茹でなくても、焼く・レンジ・蒸すなどの方法で調理可能
- 極太アスパラの場合は、炒めながら蒸すのがオススメ
アスパラは春の季節野菜なので、色々なアレンジで堪能してみてくださいね。
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