「アスパラガス」と「アスパラ」、みなさんはどちらで呼んでいますか?そもそも同じものなのでしょうか?また、緑色をしたものと白色をしたものがありますが、どのような違いがあるのでしょうか?今回は、
- アスパラガスとアスパラの違い
- グリーンとホワイトのアスパラガスの違い
この2つのテーマに沿ってご紹介いたします。
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目次
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アスパラガスとアスパラの違いは?
春に旬の時期を迎えるこの野菜は、「アスパラガス」や「アスパラ」と呼ばれています。みなさんはどちら派ですか?私はアスパラと呼ぶことが多いのですが、違いはあるのでしょうか?
アスパラガスとアスパラは同じもの
「アスパラガスとアスパラは全く同じもの」 を指しています。みなさんもご存知だったかもしれませんが、「アスパラ」というのは「アスパラガスの省略バージョン」です。アスパラガスという名前は、新芽を意味するギリシャ語のasparagosに由来しています。和名としては「松葉独活(うど)・西洋独活・オランダきじかくし」などがありますが、ほとんど知られていません。
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グリーンとホワイトの違いは?
では、「グリーンアスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」の違いはどうなのでしょうか?さすがにこれらは同じものには見えませんよね。
グリーンアスパラガスは名前の通り緑色をしていて食べる時の食感はシャキシャキ、ホワイトアスパラガスは白くて食べる時の食感がぶよぶよと柔らかい、こんな違いのイメージはみなさん持っているのではないでしょうか?
実は、グリーンアスパラガスもホワイトアスパラガスも、元は同じアスパラガスなのです…!
栽培方法の違い
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは、 「栽培方法」 にあります。つまり、栽培方法が違うだけで元は同じ野菜なのです。その栽培方法について見ていきたいと思います。
日光に当たればグリーンアスパラガス
日光に当てて栽培をするのがグリーンアスパラガスです。グリーンアスパラガスの栽培方法はいくつかありますが、太陽の光の下でニョキニョキと伸びるのを待ち、沢山光合成をして葉緑体を含んだものがグリーンアスパラガスです。
葉緑体は日光に当たることで生成される成分なので、太陽光に当たって育ったアスパラガス=緑色となります。
光に当たって育つのでカロテン・ビタミンB群・亜鉛・銅など栄養価が非常に高い
遮光すればホワイトアスパラガス
太陽を浴びて成長するグリーンアスパラガスに対し、遮光して陽に当たらず栽培するのがホワイトアスパラガスです。
芽が出ても光が当たらないように土を盛ったり、フィルムでしっかり遮光する場合など栽培方法は様々ですが、このように光を当てないで栽培することは「軟白栽培」と呼ばれています。
緑色の成分は光合成をすることで生成されるので、光を遮断されたアスパラガスは緑色になることができず、収穫まで白い状態で大きく成長する、というわけです。
光に当たらないためカロテンはほとんどなく、ビタミンB群など他の栄養素もグリーンアスパラの半分程度
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まとめ
「アスパラガスとアスパラの違い」や「グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違い」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- アスパラガスとアスパラは全く同じ野菜のこと
- グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは「栽培方法」であって元は同じもの
- 栄養素の違いは「グリーン>ホワイト」
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスが全く同じもので、栽培方法によって色味や食感・栄養までもに違いが出ることは驚きでしたね。ホワイトアスパラガスは栄養面では劣ってしまいますが、グリーンアスパラにはない食感や味を楽しむことができるので、是非どちらのアスパラも堪能してみてくださいね。
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