「アスパラガス」は春野菜の一つですが、美味しさのあまり食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?「アスパラを食べ過ぎると下痢をする」と聞いたことはありますか?この噂、実際のところはどうなのでしょうか?今回は、
- アスパラの栄養と効能
- アスパラガスを食べ過ぎると下痢するの?
- 食べ過ぎた時の症状とは?
- アスパラの目安は1日何本?
- おすすめレシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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アスパラガスの栄養と効能
アスパラガスは春を旬とする野菜ですが、どんな栄養や効能があるのでしょうか?それぞれ詳しく見ていきましょう。
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栄養
アスパラガスには、アスパラから発見されたアスパラギン酸や、ビタミンA・ビタミンB1・B2・ビタミンCなどのビタミン類に加え、妊婦さんには欠かせない葉酸も多く含まれています。
- アスパラギン酸:アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
効能
アスパラガスか特有のアスパラギン酸は、ドリンク剤に含まれることでも有名です。そのため疲労回復効果を期待することができます。また、ビタミン類も豊富なので美肌効果も期待できます。
- 疲労回復
- 貧血予防・改善
- がん予防
- 骨粗しょう症予防
- 美肌効果/アンチエイジング効果
アンチエイジングがすごい!
アスパラガスを食べると「アンチエイジング効果」もあると言われています。アスパラガスには「ルチン」というポリフェノールの一種がたくさん含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用が高く、細胞をいつまでも元気な状態に維持してくれるのです。
なので、アスパラガスを食べるとアンチエイジングの効果も期待出来ます。若々しい肉体を維持したい方は、アスパラガスを食べましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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アスパラガスを食べ過ぎると下痢するって本当?
アスパラガスの茎を食べるとわかるように、シャキシャキとしているので食物繊維を豊富に含んでいます。アスパラは適量であれば食物繊維が腸内まで届き、古くなった便(宿便)や老廃物をまとめて排出させる効果があります。
しかし、食べ過ぎて食物繊維を摂取し過ぎると、腸の分泌液が増えてかえって下痢を起こす原因となってしまいます。これはアスパラに関わらず、食物繊維多く含む食材全てに言えることです。
アスパラガスを食べ過ぎた時の症状
アスパラを食べ過ぎると、食物繊維によって下痢を起こす可能性がある他、このような症状が出ることがあります。適量であればあまり心配はありませんので、食べ過ぎに注意してくださいね。
胃痛
アスパラガスを食べ過ぎると胃を刺激して消化不良となり、胃痛が生じることもあります。普段から胃腸が弱い方は気をつけてください。
おしっこが臭う
また、アスパラガスを食べた翌日など、食後しばらく経ってからの尿はちょっと変な臭いがすることがあります。これはアスパラガスに含まれる「メタンチオール」という硫黄化合物とも言われるもので、消化の際に生じる独特の臭気を持つものです。
アスパラガスを食べると、体内で硫黄化合物のメタンチオールが生じ、消化できない成分の臭いで体内で消化することができないため、尿とともに体外に出てきてしまいます。これが尿と一緒に排出されるので臭いを感じることがあるのです。
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アスパラは1日何本が目安?
アスパラガスにはプリン体が含まれているので、食べすぎると尿酸値が上がってしまいます。尿酸値が上がると痛風になりやすいと言われているので、こちらの面でも食べ過ぎは禁物です。
1日の摂取目安量ですが、一般的なサイズのアスパラであれば10本までに抑えるようにしましょう。
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- アスパラガスの食べる部分はどこ?下ごしらえ・固い部分の食べ方
アスパラガスのおすすめレシピ
アスパラガスを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったアスパラガスを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
サラダ
湯がいたアスパラガスをサラダの上にトッピングすれば、見た目も華やかで栄養満点の一皿に◎ ミニトマトやパプリカ、ゆで卵などお好きな具材と合わせて、カラフルなサラダに仕上げましょう。彩り豊かなサラダは、おもてなしメニューとしても使えます♩
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パスタ
アスパラガスで一度試していただきたいのがパスタです!斜めにスライスしたら炒め、お好きな味付けでパスタと和えます。おすすめは、ペペロンチーノやクリームソースです。
アスパラガスはベーコンとの相性も良いので、一緒に炒めると香りとコクが出て美味しくなりますよ。簡単に作れるので時短で済ませたいランチにもおすすめです。
オーブン焼き
アスパラガスはオーブンで焼き上げても美味しく食べることができます。マスタードをアスパラガスに絡めるととても美味しいですよ。そのまま食べても良いですし、ゆで卵やブロッコリーなどの温野菜と和えるのもおすすめです◎
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まとめ
「アスパラガスは食べ過ぎるとどうなる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- アスパラガスは食べ過ぎると食物繊維によって胃痛や下痢を起こす可能性がある!
- アスパラに含まれる消化できない成分によって、おしっこが臭くなることも!
- アスパラにはプリン体が含まれているので、多くて1日10本が目安
アスパラガスは春の野菜なので、ぜひ美味しい季節に色々な料理で食卓に取り入れてみてくださいね。
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