あさりの保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵・冷凍の場合のポイントは?

あさりと言えば「あさりのお味噌汁」が定番ですよね。おみそ汁をいただくたびに「ああ、日本人でよかったな。」そんな気持ちになります。あさりは他にも、酒蒸し、炒め物、スープ、パスタ、和食、洋食共に様々なレシピがあり、お料理のアクセントにも大活躍する存在です。そんなあさりの簡単な保存方法・保存期間についてご紹介したいと思います。

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あさりってどんな食材?

分類 貝類
原産地 愛知
旬の時期 春~夏(3~6月)
別名 貝の王様

あさりは二枚貝の一種で主に内湾の砂泥底に生息しています。

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あさりの保存メモ
あさりには旨味成分の一つで最近注目されているコハク酸も豊富に含まれており、見た目はとても地味ですが貝の多様と言われるくらいの味わいです。コハク酸には旨味以外にも美肌効果や脂肪燃焼促進効果があると言われています。あさりは通常、魚と一緒でえら呼吸をしています。しかし、潮がひいた時や何らかの原因で呼吸が困難になった時に命を維持するべく体内の

グリコーゲンを分解し、必死に作り出すのがコハク酸と言われています。あさり、すごいですね。

あさりの主な栄養|ビタミンB12がトップクラス

あさり1つのサイズはとても小さいですよね。しかし、その中にはカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄などのミネラルといった美容と健康に良い成分がたくさん含まれています。

ミネラルは五大栄養素の一つですが、体内では生成することができない栄養素であるため普段の食事から積極的に摂取していきたいところです。そして注目したい点は、あさりは貝類の中でビタミンB12の含有量がトップクラスということです。

ビタミンB12は赤血球の生成をサポートしてくれるため、貧血気味の方にもおすすめです。また、アミノ酸の一種であるタウリンも豊富で疲労回復に役立ちます。

  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • :鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

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旬の美味しいあさりの見分け方4つのポイント

「あさりの美味しい見分け方なんてあるの?どれも同じでしょ。」と思われている方もいるかと思います。どうせなら美味しいあさりを食べていただきたく、その見極めとなる4つのポイントをご紹介させていただきます。

  1. 口がしっかり閉じているもの
  2. 粒がふっくらで大きさが同じもの
  3. 模様がはっきりしているもの
  4. 塩水に入れると水管を出すもの

スーパーで購入する際に、「水管をだしているあさりをください。」と言ってみるのもいいかもしれません。鮮魚コーナーのお兄さんに驚かれるかもしれませんが、ついでにお兄さんにあさりの美味しい食べ方を教えてもらえるかもしれません。

あさりの冷蔵保存の方法

保存期間。日持ちの目安は?

冷蔵保存する場合の保存期間は、冷蔵室で2~3日になります。

保存方法は?

あさりはしっかりと砂抜きを行うことがポイントです。

  1. あさりの砂ぬき・・・3%濃度の塩水(500ccに大さじ1の塩)につけ30分ほど冷暗所で砂ぬきをして、冷蔵室にいれます。
  2. 水を取り替える・・・鮮度を保つためには、毎日塩水を取り替えることで2~3日ぐらいもちます。

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あさりの冷凍保存の方法

保存期間。日持ちの目安は?

冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。

保存方法は?

あさりは殻付きの場合とむき身の場合で保存方法が変わってくるため、その違いを比較してみていきましょう。

殻つきの場合

  1. 氷水につける・・・氷水につけ、ザルにあげてから冷凍します。そうすることで表面に氷の膜ができ、酸化を防ぐことができます。
  2. 保存袋に入れる・・・殻つきのまま冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかりとぬいて密閉します。

むき身の場合

  1. 熱湯にかける・・・砂ぬきをしっかりとしたむき身をザルに入れ、熱湯をさっとかけて冷まします。
  2. 保存袋に入れる・・・ラップでぴっちり平たく包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。ラップをするのが面倒な場合は、そのまま保存袋に入れてしまっても大丈夫です。あさりの美味しい解凍方法は、凍ったまま調理をするか、自然解凍です。おみそ汁にそのまま入れたり、酒蒸しなどがおすすめです。

まとめ

あさりの保存方法と保存期間の目安についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

  • 冷蔵での保存期間の目安:冷蔵室で2~3日
  • 冷凍での保存期間の目安:2~3週間

あさりを美味しくいただくためのポイントは、砂抜きをしっかりとしてよく洗うことです。洗う際に、殻同士をこすり合わせるように真水で洗い、泥や汚れ、ぬめりをしっかり取りましょう。お子様がいらっしゃるご家庭では、お子様と一緒にあさりをゴシゴシ洗ってみるのも良いかもしれません。

とても小さくて地味なあさりですが、驚くほどたくさんの魅力が詰まっていますね。皆さまの食卓があさりと共に楽しく、良い時間になることを願っております。

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