3歳の朝ごはんがパンだけでも大丈夫?栄養不足で発達に影響する?

朝ごはんをパンだけでサッと済ませる方も多いかと思いますが、3歳児にも同じようにパンだけ与えていても大丈夫なのでしょうか?忙しくて用意できなくても、その食生活で問題はないのでしょうか?今回は、

  • 離乳食を終える時期
  • 3歳児の朝ごはんにパンだけはOK?
  • 栄養バランスの取れた食事とは

これらのテーマについて紹介いたします。

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離乳食はいつ完了する?

離乳食は、生後5〜6ヶ月からスタートします。5ヶ月でも6ヶ月でも、赤ちゃんの成長に合わせた月齢でOKですが、多くの人が生後5ヶ月で離乳食を始めています。

離乳食を始めたばかりの生後5〜6ヶ月の時期は離乳食初期と呼ばれ、その後、中期→後期→完了期を経て離乳食を卒業します。

MEMO
  • 離乳食初期……生後5〜6ヶ月
  • 離乳食中期……生後7〜8ヶ月
  • 離乳食後期……生後9〜10ヶ月
  • 離乳食完了期…生後12ヶ月〜18ヶ月

完全に離乳食を終えるのは、1歳〜1歳6ヶ月が一般的です。それまでは、離乳食とミルクまたは母乳を合わせて栄養と取ります。

1歳を超えると生後0ヶ月から飲んでいた粉ミルクではなく、フォローアップミルクという粉ミルクへとシフトする事も多いです。

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3歳の朝ごはんはパンだけでもいい?

さて、本題の“3歳児の朝ごはんはパンだけでもいい”というテーマについてです。大人になると、パンでさっと朝ごはんを済ませてしまうことも多いですよね。

離乳食期では、朝ごはんはお米やパンに加え、ビタミンが豊富な野菜やタンパク質が摂れる魚や豆腐などを組み合わせます。

離乳食を終えるのは1歳6ヶ月頃なので、それから1年半ほど経った3歳の子供ならば、そこまで栄養面を気にしなくてもいいのでしょうか?

パンだけは栄養不足

3歳児でも、朝ごはんにパンだけを与えるのは栄養バランスが取れていないのでNGです。そして、『食育』は、3歳〜6歳から始めるのが適齢と言われています。

食育とは?

食に関する知識と食を選択する力をつけ、健全な食生活が送れる人に育てること

栄養バランスが取れた食事をすることで、子供に対し食育をすることができます。食育は今後の人生において非常に大切で、小さな時の食生活がカギとなります。

栄養不足だとどうなる?

子どもは成長期にバランスの取れた食事をしないと、発達に差がでると言われています。特に現代は豊富なお菓子などにより栄養バランスが崩れた食事をしている子どもが多い傾向にあります。

カロリーは足りていても特定の栄養素が足りていないなど、バランスが崩れた食生活は『新型栄養失調』と呼ばれています。

栄養は6歳前後が一番大事と言われており、偏った食生活だと心身の発達に影響を及ぼします。3食食べていても、ミネラル、ビタミン、タンパク質が足りていないことが多い調査結果が出ています。

栄養成分の働き
  • ビタミン…身体の機能を正常に維持するために不可欠な!血液や粘膜・骨の健康を保つ
  • ミネラル…骨・歯など体の構成成分になったり、身体の調子を整えたりする働きがある

ビタミンやミネラル類は体の中で生成することができないため、食べ物から摂取する必要があります。ビタミンやミネラルは主に野菜や果物から摂取できるので、子どものうちから好き嫌いのないよう食育することが大切です。

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栄養バランスの取れた食事とは?

食事の基本は、“バランス良く色々な食材を食べること”です。子どもの頃は脳や体・心の発達に関わります。栄養のバランス良い食事による、安定した栄養を取ることが大切です。

子どもは好き嫌いしがちですが、できる範囲で野菜やお肉・魚など栄養の多い食材を取り入れるようにしましょう。

主食・主菜・副菜をバランスよく

食事は 主食・主菜・副菜をバランス良く食べることが大切 です。

主食は、ご飯・パン・麺類などの炭水化物を多く含む食材で摂ります。白米ではなく玄米や雑穀米に変えることで、炭水化物にプラスして食物繊維・ビタミン・ミネラルを一緒に摂ることができます◎

主菜には、たんぱく質を多く含むお肉・魚・豆類・卵を摂りれましょう。副菜は、ビタミンとミネラルを含む海藻類やきのこを摂り入れるのが理想です。

魚のDHAも大切

魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)という栄養成分が含まれていますが、この成分は脳の発達に欠かせないと言われています。

お肉ばかり食べていると欠如してしまうため、工夫して子どもにも魚料理を与えるようにしましょう。魚料理は作るハードルが少々高いかもしれませんが、トマト煮込みやフライなど、子どもが食べやすいようアレンジして食べさせるようにしましょう。

  • DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 3歳児でも朝ごはんパンだけはNG!
  • その理由は、食育のため・心身の発達のため
  • 偏った食生活は発達に影響が出ることがわかっている
  • 現代の子どもは充実したお菓子やファストフードなどの普及により食生活が偏りやすい
  • 不足しがちな栄養素はビタミン・ミネラル類!

忙しい朝の時間にバランスの取れた食事を作るのは難しいかもしれませんが、子どものこれからの成長に関わる大切な食事です。前日から少し準備しておいたり、フルーツを付けるなどして栄養価の高い朝ごはんを心がけましょう。

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