ブルーベリーはアントシアニンが多く含まれており、目に良いといわれ食べる人が多いですが、ブルーベリーよりもアントシアニンが多いのがアロニアです。聞いたことがない人も多いと思いますが、アロニアは日本初のスーパーフードと呼ばれているほど、健康に良い「スーパーフード」なのです。
- アロニアとは
- ブルーベリーとアロニアの違いとは?
- アロニアのおすすめな食べ方
ブルーベリーも良いですが、アロニアを食べることでさらに高い効果を得られる期待ができます。アロニアに興味がなかった人も、アロニアを知ることで興味を持っていただければと思います。
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目次
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アロニアとは
ブルーベリーは聞いたことがあっても、アロニアは聞き覚えがないという人も多いはずです。アロニアとはどのようなものなのでしょうか?
バラ科アロニア属の植物
アロニアは北米原産のベリー系の植物で、バラ科アロニア属に分類されています。落葉低木であり、非常に耐寒性の強い植物であることから、日本では長野県・岩手県、北海道などで生産されています。
花の構造がナナカマドに似ていることからロシアでは「黒い実のナナカマド」とも呼ばれており、テレビなどでは「(ブラック)チョークベリー」ともいわれています。
樹形の特徴
アロニアの樹形の特徴としては、数本の幹で構成される「株立ち樹形」とされているものがほとんどです。幹の形状は不揃いのものがほとんどで、自然のままの姿をしていることが多いのが特徴です。
花の特徴
アロニアの実は「赤い実」と「黒い実」の2種類の実がなる木に分かれています。
- 赤い実の花:花の大きさが小さい・全体的に白い・花びら自体が少し桃色に染まっている
- 黒い実の花:花弁が大きい・おしべが目立っている・全体的に赤い実よりも花が大きい
実の違いは食用か観賞用かという違いにも繋がり、赤い実のアロニアは観賞用であり、黒い実のアロニアは加工食用になります。赤い実はナナカマドに似ているので、見たことがある人も多いはずです。
花も実も美しいので観賞用に向いています。黒い実は食用であり、見た目は山ぶどうのようにも見えます。赤い実に比べて実も大きく重みがあります。
様々な健康効果が
アロニアは栄養価が高く、さまざまな健康効果が期待できます。
【100g中の栄養価】
- エネルギー:61kcal
- タンパク質:1.2g
- カリウム:222mg
- カルシウム:35.7mg
- マグネシウム:19.5mg
- βカロテン:754μg
- アントシアニン:670mg
- ポリフェノール:1,240mg
アントシアニンやポリフェノールが含有量がとても多いのが特徴です。
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ブルーベリーとの違いは?
アロニアに多く含まれているアントシアニンやポリフェノールはブルーベリーも多く含まれています。ブルーベリーとアロニアにはどのような違いがあるのでしょうか?
生で食べられない
ブルーベリーとの一番の違いは「生では食べられない」ということです。ブルーベリーは生でも食べることができますが、アロニアは酸味が非常に強いという特徴から、そのまま生食をするのは向いていません。アロニアを食べる場合は、ジャムやジュース、果実酒に加工する、ヨーグルトなどと一緒に食べるなどの工夫が必要です。
そのままでは食べにくいこともあり、成分のみを摂取する目的でサプリメントへ加工して販売されています。
アントシアニンが更に多い
アントシアニンは、目の機能回復に良い栄養素であることは有名ですが、アロニアはアントシアニンがブルーベリーの3倍近く含まれています。健康果実として人気が出てきているのもうなづけます。
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アロニアのおすすめの食べ方
健康効果の高いアロニアをぜひ生活に取り入れたいと思いませんか?アロニアのおすすめの食べ方を紹介していきます。
アロニアジュースやジャムが基本
アロニアは酸味が強く、そのままでは食べるのには向いていません。アロニアを食べる時は、アロニアジュースやジャムへの加工が基本になります。アロニアジャムはキレイな紫色のジャムとなるので、見た目がとても鮮やかです。
そのまま食べるには?
酸味と共に渋みもあるアロニアは、生食向きではありませんが、そのまま食べられないわけではありません。もし、生で食べたいという時は、他の甘いものと一緒に食べることをおすすめします。ヨーグルトにトッピング、パンケーキやケーキの混ぜたりトッピングにしても良いです。
そのまま食べたい時には渋抜きをして食べるか、渋さや酸っぱさを理解した上で食べることになります。
果実酒に
アロニアは果実酒にも向いています。
アロニア酒の作り方
材料(作りやすい量)
- アロニア:600g
- 氷砂糖:100g
- ホワイトリカー(35度):1000ml
作り方
- アロニアを洗ってキッチンペーパーで水気をしっかり取る
- アルコール消毒済みの瓶にアロニア・氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注ぎます
- 直射日光の当たらない冷暗所に保管し、2ヶ月で実を取り出す
- さらに熟成させ、3ヶ月くらいからおいしく飲めるようになります
まとめ
アロニアとブルーベリーの違い、アロニアの食べ方などについて紹介しました。
この記事をまとめると
- アロニアは北米原産のベリー系の植物
- アロニアは生食は向かない
- アントシアニンとポリフェノールがブルーベリーよりも豊富
- 生食向きではないのでジャムやジュース、果実酒がおすすめ
アロニアはブルーベリーよりもアントシアニンとポリフェノールの多さが一番の特徴として挙げられますが、それ以外にもβカロテンなども豊富なので、スーパーフードとして注目されています。生食向きではありませんが、加工することでおいしくなるので、ぜひ一度食べてみてください。