アラザンの使い道・使い方｜銀は体に悪い？危険？仁丹との違いは？ |

銀の小さい粒の画像をご覧になり、何を思い浮かべますか？仁丹？アラザン？実は、この銀箔コーティングの見た目が、老舗製薬会社の口中清涼剤に喩えられることもしばしばある『アラザン』なのです。今回は

アラザンと仁丹のちがい
アラザンの用途
アラザンによる体の影響

について紹介をします。

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1 アラザンとはどんな食品?
2 アラザンの使い道･使い方
- 2.1 カップケーキのデコレーション
- 2.2 クッキーのデコレーション
3 アラザンは体に悪い？
- 3.1 銀は危険？安全？
- 3.2 小麦アレルギーに注意
4 アラザンは食べると太る？
- 4.1 カロリー･糖質量
5 まとめ

アラザンとはどんな食品?

ケーキのクリームの上に散らして飾ったり、洋菓子のトッピングやアクセントに使用される「アラザン」ですが、どんな特徴をもち原材料は何を使用しているのでしょうか。

特徴

名前の由来は「アルジャン（argent)」フランス語で銀を意味しています。砂糖にコーンスターチなどを混ぜ合わせたものに表面を銀色に着色した粒状の製菓材料になります。大小さまざまで銀に限らずピンクや金色などがあります。

原材料

主な原材料は、砂糖、デンプン、ブドウ糖、水あめ、着色料銀、糊料（アラビアンガム）になります。

アラビアンガムとは、植物の樹液のことです。砂糖の結晶化防止や保水を高め形状を保つなど菓子によく使用されチョコレート、キャンディーのコーティングとしても利用されています。

仁丹(じんたん)との違い

仁丹は、「16種類の生薬」を配合した口中清涼剤になります。販売当初の仁丹の粒は、大きな赤い丸薬でした。新時代の技術向上に伴い1927年「銀粒仁丹」に進化して現在に至ります。

口臭や乗り物酔いなどに効果がある医薬部外品です。見た目は似ていても用途が全く違います。

MEMO

『森下仁丹』のトレードマーク「大礼服マーク」は、薬の外交官をイメージしたものになります。世界の人びとの健康のために役立ちたいという考えのもと、健康や保険を政界に運ぶ外交官の姿を重ねて制作されたという逸話があります。（一部引用：仁丹商標）

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アラザンの使い道･使い方

アラザンは、熱を加えると砂糖が溶けて、形が崩れたりします。また水分の多い生クリームやアイスクリームなどにトッピングすると色が溶けだしたり、銀箔はがれたりします。ではどのように使用するのかカップケーキとクッキーのデコレーションを参考にご紹介します。

カップケーキのデコレーション

生クリームの上にトッピングするときは、水分にふれる時間を短くしたいので、提供する直前にアラザンをのせるようにしましょう。最も基本的な使い方は、下の写真のようにランダムに置く方法になります。

ワンポイントで置く場合は、少なめに、派手にした場合は、多めにすとよいでしょう！

クッキーのデコレーション

クッキーにトッピングするときは、冷めてからトッピングをします。用意するものは、固まるタイプのチョコペンかアイシング（粉糖・牛乳・食紅を混ぜたもの）です。

飾りたい個所にチョコペンをつけその上にアラザンをのせ、固まるまで待ちます。室温が高い場合は、５分ほど冷蔵庫にいれ冷やし固めます。

アラザンは体に悪い？

アラザンは、ドラジェ（糖衣菓子）の一種。シルバードラジェとフランスで呼ばれ『幸福の種』という意味があります。お祝いの席などの贈り物に用いられます。

きれいで華やかな銀色の粒なのに食べるとなると体にどう影響するか心配になります。はたして危険なのでしょうか？安全なのでしょうか？

銀は危険？安全？

アラザンに使用されている銀は、厚生労働省から正式に許可を得ている食品・薬品用銀箔になります。湿気、カビなどから守るために丸薬、 仁丹にもコーティング剤として使用されています 。安心してデコレーションに活用できます。

小麦アレルギーに注意

アラザンの原材料には、小麦は使用されていません。ただし製造する際に、アレルゲン物質が混入することも考えられることから、発症を避けるために注意喚起の表示を行っています。

また、製品によっては、原材料にゼラチンを使用しています。豚などの動物性のコラーゲンを使用しているため、特定原材料として表記されています。