あんず油とゆず油の違いって?どっちを選べばいいの?おすすめは?

みなさんはあんず油やゆず油を使ったことはありますか?どのような成分や効果が期待できるものなのでしょうか。今回はふたつの油の特徴や使い方についてまとめてみました。

  • あんず油ってどんな油?
  • ゆず油ってどんな油?
  • 匂いや使用感で決めよう

こちらをご紹介していきます。

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あんず油ってどんな油?

まずはあんず油がどういった油なのかについてご紹介をいたします。

食用ではない

あんず油は美容に優れた作用があり、主に化粧用として使用されることがほとんどで、食用油ではありません。

天然のあんずの種を搾って取った油

あんず油はあんずの種から取れる植物オイルがメイン成分となります。

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オレイン酸やミネラルを多く含む

あんず油が美容に効果的なのは、 オレイン酸やミネラル などの成分が含まれており、高い保湿効果が得られるためです。

あんず油の オレイン酸含有量は56〜68% ほどです。その他にもビタミンなどがバランス良く入っているのも特徴です。

◎オレイン酸とは

植物油(オリーブ油や、紅花油、ヒマワリ油など)に多く含まれる不飽和脂肪酸で、酸化しにくいのが特徴です。

 肌や髪になじみやすく、乾燥肌に潤いを与えてくれるの効果 があります。

また、オレイン酸は多ければ多いほど油の粘度が高くなり、よりしっとりとりとした質感となります。そして含有量が少ないほどサラリとしたオイルとなります。

ヘアオイルとして使われる

あんず油は自然なもので作られており、主にヘアケアとして使用されます。

 最大の効果は「保湿」 です。乾燥による髪のパサつきを抑える効果があります。

また、あんず油には髪をしっとりとまとまりのある状態にしてくれる効果も。くせ毛やアホ毛を抑えたい場合にもおすすめです。

また、あんず油は浸透力が高いことから髪だけでなく頭皮の保湿にも役立ちます。その他、紫外線予防やダメージ修復効果もあるなど、あんず油には多くの効果が期待できるのです。

そして、あんずのほのかな甘い香りは日々のヘアケアタイムを心地よく過ごすことができるのも魅力のひとつ。

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ゆず油ってどんな油?

続いて、ドラッグストアなどであんず油と一緒に並んでいることも多い「ゆず油」とはどのような油なのでしょうか?

ゆず油も食用ではない

ゆず油もあんず油と同様に美容に優れた効果が多いことから食用ではなく、化粧用として使用される油です。

天然のゆず種子から取った油

ゆず油とはゆずの種子から取れる油です。種には発芽のための栄養がたっぷりと含まれており、酸化を防いで精製されることで、新鮮なオイルが抽出されます。

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天然素材なので安心

あんず油と同様に天然素材がやさしいゆず油。主な成分はオレイン酸やリノール酸、パルミチン酸などです。

中でも オレイン酸とリノール酸の含有量は35%ほど と、 ゆず油の効果効能に大きく影響しています。

オレイン酸は先ほどもご紹介をしましたね。「ベタつきが苦手」という声もある椿油オレイン酸が85%ほど含まれるため、それに比べるとゆず油はサラリとしたオイルというのが特徴です。

◎リノール酸とは

体内では生成できない成分であり、保湿や抗炎症作用があります。また肌や頭皮を健やかに保つ働きを持ちます。

保湿力が高い

ゆず油は保湿力が高く、ダメージによるパサつきが気になる髪にも艶とハリを与えてくれ、しっとりとまとまりのある髪へと導いてくれます。

また、紫外線やドライヤーの熱から髪を保護してくれる作用もあるため、日々のヘアケアにぴったりです。

匂いや使用感で決めよう

あんず油とゆず油の特徴がわかりましたね。どちらを選ぶかは好みの匂いや自分の髪質に合った使用感で決めるのがGOOD!

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効果が高いのはあんず油

ご紹介してきたオレイン酸の含有量が多いのはあんず油ですので、保湿効果が高いのはあんず油となります。

またその他にも効果が多く、乾燥が特に気になっているといった場合にはあんず油を選ぶと良いかもしれません。

爽やかな香りを楽しみたいならゆず油

ゆず油は使うたびにゆずの爽やかな香りが広がります。(※商品によっては香りがないものもあります。)日々のヘアケアやおでかけ前のスタイリングに使うのも良さそうですね。

またオレイン酸があんず油に比べ少ないため、サラりとした使用感が嬉しいポイント。オイルのベタつきがどうも苦手…という方はゆず油を使ってみるのがおすすめです。

まとめ

あんず油とゆず油の特徴と違いについてご紹介をいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

あんず油とは

  • 美容に優れ効果があり、食用としてではなく主に化粧用として使用される
  • あんずの種から取れる植物オイルがメイン成分で、オレイン酸やミネラル、ビタミンがバランス良く含まれている
  • 多くはヘアケアとして使用される
▼効果効能
  • 乾燥による髪のパサつきを抑える効果
  • 髪をしっとりとまとまりのある状態にしてくれる効果
  • くせ毛やアホ毛を抑える効果
  • 浸透力が高く頭皮を保湿してくれる効果
  • 紫外線予防やダメージ修復効果

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ゆず油とは

  • あんず油と同様に美容に優れ効果があり、食用としてではなく主に化粧用として使用される
  • ゆず油とは発芽のための栄養がたっぷりと含まれるゆずの種子から取れる油
  • オレイン酸やリノール酸が35%ほど含まれ、サラリとした使用感が特徴
▼効果効能
  • ダメージによるパサつきが気になる髪に艶とハリを与えてくれる効果
  • しっとりとまとまりのある髪へと導いてくれる効果
  • 紫外線やドライヤーの熱から髪を保護してくれる効果
▼オレイン酸含有量の比較
油の種類 オレイン酸含有量
あんず油 56〜68%
ゆず油 35%
椿油 85%

※オレイン酸が多いほど粘度が高くしっとりとした質感で、少ないほどサラリとした質感のオイル

あんず油もゆず油もそれぞれメリットがありますので、自分の髪質や好みに合わせて選んでみると良いですね。天然素材のオイルで美しい髪や肌を目指しましょう。

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