杏仁豆腐の上に乗っかっている赤い実、正体をご存知でしょうか。あの実は「クコの実」という中国発祥の食材です。
そのクコの実、非常に栄養価が高く注目されています。そもそもクコの実とは?杏仁豆腐に乗っているのはクコの実だけではない?そこで今回は
- 杏仁豆腐に乗ってる赤い実の正体は?
- クコの実ってなに?
- こんなものも上にのせてる!?
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目次
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杏仁豆腐に乗ってる赤い実の正体は?
あの赤い実は「クコの実」といいます。「ゴジベリー」と呼ばれることもあるようです。杏仁豆腐の上に乗っているような乾燥させた状態だと「クコシ」と呼び方が変わります。
原産国は中国で、現地では実だけではなく葉や根っこも漢方や民間薬などとして利用されています。主に解熱剤や強壮薬として用いられるようです。
クコの実
世界三大美女で有名な楊貴妃が毎日食べていたと言われています。非常に栄養価が高い食材で「スーパーフード」などとも言われます。杏仁豆腐の上に載っているほかには、薬膳スープなどに入っているのを見たことないでしょうか。
食べられる?
クコの実は食べられます。美容に良い成分が多いことで有名ですので食べ続けている人もいます。杏仁豆腐にトッピングされているような乾燥したクコの実はほんのり甘みを感じるかと思います。
ただ、生のクコの実は植物特有の青臭さがあるそうです。水分が多く、傷みやすく日持ちしない為、生のまま流通されることはほとんどありません。
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クコの実ってなに?
クコの実は小さいながらも多くの栄養成分を含みます。有名なのは美容効果ですが、健康面でも効果が期待できます。一方、栄養価が高すぎたり、個人の体質に合わなかったりすると思わぬ副作用が出ることもあります。
効能
楊貴妃が食べ続けるほど、美容に良い成分が多く含まれています。
クコの実に含まれる栄養素
ビタミンB2
ビタミンC
ビタミン3
ゼアキサンチン
ベタイン
ポリフェノール
必須アミノ酸
クコの実で期待できる効果
アンチエイジング
新陳代謝向上
生活習慣病予防
血圧の低下
中性脂肪が肝臓に蓄積することを防ぐ
食べ過ぎはNG
昔より薬として扱われ来ているほど、効果が大きい一方、過剰摂取により以下のような副作用が懸念されます。特に妊娠中の方や持病を持っている方は食べるのを控えるか、医師などに相談しましょう。
クコの実の副作用
早産のリスク上昇
下痢
腹痛
アナフィラキシーショック
血圧低下
杏仁豆腐の上にのってる意味
先ほど、クコの実には血圧を下げる作用があるとご紹介しましたが、その効果を利用する為に乗せられています。中華料理はボリューミーな印象がないでしょうか。当然血糖値が上がり、血圧も上がってしまいます。そこで、デザートとして出される杏仁豆腐の上にクコの実を添えておくことで、上がった血圧を下げる狙いがあります。中華料理に限らず、血圧や血糖が気になる方はデザートに杏仁豆腐を注文するのもいいかと思います。
どこで買える?
残念ながら日本のスーパーではあまり見かけません。輸入食品店で探すか、ネット販売で入手できます。
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こんなものも上にのせてる!?
杏仁豆腐の上に乗っかっているのはクコの実だけではありません。今回ご紹介する2つの食材もクコの実に劣らず栄養価が高いのでチェックしてみてください。
なつめ
クコの実の代わりに乗っていることがある「なつめ」ですが、この実も栄養価が高いことで有名です。
なつめに含まれる栄養成分
マグネシウム
リン
鉄
葉酸
ナイアシン
食物繊維
サポニン
なつめの効果
貧血予防
緊張緩和
滋養強壮
炎症緩和
利尿作用
便秘予防
むくみ解消
さくらんぼ
日本人に最も馴染みのあるさくらんぼ。杏仁豆腐にトッピングされることもあるようです。実はさくらんぼにも高血圧を予防する効果があることをご存知でしたでしょうか。クコの実と同じく、理にかなった組み合わせです。調べてみると、様々な事が判明しました。
さくらんぼに含まれる栄養成分
カリウム
銅
食物繊維
ビタミンC
パントテン酸
利尿作用
むくみ解消
慢性腎臓炎を抑える
疲労回復
美肌効果
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まとめ
「クコの実の栄養成分、クコの実の効果」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- クコの実は栄養価が高いスーパーフードとして注目を浴びている
- 葉や根も漢方や民間薬として利用されるほど効能がある
- クコの実の代わりに乗っているなつめやさくらんぼも栄養価が高い
馴染みはない食べ物ですが、あまりの栄養価の高さに食べてみたくなった人もいるのではないでしょうか?薬として用いられるほど強力であることも念頭に入れつつ、食べてみてはいかがでしょうか。
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