杏仁豆腐にあるアレルギー食材とは?ゼラチン・ナッツ・乳製品に注意?

杏仁豆腐といえば中華料理のデザートとして有名な白いプリンのようなスイーツですよね。そんな杏仁豆腐は独特の味わいを持っていて人気がとても高いスイーツでもあります。

ただし杏仁豆腐のあの独特の味は何からきているのか、名前に杏が入っているのであんずのみを使っているのは何となく分かるけど・・・という方が多いのではないでしょうか。食べる時にどんな食材を使ってるかわからないとアレルギーを持っている方にとってはかなり危険なので、しっかりと調べる必要があります。

今回の記事では、

  • 杏仁豆腐の正体とは、
  • 杏仁豆腐に含まれるアレルギー成分
  • アレルギー成分を抜いて杏仁豆腐は作れるの?

これらについて解説していきたいと思います。 

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杏仁豆腐の正体とは

杏仁豆腐を食べたことがある方は多いかと思いますが、杏仁豆腐は何から作られているのか?について知っている方は少ないかと思います。ここでは、杏仁豆腐は一体何から作られているのか?についてご紹介します。

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杏仁で作られる

杏仁豆腐は杏から採れる「杏仁霜」を原材料にして作られます。杏仁霜とは、杏の種の殻の中の部分を杏仁と呼び、この杏仁をすりつぶしてさらに食用に加工したものが杏仁霜と呼ばれます。

つまり、杏仁霜と呼ばれる食材があるというよりは、杏を食用に加工したものを杏仁霜といいます。

アーモンドで代用されることが多い

杏仁霜は1つの杏から取れる量に限りがあるため、貴重食材として高値で販売されています。なので、杏仁霜の代わりにアーモンドが使われることが多々あります。

また、アーモンドの木と杏仁霜の原料である杏の木は同じ「バラ科の植物」のため近い味がすると言われており、アーモンドが使われた杏仁豆腐も美味しくいただけます。

もともとは薬だった?

杏仁は中国では「きょうにん」と呼ばれ、古くから「薬」として使われていました。特に「痰・咳・喘息」の症状に対して効果的だといわれています。現在では杏仁のような伝統的な使用薬物を「中薬」とよび、漢方のような扱いで使われています。

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杏仁豆腐におけるアレルギー成分の有無 

次は杏仁豆腐にはどのようなアレルギーを引き起こす可能性のある成分が含まれているかについて解説していきたいと思います。まずはじめに杏仁豆腐の基本の材料についておさらいしていきましょう。杏仁豆腐の基本的な作り方で使われる原料は、とてもシンプルです。

  • 杏仁霜(きょうにんそう)
  • 砂糖
  • 牛乳
  • ゼラチン

アンズの種の中にある白い実のことを指します。その白い実を粉状にしたもののことを、「杏仁霜」と呼びます。 杏仁霜はとても高価なものです。そのため杏仁豆腐と謳いながらアーモンドパウダーやアーモンドエッセンスが使われていることがあるのです。

ナッツアレルギーの人が杏仁豆腐を食べると危険な可能性がある

ナッツアレルギーの人がアーモンドで代用された杏仁豆腐を食べると、アレルギー反応が出る可能性があるので、食べる前に原材料をしっかりと確認してくださいね。また杏仁霜そのものはアンズの種の中の実を粉にしたものなので、ナッツ類に分類されます。

ただし一般的には、杏仁霜をナッツアレルギーの人が食べてアレルギー反応が出る可能性は高くないとされています。とはいえ症状は人によりますし絶対とは言い切れないので、不安な人は避けるのがベターです。

乳製品が使われる場合が多い 

杏仁豆腐には基本的に牛乳が使われます。乳アレルギーの人は意外と多いので、杏仁豆腐でアレルギー症状が出る可能性は高いです。

また杏仁を粉末にした「杏仁粉」や「杏仁霜」という商品は、杏仁豆腐の原料となるものです。これに牛乳や糖類を混ぜて杏仁豆腐を作れるなら、牛乳を使わなければいいだけでは?と思いますよね。でも待ってください。

実は杏仁粉や杏仁霜には「脱脂粉乳」や「全脂粉乳」、「ミルクパウダー」などの乳成分が含まれていることが多いんですそのため安易に粉末だからと安心していては危険です。杏仁豆腐には乳成分が含まれている可能性が非常に高い、ということは頭に置いておいてくださいね。

ゼラチンもアレルギーを引き起こす可能性がある

ナッツや乳製品以外にもゼラチンでアレルギーを引き起こす可能性がある人がいます。ナッツや乳製品に比べてそこまで量が多くないのであまり知られていませんが、ゼラチンを食べてしまうとアレルギー症状が出てしまうことが判明している方は食べることができないので注意しましょう。

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アレルギーの人が杏仁豆腐を食べられるようにするためには?

杏仁豆腐にはアーモンドが使われている場合や乳製品が含まれている場合が多いということを伝えしました。これらのアレルギーを持つ方々は杏仁豆腐を食べる事が出来ませんが、どうしても杏仁豆腐を食べたい時もありますよね。

そういう場合についての対処法についてまとめてみたので参考にしてください!

甜杏仁豆腐なら乳製品を使わなくても作れる

甜杏仁豆腐(てんあんにんどうふ)は、言ってみれば杏仁豆腐の粉です。この粉末に牛乳を混ぜれば杏仁豆腐になる、という商品です。この甜杏仁豆腐、粉末に乳成分が含まれていないのがポイントです。乳アレルギーの人でも食べられる杏仁豆腐なんです。

この甜杏仁豆腐に牛乳の代わりに豆乳を入れていつも通り作ることで乳製品アレルギーの方でも食べることができる杏仁豆腐が完成です。ただしこちらはゼラチンとナッツが含まれる可能性が高いので注意しましょう。

杏仁霜をつかって杏仁豆腐を作る

市販の杏仁豆腐の粉はほとんどすべてがアーモンドパウダー入りです。ですが純粋な杏仁霜にはアーモンドパウダーが含まれていないのでナッツアレルギーの人でも基本的には食べることができます。

もしナッツアレルギーの方に杏仁豆腐を作ってあげたい時は杏仁霜を使って作ることをお勧めします。

ゼラチン以外の固める素材を使う

ゼラチンにアレルギーがある方は寒天や、ヌガー、 片栗粉などで杏仁豆腐を作ると良いでしょう。ただしゼラチンのプルプル感はその他も固める素材では出ない可能性があります。

食感が少し変化してしまいますが、材料さえ揃えれば問題なく作ることができるので覚えておくと良いでしょう!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 杏仁豆腐は杏から採れる「杏仁霜」を原材料にして作られる
  • 安価な杏仁豆腐はほとんどがアーモンドパウダーを使用している
  • 杏仁豆腐にはアーモンド、乳製品、ゼラチンといったアレルギー食品が含まれるので注意しよう
  • それぞれの食材を避けて杏仁豆腐を作れば問題なく食べることができる!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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