優秀な脂質を多く含んでいるとして最近注目を集めている健康油のえごま油と亜麻仁油というものをみなさんはご存知ですか?これらの油は直接飲んだり、出来上がった料理にふりかけて食べることを推奨されている油であり、特有のオメガ3系脂肪酸であるαリノレン酸と言う物を多く含む油です。
今回はこれら亜麻仁油とえごま油を紹介するとともに、この二つに違いがあるのか、効果効能、使い方と注意点について解説していきたいと思います。
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目次
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えごま油ってなに?
えごま油の「荏胡麻(エゴマ)」は、その名前からゴマの仲間なのでは?と思われる方が多いのですが、実は全くの別物です。 むしろえごまはシソ科の一年草であるため、シソの仲間なんです! この種を圧搾して油を抽出したのがえごま油になります。
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えごま油の特徴
油には不飽和脂肪酸・オメガ9系脂肪酸・オメガ6系脂肪酸・オメガ3系脂肪酸の四つの分類があります。この中で重要なのかオメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸。なぜこの二つが重要なのかと言うと不飽和脂肪酸とオメガ9系脂肪酸に比べ、オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸は体内で合成することができず食事から摂取するしかないからです。
えごま油にはオメガ3系脂肪酸「α-リノレン酸」が豊富に含まれています。
えごま油の効果
オメガ3系脂肪酸に含まれるα-リノレン酸には、血液をサラサラにする効果があります。動脈硬化や心臓疾患に効果があるだけでなく、腸内の血液環境を改善し便秘を解消してくれるなど嬉しい効果を持ちます。さらにα-リノレン酸が分解されるとDHAやEPAなどの記憶・学習や精神状態を安定に保つ作用のある脂肪酸になります。
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亜麻仁油ってなに?
亜麻仁油はアマ科の一年草の「アマニ」が原料です。ヨーロッパなどでは古くから食用に用いられ健康食材として重宝されてきました。
亜麻仁油の栄養
えごま油と同様にオメガ3系脂肪酸にはα-リノレン酸が豊富に含まれています。えごま油と亜麻仁油は性質がとても似ているため二つセットで世に知られるようになりました。含まれる栄養素はえごま油とほとんど一緒なので効果も同じです。
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2つの油のつかいかた
えごま油も亜麻仁油もどちらも栄養価はほとんど同じであり、特筆すべき違いはありません。
えごま油と亜麻仁油は「スプーン一杯を1日に摂るだけ」で必要なオメガ3脂肪酸を摂取することができます。スプーン一杯の量でアジ3匹分のオメガ3脂肪酸を摂ることができるとても優秀な油なんですよ。
どんな料理にも合う
食べ方はとても簡単で、出来上がった料理にかけて食べるだけです。味噌汁や納豆、冷奴、なんとアイスクリームなど、どんな料理にかけても味を大きく変化させませんので美味しく食べることができます。
加熱調理はNG
食用油なのに加熱して使わなくてもいいの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、えごま油と亜麻仁油は加熱調理はNGです。これらの油は加熱するとすぐに酸化してしまい、むしろ体に悪い影響を与えてしまう可能性がありますので、加熱調理せずにそのまま料理にかけて食べるようにしましょう。
摂りすぎと保存期間も注意
また食べ過ぎも注意が必要です。必要以上のえごま油や亜麻仁油を摂取してしまうと、逆に体に悪い影響を与えてしまう可能性もあるということが言われています。
またこれらの油は熱と光に弱く、保存状態が悪いとすぐに酸化してしまいます。酸化した油を使ってしまうと血管に炎症を起こしたり肝臓に負担をかけてしまう原因にもなるので、保存するときは暗くて涼しい場所に保存するようにし、1~2ヶ月で消費できるようにしましょう。
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えごま油と亜麻仁油は無味無臭!匂いがするなら注意!
基本的にえごま油と亜麻仁油は無味無臭です。若干のフィッシュオイルっぽさを感じるものもあるとのことですが、それは比較的安価なえごま油と亜麻仁油における特徴とのことです。
新鮮なえごま油と亜麻仁油は無味無臭で、鼻につく臭いも無いため変な臭いがしたり変な味がするということは「酸化」が進んでしまっている証拠ですので、それ以上食べないようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- えごま油と亜麻仁油はαリノレン酸という優秀なオメガ3脂肪酸を含む油
- えごま油と亜麻仁油に大きな栄養素の違いはないため、どちらを選んでもOK
- 新鮮なえごま油と亜麻仁油は無味無臭なのでどんな料理に合わせてもOK
- 安いえごま油や亜麻仁油は魚の匂いがする場合がある
- 明らかに生臭い場合や、変な味がする場合は酸化が進んでしまっているので食べないようにしよう
- えごま油と亜麻仁油は加熱調理NGなので注意しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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