亜麻仁油が酸化したか見分け方を紹介!酸化時の変化や対処法も

油というとどうしても、「太りやすい」・「健康に悪い」というイメージがありますよね。しかし近年では「太りにくい油」・「健康に良い油」として「亜麻仁油」が注目されています。そんな身体に嬉しい亜麻仁油ならぜひとも購入して活用したいところですが、実は亜麻仁油は酸化してしまうとその効果を失ってしまうことも。

今回は、

  • 酸化した亜麻仁油を食べるとどうなるのか
  • 亜麻仁油が酸化した時の見分け方
  • 亜麻仁油の酸化を防ぐには?
についてご紹介させていただきます。「亜麻仁油を健康のために買ってみたい!」と考えている方は、亜麻仁油を購入する前にぜひこの記事を読んで、亜麻仁油についての知識を深めてみてはいかがでしょうか?

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亜麻仁油が酸化したかどうかの見分け方

酸化した亜麻仁油はできればあまり摂取したくないですよね。亜麻仁油が酸化してしまった場合にどのような状態になってしまうのかを抑えておけば、摂取を未然に防ぐことができます。以下にその特徴を記載させていただきますので、読んで参考にしてみてください。

クセの強い臭いが出てくる

亜麻仁油は酸化するとクセの強い臭いが出てきます。開封直後の臭いを覚えておいて、比較してみると良いでしょう。

色味が濃くなる

亜麻仁油はもともと黄色っぽい色をしていますが、酸化することで徐々にその色味が濃くなっていきます。開封直後の色を覚えておくと、時間が経って亜麻仁油が酸化してしまった時に気付きやすいでしょう。

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酸化した亜麻仁油を食べるとどうなる?

なんとなく、「酸化してしまった亜麻仁油」というとあまり食べたくはないですが、実際に酸化してしまった亜麻仁油を食べてしまった場合にはどんなリスクがあるのでしょうか?気になりますよね。以下で「酸化した亜麻仁油を食べるとどうなるのか」を説明させていただきます。

苦みが強くなる

もともと苦みやクセのある味の亜麻仁油ですが、酸化した亜麻仁油はより苦みが強くなります。そのため食べてみていつもより苦みを感じるようであればその亜麻仁油は酸化してしまったということです。

腹痛や下痢になることも

酸化してしまった亜麻仁油を食べてしまうと、腹痛や下痢を引き起こす危険性があります。そのため酸化が進んだ亜麻仁油は食べない方が良いでしょう。

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亜麻仁油は加熱してはダメ?

ダメ

油の使い道として真っ先に思い浮かぶのは揚げ物や炒め物なのではと思いますが、実は亜麻仁油は加熱がNG!「油なのになんで加熱するとダメなの?」と思った方も多いのでしょうか。その理由を以下に記載させていただきます。亜麻仁油を揚げ物や炒め物に使おうと考えていた方は、その前にまずはこちらを読んでみてください。

酸化がより早くなる

亜麻仁油には、「α-リノレン酸」という健康に良い成分が含まれています。この成分は熱に弱く酸化しやすいという特徴を持っているため、亜麻仁油は加熱すると酸化がより早くなってしまうのです。

血液がドロドロになる

酸化した亜麻仁油を摂取すると身体の酸化につながるため、老化のスピードを早めたり、血液がドロドロになったり、動脈硬化などを引き起こすことにつながる可能性があると言われています。そのため亜麻仁油を使う際は、炒めたり揚げたりするような加熱調理に使用するのではなく、ドレッシングやマリネに使用することをおすすめします。

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亜麻仁油の酸化を防ぐ対処法

酸化した亜麻仁油を摂取すると、本来健康に良いはずの亜麻仁油なのに、逆に健康に悪くなってしまうことがわかってきましたね。酸化すると使えなくなってしまうのなら、その酸化を防ぐ方法が気になるところ。以下にその方法をご紹介させていただきます。

冷蔵庫で保存する

亜麻仁油は温度が高いほど酸化が進みやすくなります。そのため冷蔵庫で保存すれば常温保存よりも酸化しにくくなります。冷蔵庫保存でしたら亜麻仁油は8週間は大丈夫と考えてよいと言われています。しかし、この8週間という数字は、開封していない亜麻仁油での話になりますので、開封後はもう少し期間が短いと考えておきましょう。

少量のごま油を足す

亜麻仁油に少量のごま油を足すことによって、亜麻仁油単体よりも酸化が進みにくくなります。手軽にできる方法ですのでおすすめです。お家にごま油がある方はぜひ試してみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?健康に良いというイメージばかりが目立つ亜麻仁油ですが、使い方を一歩間違えればかえって健康に悪い存在になってしまうことがわかりましたね。亜麻仁油の正しい使い方・正しい保存方法を覚えて活用しましょう。

この記事をまとめると

  • 酸化した亜麻仁油を食べると腹痛や下痢を引き起こしたり、身体の酸化にもつながるため、老化のスピードが速くなったり血液がドロドロになってしまったり、動脈硬化を引き起こしたりする可能性がある。
  • 亜麻仁油は酸化すると色が濃くなったり臭いが強くなったりするため、亜麻仁油が酸化したかを見分けるためには開封直後の色や臭いを覚えておくとよい。
  • 亜麻仁油は温度が高くなれば高くなるほど酸化のスピードも早くなるため、酸化を防ぐには冷蔵庫で保存するとよい。また、亜麻仁油単体で保存するよりもごま油を少し足して保存する方が亜麻仁油の酸化のスピードは遅くなる。