独特の苦味と甘酸っぱさがある甘夏。しかし、柑橘系の果物は時折すっぱいものがありますよね。
すっぱい甘夏を甘くする方法はあるのでしょうか。今回は、
- 甘夏とはどんな果物?
- すっぱい原因は?
- すっぱい甘夏を甘くする方法
- 美味しい食べ方について
以上について詳しくご紹介していきます。甘夏がすっぱい原因やアレンジ方法を含めて詳細なことを知りたい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
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目次
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甘夏とはどんな果物?
甘夏は、1950年に品種登録された柑橘で正式名称は「川野夏橙(かわのなつだいだい)」と呼ばれます。甘夏は酸味が少なく、爽やかな甘酸っぱさが特徴です。
表面の皮は厚いため固く、じょうのう膜も厚く重さも300g~400gほどの重さがあります。
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どんな味?まずい?美味しい?
甘夏はほろ苦さと甘酸っぱさを兼ね備えた味です。口コミでもすっぱさや苦味がありますが美味しいと評判です。
糖度
甘夏の糖度は10~11度です。甘酸っぱい甘夏は、糖度がそこまで高くありません。
旬の時期
甘夏の旬の時期は甘夏は1月頃から出回り始めるので、2月〜4月ごろが旬の時期になります。
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甘夏が酸っぱい原因は?
甘酸っぱさと苦味が特徴の甘夏ですが、時折甘くなくすっぱい甘夏がありますよね。しかし、甘夏がすっぱい原因はなんでしょうか。
酸味成分
甘夏には、クエン酸と呼ばれる成分が入っておりこれが酸っぱい原因です。しかし、クエン酸には疲労回復などの効果もありますよ。
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すっぱい甘夏を甘くする方法
甘夏を食べたいけどすっぱくて食べれない・・・そんなすっぱい甘夏を甘くさせる方法はこちらです。
- 追熟する
- はちみつ漬け・砂糖漬け
- アレンジする
詳しくご紹介していくので、ぜひこちらの方法を試してみてください。
追熟する
すっぱい甘夏を甘くさせる方法の1つ目は追熟させることです。甘夏がすっぱい場合は、2日ほど天日することで酸味が分解されるので甘みが出てきます。
ただし、天日干しするときは、カビにくれぐれも気をつけましょう。
はちみつ漬け・砂糖漬け
すっぱい甘夏を甘くさせる方法の2つ目は、ちみつ漬け・砂糖漬けにすることです。はちみつや砂糖にすり込んで1日ほど置いておけば、含まれている糖分が果実に馴染むのでほとんどすっぱくなく食べやすい甘夏になります。
アレンジする
すっぱい甘夏を甘くさせる方法の3つ目は。アレンジすることです。すっぱい甘夏ですが、砂糖などを加えてアレンジすることで酸味が抑えられます。
また、すっぱい甘夏だからこそぴったりのデザートや料理にもなりますよ。後ほど、甘夏の美味しい食べ方をご紹介するのでぜひ一度お試しください。
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酸っぱい甘夏の美味しい食べ方
すっぱい甘夏おすすめの美味しい食べ方はこちらです。
- 甘夏ジャム
- シロップ漬け
- 甘夏ゼリー
どの方法も簡単に作れるだけでなく、料理が苦手な人も手軽にできるのでぜひ試してみてください。
甘夏ジャム
すっぱい甘夏の美味しい食べ方の一つ目は、甘夏ジャムです。ジャムにすることで、パンやスコーンなどにも使えて便利ですよ。
作り方
- 甘夏の皮を剥むき、剥いた皮を1~3mmほどの千切りにします。
- 甘夏の実の部分は、種と薄皮を剥きます。(千切りにした皮と剥いた実の重さをはかっておきます。)
- 鍋に皮と水を入れて、蓋をして加熱をし、柔らかくなるまで煮詰めます。
- 煮詰めた後に、ザルに出して水に30分ほどさらします。
- 水にさらしたら、水気をクッキングペーパーなどで絞ります。
- 水気を切った後に、お好みの形に切ります。
- 続いて、剥いておいた実を鍋に入れて皮と実の重量の65%ほどの砂糖もさらに加えます。
- 砂糖と実を細かくつぶした後に、皮を入れてさらに混ぜます。
- 混ぜた実と皮を鍋で中火で煮詰めて、とろみが出るまで煮詰めます。
- 皮の部分までどろっとなれば、瓶につめて冷めるまでおいておけば完成です。
参考:毎日の料理を楽しみにするcookpadやっと到達、甘夏ママレードの作り方♪(https://cookpad.com/recipe/1048277)
シロップ漬け
続いて二つ目は、シロップ漬けです。少し苦味があるのが苦手という方もシロップ漬けにすることで、食べやすい甘さになりますよ。
作り方
- 甘夏の皮を剥いて器に入れます
- 鍋に砂糖と水を入れ、砂糖がよく溶けるまで加熱します
- シロップが温かいうちに皮を剥いた甘夏を回しにかけ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やしたら完成です。
参考:毎日の料理を楽しみにするcookpad甘夏のシロップ漬け♪(https://cookpad.com/recipe/2607680)
甘夏ゼリー
三つ目は、甘夏ゼリーです。甘夏の甘酸っぱさと果肉のみずみずしさがゼリーにピッタリです。
作り方
- 半分に切った甘夏を一つは果汁を絞り、もう一つは果肉を取り出します。
- 粉ゼラチンに水を振り入れ、10分程ふやかします。
- ボウルで、果汁・水・砂糖を入れてラップをかけた後に電子レンジで2分ほど加熱します。
- 粗熱が取れたゼラチンを入れて、混ぜ合わせます。
- ゼリーの器に果肉を入れて、混ぜ合わせた果汁を注ぎ入れます。
- ラップをして冷蔵庫で冷やして固めたら完成です。
参考:kurashiruゴロゴロあまなつゼリー(https://www.kurashiru.com/recipes/aa379266-cf98-4e2c-bbca-ae5cfcc963ae)
暑い夏にもぴったりなので、ぜひ試してみてください。
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まとめ
すっぱい甘夏は、蜂蜜漬けやアレンジをするとすっぱさを抑えることができ、甘く美味しく食べられます。
この記事をまとめると
- ほろ苦さと甘酸っぱさがかね備わった甘夏は、10度ほどの糖度をもち、2月〜4月ごろが旬の時期になる
- 甘夏がすっぱい原因は、クエン酸によるもの
- 甘夏がすっぱいときは、蜂蜜や砂糖をすり込んで1日おいておくことで酸味が抑えられ甘みが出る
- 美味しいアレンジ方法は、シロップ漬けやゼリー・ジャムにするのがおすすめ
ぜひ、ご紹介した方法ですっぱい甘夏を甘くしてください。
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