赤身の魚でアレルギーに?症状や検査について解説!ヒスタミン食中毒もチェック

マグロやカジキなどを食べてアレルギーのような症状がでたことはありますか?赤身の魚にはブリやイワシ、鯖なども含まれます。また、赤身魚だけでなくイカを食べても症状がでることも、、?今回は、

  • 赤身魚アレルギーの原因
  • ヒスタミン食中毒
  • サバやエビなどのアレルギー

この3つのテーマについてご紹介いたします!

スポンサードリンク

赤身の魚でアレルギーになる?

焼いたカジキマグロや、鯖鮨でもアレルギー反応のようなものが出ることがあるそう。こんな症状が出たら重症にならないうちに病院で検査を受ける方がいいかもしれません。食物アレルギーについてもご説明します。

検査に行ってみる

食べ物を食べた時にでる蕁麻疹や、口の中の痒みなどを感じた場合、一度アレルギーの検査を受けると良いかもしれません。アレルギーであってもなくても、原因を明確にすることができれば次に備えることができます。

スポンサードリンク

食物アレルギーの症状は?

食物アレルギーは近年増加し続けているそう。年齢によっても特徴的なタイプのアレルギーがあったり、特定の食物に触れたり、吸ったり、食べたりすることで起こります。

具体的な食物アレルギーの症状例には、じんましん、湿疹、下痢、咳、呼吸困難などがあり、これらは 「即時型アレルギー反応」 といい、摂取した直後から
2時間以内に発症します。

また 「遅発型アレルギー反応」 というすぐにアレルギーの症状が出ないものもあります。摂取してから数時間後に湿疹や掻痒などが発症します。

食物アレルギーが起こった時の対処法は?

アナフィラキシーなどの重度な症状でない限り、まず安静にすることと経過観察することが大切です。長く症状が続くようであればお医者さんに診てもらいましょう。

アナフィラキシーショックや、大量に対象のアレルギー食物を摂取してしまった場合は大変危険なのですぐに病院に連絡しましょう。この時も患者を安静にさせておくことが必要です。

アレルギーと似たヒスタミン食中毒とは

「抗ヒスタミン薬」という言葉を聞いたことはありますか?このヒスタミンという成分が摂取した食べ物に多く含まれていた場合に起こるアレルギーのような症状を、「ヒスタミン食中毒」と呼びます。このヒスタミンは、熱にも強いため、火を通しても発症してしまいます。

症状

ヒスタミン食中毒の症状
 

  • 口まわり、耳たぶ、顔面の紅潮
  • 頭痛、発熱
  • じんましん

  • 口内の痺れ

などの症状が見られます。重症であった場合は呼吸困難、意識不明になることもあるようですが、死に至ることはありません。

スポンサードリンク

潜伏時間は?

ヒスタミン食中毒はそれほど長く潜伏しません。症状 が起こり始めるのは、摂取直後から1時間以内 と言われています。ヒスタミン食中毒を発症した患者が摂取したものでは、イカの一夜干し、魚の缶詰や加工品、ワインやチーズなどの発酵食品などもあるようです。

対処法は?

ヒスタミン食中毒の反応がでた場合、速やかに病院で受診し、「抗ヒスタミン剤」を処方してもらいましょう。ゆっくりとですが、症状は引いていきます。

アレルギーであれば、その特定の食べ物を摂取したときに反応が現れますが、ヒスタミンは食物に育成された成分に反応し発症する食中毒なのでどんな人でも発症しえますね。以下のことに気をつけてヒスタミン食中毒を防止しましょう。

対処法

  • 魚は新鮮なものを選ぶ
  • 買った魚は常温においておかずに、速やかに冷蔵庫や冷凍庫で保存する
  • ヒスタミン産生菌というヒスタミンを育成する菌は、魚のエラや内臓に多く存在するので丸ごと買った場合は素早く取り除く
  • 鮮度が落ちた魚は食べないようにする
  • 口に入れた時に唇や舌がしびれるような感覚がある場合、すぐに吐き出す

他に海鮮アレルギーはなにがある?

魚介類でのアレルギーは成人型食物アレルギーの中でとても多いアレルギーです。どんなアレルギーがあるのかチェックしてみましょう。

スポンサードリンク

鯖アレルギー

サバにあたったことのある方は、サバアレルギー可能性であることがほとんどだそう。症状は、顔や首、口腔内の皮膚症状がでることが多いようです。全身にじんましんがでた場合は、魚アレルギーではなく、ヒスタミン食中毒のようです。

エビアレルギー

甲殻類のアレルギーは食物アレルギーの中でも重度である場合、アナフィラキシーショックが起こりやすいと言われています。症状は、じんましん、まぶたの腫れ、呼吸困難、嘔吐、口腔内の痒みなどがあります。

その他

魚卵アレルギーは、1歳〜6歳の子供によくみられるアレルギーです。日本で発症した原因となっているものはイクラがほとんどで、数粒でもアナフィラキシーショックなどになり得るので注意が必要です。

その他、イカやタコの軟体類、貝類のアレルギーもあります。貝類では、貝に蓄積された毒素や細菌によって起こる症状もあるので注意が必要そうです。

まとめ

この記事をまとめると

  • 赤身の魚を食べた後に全身にじんましんがでたら「ヒスタミン食中毒」!
  • 新鮮なものを鮮度の高いうちに食べることが重要

場合によってはアレルギーである場合も可能性はあるので、おかしいな、と思ったらお医者さんにみてもらって、予防できるようにしておきましょう。

スポンサードリンク