味の素の食べ過ぎは体に悪い?危険成分を含む添加物?塩分で高血圧に?

調味料の”味の素”はよく知られているものですが、『体に悪い』と言われることあります。みなさんは味の素に対してどのようなイメージを持っていますか?原料には、本当に危険な成分や添加物が使われているのでしょうか?今回は、

  • 味の素は体に悪い?
  • 味の素に危険な成分はある?
  • 食べ過ぎるとどうなる?

これらのテーマについて紹介いたします。

画像引用:味の素株式会社

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味の素はなぜ嫌われる?

味の素の安全性には賛否両論あります。一度は『味の素は体に悪い』と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?他の調味料にはない特有の味ですが、料理に加えると塩気や旨みが出るものとして用いられています。スーパーなど、どこでも購入できる味の素は、どんな調味料なのでしょうか?

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味の素ってどんな食材?

“味の素”は、味の素株式会社が販売している『旨み調味料』です。旨み調味料は、”料理に加えることで全体の味を調和させ、素材の味を引き出してコクと深みを与えるもの”と言われています(味の素HPより)。

原料

味の素の主な原料は、アミノ酸です。昆布や椎茸、チーズ、トマトなどに含まれている『グルタミン酸』というアミノ酸を原料として作られているのが味の素です。

  • グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。

グルタミン酸には、脳の機能を活性化させる効果・アンモニアの解毒作用・利尿作用などの効果があります。また、筋肉を作ったり免疫力を強化するためのタンパク質を構成する働きもあるため、体に欠かせない栄養素の一つです。

塩の代わりに使える?違いは?

味の素には塩分が含まれていますが、塩ほど塩味が強くないので代用品としてはあまり向いていません。塩気を加える調味料ではなく、旨みを出すための調味料となっています。

味の素に危険な成分・添加物は含まれる?

味の素の原材料名には、『グルタミン酸ナトリウム』と表示されています。これ以外に記載がないため、一体どんなものなの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

旨み成分としてのグルタミン酸ナトリウムは、食品衛生法によって定められた安全性試験を全てクリアしており、危険性はないとされています。また、食品衛生法上では“食品添加物の調味料”に分類されます。

『添加物』と聞くと体に悪い印象を持ちますが、様々な安全性試験を通過しているため、味の素の危険性はないと言えるでしょう。

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アメリカで禁止された?

味の素はアメリカでも販売されていましたが、1960年代にある医者が提唱した「中華料理店シンドローム」によって有害性があると誤った認識がされ続けてきました。

その後の研究で1987年にはグルタミン酸ナトリウムが有害だという説は否定されましたが、その後も風評被害が弱まることはなかったそうです。また、アメリカ以外でもイギリスやカナダで人工調味料を避ける傾向があったようです。

味の素の食べ過ぎは体に悪い?やばいって本当?

味の素を一度に食べる量はごく少量ですが、食べ過ぎると体に害となることもあります。それは味の素に含まれる『塩分』によるもので、過剰摂取することで高血圧となったり、コレステロール値が上がったりなどの影響です。

しかし、一度にたくさんの味の素を食べることはなかなかありませんよね。料理の旨み出しとして使う程度であれば害やデメリットではないので安心しましょう。

1日の摂取量

味の素は1日の上限や摂取量は定められておらず、大量摂取しなければ問題ありません◎

まとめ

この記事をまとめると

  • 味の素の原材料は、グルタミン酸ナトリウムという旨み成分
  • グルタミン酸ナトリウムは食品衛生法の安全試験をクリアしているので危険性はないとされる
  • 食べ過ぎは塩分の摂りすぎで高血圧やコレステロール値が上がる原因となることも
  • 料理に少量使う程度では体への影響は出ない◎

味の素の成分の危険性には様々なものがありますが、食品衛生法によって安全性が認められています。食べ過ぎは良くないですが、少量であれば危険性はないと言えるので安心しましょう。

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