アガーは冷凍保存できる?耐性は?解凍方法・日持ち・使い方は?

「アガー」とはあまり聞きなれない名前かと思いますが、ゼラチンや寒天と同じように液体を固めてゼリー状にする凝固剤のことをいいます。

ぷるんとした食感とクリアな透明度が特徴で、アガーはいろいろな食品に利用されているので、皆さんも知らずに食べていることもあると思います。

有名なものでは蒟蒻畑に使用されていますよ。このようなアガーですが、冷凍は出来るのでしょうか?

今回は

  • アガーとはどんな食品?
  • アガーの賞味期限はどれくらい?
  • アガーは冷凍保存できる?

これらのテーマでご紹介いたします。

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アガーとはどんな食品?

アガーは、粉末状で販売されており、ゼリーやプリン、水ようかんなどを作るときに使用され、寒天とゼラチンの中間くらいの固さになり、美しい光沢となめらかな表面に仕上がるのが特徴です。

アガーとは海藻の抽出物である食物繊維(カラギーナン)を主な原料として作られた 植物由来の凝固剤 です。

そのほかに、マメ科の種子の抽出物である多糖類(ローカストビーンガム)などが加えられることもあります

原材料

アガーの主な原材料は海藻の抽出物である食物繊維(カラギーナン)とマメ科の種子の抽出物である多糖類(ローカストビーンガム)です。

ゼラチンと寒天との違い

アガーとゼラチンと寒天との違いは原料にあります。アガーとゼラチンと寒天の原料と特徴は以下の通りです。

  • アガー:カラギーナン、ローカストビーンガムなどの海藻を原料としています。ゼラチンと寒天と比べたら、透明度が高いです。
  • ゼラチン:牛や豚の骨・皮に含まれるコラーゲンなどの動物のコラーゲンを原料としているます。体温で溶けるため、口どけがよいとされています。
  • 寒天:テングサやオゴノリなどの食物繊維が主成分を原料としています。低カロリーでダイエットにも効果的な健康食品だと言われています。海藻から抽出した粘着物を冷凍乾燥させて作られています。

使い方

アガーを使ったスイーツは、透明度がよく、光沢のあるきれいな仕上がりになります。アガーを使うのに特におすすめなのが、その透明度を生かせるゼリーがです。

アガーでゼリーを作ると透明感があるので、中に入れたフルーツなどの食材の色を際立たせてくれます。アガーは、色々なフルーツゼリーや、夏の爽やかなゼリー作りにピッタリです。

シンプルに水と使用したお水ゼリーや水信玄餅なども、 クリアな透明度を生かせてぷるんとした仕上がり に出来ますよ。

アガーの使い方の注意点は以下の3つです。

 

  • 使用料:アガーの使用量の目安は液体の量に対して1~2%程度です。たとえば水300mlなら3~6g程度になります。
  • ダマになりやすい:アガーの使い方で注意なのはダマになりやすいことなので、最初に液体を少量加えてよく混ぜてから全体の液体に加えると安心です。
  • 沸騰してしまうとゼリーが固まりづらくなる:アガーの使い方の注意点として、沸騰してしまうと、ゼリーが固まりづらくなります。

    アガーを加えた液体を火にかけヘラでなべ底からしっかり混ぜながら温めて90℃ぐらいまで加熱します。しっかりとアガーが溶けたのを確認したら火を止めて、冷ましていきます。

    アガーは30℃〜40℃の常温で固まるので、火を止めて30分ほどで固まりだします。

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アガーの賞味期限はどれくらい?

アガーの賞味期限はメーカーにもよりますが、未開封の状態で、おおよそ製造日を起点として2年ぐらいです。

賞味期限切れはいつまで食べられる?

賞味期限とは美味しく食べられる期間のことをいいます。記載されている賞味期限を過ぎていても個人で食べられると判断した場合は食べらます。

パッケージに記載されている賞味期限が切れてしまった場合ですが、未開封の場合で個人で食べられると判断した場合は、食べられる可能性があります。

開封後は、記載されている賞味期限内でも品質が劣化してしまい、食べられない場合もあります。開封後のものの賞味期限切れは破棄しましょう。

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アガーは冷凍保存できる?

アガーで作ったゼリーは冷凍保存できます。多少の離水により「ス」が入って、表面に凹凸が出来て、少し口当たりがなめらかではなくなってしまいます。

しかし、ゼラチンで作ったゼリーを冷凍したようなシャリシャリ感はなく、ゼリーとしての ぷるんとした食感はそのまま楽しむことが出来ます。 蒟蒻畑を冷凍したようなイメージがわかりやすいでしょう。

アガーに冷凍耐性はある?

アガーには冷凍耐性がある商品があります。「イナアガーF」はアガーの冷凍耐性に優れた商品です。解凍後の離水が大幅に低減されます。

通常のアガーは解凍による離水により「ス」が入ってしまい、食感は「ス」の影響により、少し口当たりがなめらかではなくなってしまいます。

一方、イナアガーFを使用したゼリーは、冷凍保存後解凍しているにも関わらず、食感も「ス」の影響がないので大変なめらかな口当たりやクリアな透明感など、 通常タイプのものと変わりません。 

冷凍方法

アガーで作ったゼリーは冷凍庫で保存できます。ゼリーを容器に流して凍らせます。

解凍方法

冷凍されたアガーで作ったゼリーは、離水が少なく冷凍前に近いぷるんとしたゼリーの食感が楽しめます。半解凍で食べるのが一番おすすめです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • アガーとは海藻の抽出物である食物繊維(カラギーナン)を主な原料として作られた、植物由来の凝固剤です。
  • アガーの賞味期限はアガーの賞味期限はメーカーにもよりますが、未開封の状態で、おおよそ製造日を起点として2年ぐらいです。
  • アガーを使ったゼリーは冷凍保存でき、冷凍しても冷凍前より、少し離水はあるものの、ぷるんとした食感は変わりません。

アガーは冷凍してもゼリーの食感は楽しめるので嬉しいですね。お弁当と一緒に冷凍したアガーで作ったゼリーを入れれば保冷剤の役目もしてくれて美味しくいただけて、一石二鳥ですね!

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