アボカドはお腹を壊す?下痢や腹痛を引き起こす原因は?体に悪いの? 

アボカドといえば健康的な食材の代表的なものですよね。皆さんはアボカドをよく食べますか?

非常に優秀な栄養素を多く含むアボカドですが、実はアボカドを食べた後にお腹を壊してしまうという方も少なくないようです。この原因はいったいどのようなところにあるのでしょうか。

今回の記事では、

  • アボカドとはどのような食材なのか
  • アボカドを食べてお腹が痛くなってしまう原因
  • アボカドに含まれる栄養素

これらについて解説していきたいと思います。

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アボカドってどんなもの?

アボカドの原産は、メキシコ南部・コロンビア・エクアドルです。やがてアメリカに伝わり、日本には明治時代初期に伝来しました。アボカドの苗木が寄与されたことに始まり、そこから徐々に栽培されるようになります。

アボカドの特徴は20%が脂質でできていること!「森のバター」とも言われています。アボカドの脂質はオレイン酸・リノール酸・リノレン酸といった「不飽和脂肪酸」なので、太らないヘルシーな脂質です。また、ビタミンEも豊富で美容や健康に良い野菜なんですよ。

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アボカドを食べ過ぎるとお腹が痛くなることがある?

アボカドを食べるとお腹がゆるくなったり、痛くなったり、おならが頻繁に出てしまうようになるがあります。何か腸に悪いことでも起きてるの?と思うかもしれませんが、その心配は要りません。

アボカドに含まれる豊富な食物繊維が原因

アボカドにも含まれている食物繊維。これが腹痛や下痢、おならの原因となっています。食物繊維には2つの種類と、このような働きがあります。

  • 水溶性食物繊維…水に溶けやすく、溶けるとゼリー状になる性質を持つ。小腸で栄養素の吸収の速度を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑える
  • 不溶性食物繊維…水に溶けずに水分を吸収して膨らむ性質を持つ、乳酸菌・ビフィズス菌など善玉菌のエサとなる、便のカサを増やして腸の働きを促進する

中でも不溶性食物繊維はお腹に長時間とどまるもので、腸内にガスを発生させやすいといった特徴があるのです。また、水溶性食物繊維によって善玉菌が増える際、発酵することでガスが発生します。

MEMO
アボカドには不溶性食物繊維・水溶性食物繊維の両方が含まれているため、おならが出やすくなるのです。

腸内の動きが活発になるため

腸内の動きを特に活発にするのは不溶性食物繊維です。水分を吸収して便のカサを増やしながら活動するので、腸がよく動いてお腹が緩くなったりおならが出やすくなります。

食べた後にお腹がゴロゴロするのは腸が活発に動いている証拠です。病気などではありませんので安心してくださいね。

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アボカドに多く含まれる主な6つの栄養素

ここまではアボカドを食べるとお腹がゆるくなったりおならが出るようになってしまう可能性があると言うネガティブな側面を紹介してきました。ですがアボカドの特徴はやはり栄養価が非常に優れているところです!次はアボカドに含まれる主な栄養素を一つずつ詳しく紹介していきますね!

栄養価 

  • 不飽和脂肪酸:不飽和脂肪酸は、分子中に二重結合を多く含む構造を持つ脂質で、植物の種を絞った油や魚に多く含まれています。加えて、常温で液体になるのが特徴で体内では、悪玉コレステロールの数値を下げる、脳機能改善といった役割を持つ脂質です。
  • オレイン酸:オレイン酸は、生活習慣予防の効果が高く、血管内の環境改善効果が高い脂肪酸です。悪玉コレステロールの量を減らし、出来た過酸化脂質の量を減らすことで、血管壁へのプラーク生成を抑制します。結果として、動脈硬化や心疾患の予防に役立つ栄養素です。
  • α-リノレン酸:α-リノレン酸は、人間の体内で合成することが出来ない必須脂肪酸の一つで、必ず食事で摂取する必要がある脂肪酸です。体内の代謝によってDHAやEPAに変換されます。α-リノレン酸自体も、血液中の過剰にある脂質を減らし、血液疾患の予防効果がある脂肪酸です。
  • リノール酸:リノール酸は、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあり、高脂血症を防ぐことで動脈硬化の改善をする働きを持っています。また、リノール酸の代謝によって、リノレン酸の材料になります。血液をサラサラにし、細胞膜の材料にもなる栄養素です。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。

このようにアボカドには非常に優秀な栄養素が豊富に含まれており、特に身体に良いとされる優秀な脂肪酸が豊富なんです!

特にこれらの脂肪酸は血液循環を良くして脂肪の代謝や、血管の健康を守ってくれる力が強いので、血の巡りを良くしたい方や血管の病気を予防したい方にとてもおすすめな食品といえますね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • アボカドは森のバターとも呼ばれている脂質が多い食品
  • 脂質が多いからといって体に悪いというわけでなく、身体に良い脂質を豊富に含む
  • アボカドを食べるとお腹が痛くなったり下痢してしまったり、おならが出やすくなる人もいる
  • お腹を壊してしまう原因は食物繊維が豊富だから
  • 食べ過ぎなければお腹を壊す心配はないし、お腹を壊しても病気ではないので全く問題はない
  • アボカドは特に血液関係の健康をサポートしてくれる優秀な食品である! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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