安倍川餅とわらび餅の違いはなに?信玄餅との違いも紹介します!

お餅はお正月に食べる食べ物として古くから、日本の食文化を代表する食べ物の1つではないでしょうか。しかしお餅1つにしても、わらび餅、かしわ餅、わらび餅、信玄餅など…様々な種類がありますよね。日本人の方でも意外とこれらのお餅の違いについて知っている方は少ないかと思います。

そこで今回の記事では、お餅の中でも人気の高い「わらび餅と安倍川餅」の違いについて解説をします!今回の記事を読むことで、日本の食文化を代表するお餅の歴史について知ることができます。

  • あべかわ餅とは
  • 安倍川元ときなこ餅の違いとは
  • 安倍川餅と信玄餅餅の違いは?

スポンサードリンク

あべかわ餅とは

あべかわ餅という餅を食べたことがある。という方は多いと思いますが、その歴史について知っている方は少ないのではないでしょうか。実はあべかわ餅の歴史は古く、江戸時代から東海名物として知られていたそうです。

ここでは、あべかわ餅の歴史について振り返っていきます。

静岡県名物の和菓子

あべかわ餅の発症の地は静岡県であり、古くから静岡県を代表する和菓子です。

静岡駅北口から徒歩で約20分ほどの場所にある「石部屋」という文化元年に創業したとされる安倍川もちの専門店があります。こちらの「石部屋」は、静岡市で最初に安倍川もちを提供したお店として知られており、県外からも石部屋のあべかわ餅を目当てにたくさんの観光客が訪れるそうです。

あべかわ餅がもつ特有のやわらかく弾力のあるお餅と、上品なきなこの味は昔ながらの味で非常に人気が高いです。

安倍川餅の歴史

あべかわ餅の歴史は古く、約400年ほど前から食べられていたそうです。安倍川餅の名前の由来はその名の通り「静岡県を流れる安倍川」によるものです。徳川家康一行も召し上がりになられたともいわれるあべかわ餅は、当時では貴重であった「白砂糖」を使った新しいお餅であったといわれています。

スポンサードリンク

安倍川餅ときなこ餅の違いとは

安倍川餅もきなこ餅も同じような、見た目をしているから同じなのでは?そのような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。しかし、安倍川ときなこ餅には明確な違いあるんですよ。結論からその違いを申し上げると「材料・味」にあります。

では、安倍川もちときなこ餅の「材料・味」はどのように違うのか?ここでは、安倍川餅ときなこ餅の違いについてご紹介します。

  安倍川餅 きな粉餅
きな粉以外にも餡がある きな粉だけ
材料 上新粉 もち米
食感 やわらかく歯切れがいい もちもちと食べごたえがある

材料が違う

まず、安倍川餅ときなこ餅の違いとして材料があります。安倍川餅には「上新粉」という粉が使われ、きなこ餅には「もち米」が使われます。

上新粉…うるち米を精白・水洗いして乾燥してから粉にしたもの。うるち米なので粘り気はなく、歯切れのよい食感が特徴。

 

もち米…もち米を精白・水洗いし、粉にしてから乾燥させたもの。もちもちとし、きめが細かくなめらかな食感が特徴。

味が違う

安倍川餅ときなこ餅は味にも大きな違いがあります。

安倍川餅は上新粉を使って作られているため、やわらかく、歯切れのいい食感になっています。また、安倍川餅は「きなこと白砂糖」をまぶしたもの以外にも、「餡」をまぶしたものがあり、この2種類が一緒に盛られているのが特徴です。

一方きなこ餅は、もち米を使って作られているため、もちもちと弾力のある食感になっています。また、安倍川餅は「きな粉の上に砂糖をまぶして」作られるのに対し、きな粉餅は「きな粉と砂糖を混ぜて」食べられるという特徴があります。

スポンサードリンク

安倍川餅と信玄餅の違いは?

安倍川餅と似たようなお餅として、信玄餅もあげられます。ここでは、安倍川餅と信玄餅の違いについてご紹介します。

信玄餅とは

信玄餅も安倍川餅と同様に歴史は古く、戦国時代に武田信玄が出陣のさい、非常食として作られたという逸話も残っています。信玄餅は現在でも、山梨県の言わずとしれた銘菓として広く知られており、楊枝を使って食べるお餅といえば「信玄餅!」誰もがそのように答えるのではないでしょうか。

黒蜜があるかないか

安倍川餅も信玄餅と同様に、お餅の上にきな粉がまぶしてあるという特徴があります。安倍川餅と信玄餅の違いは、信玄餅の大きな特徴でもある「黒蜜があるかないか」という点です。

信玄餅は小さなパッケージに、きな粉のまぶされたお餅と黒蜜が入っています。この黒蜜を食べる前にかけて食べるのが信玄餅の大きな特徴です。もちもち食感のお餅と上品なきな粉と黒蜜の味が絶妙にマッチして、幅広い世代の方から愛されています。

スポンサードリンク

まとめ

今回の記事では「安倍川餅ときな粉の違いはなに?」について解説をしました。

最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • 安倍川餅は静岡県を代表する和菓子で、400年ほど前から食べられていた歴史を持つ
  • 安倍川餅ときな粉の違いは「材料・味」にあり、安倍川餅は上新粉を使って作られるのに対し、きな粉餅はもち米を使って作られる
  • 安倍川餅には、砂糖をまぶしたもの以外にも、餡をまぶしたものある

いかがでしたでしょうか?普段何気なく食べているお餅も、歴史や違いを知るとさらにお餅を食べるのが好きになりますよね!今後、安倍川餅やきなこ餅など異なるお餅を食べる際は、歴史を学びながら食ると新しい発見があって面白いですよ!