干し芋と言えばさつまいもを乾燥させて甘さを凝縮したお菓子のことを言いますが、皆さんは干し芋はお好きですか?乾燥させたものなので比較的長期保存ができるのですが、食べようと思って取り出したら干し芋がカチカチに固まっていた経験はありませんか?
干し芋のように日持ちが長い食品というのは、いつのまにか期限が切れていることが多いですよね。そもそもどれくらいの賞味期限なのかしっかり把握している人は少ないのではないのかと思います。
今回の記事では干し芋の賞味期限、干し芋の保存方法、栄養価について解説していきたいと思います。
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そもそも干し芋ってどんな食材?
干し芋とは
干し芋はさつまいもを蒸してから乾燥させた食品のことをいいます。その発祥は江戸時代に静岡県で誕生したと言われており、戦時中は軍人の保存食としても有効に活用されていました。
現在では全国各地で干し芋の生産がされていますが、9割は茨城県で生産されているといいます。茨城県の中でも特にひたちなか市などの県北で生産が盛んであり、 ひたちなか市はさつまいもの生育に適した土壌や冬場に雨が少なく海風の吹く気候であることが干し芋の生産に適している理由といわれています。
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干し芋の賞味期限と保存方法
干し芋は比較的長く保存できる食品です。干し芋の保存期間を以下にまとめてみました。
- 未開封の常温保存:2ヶ月
- 冷蔵保存:3ヶ月
- 冷凍保存:6カ月
干し芋の常温保存
干し芋の保存に適しているのは温度が10℃以下で直射日光に当たらない冷暗所です。しっかりと密閉して空気に触れさせないことが大切なポイントになってきます。特に冬場は部屋の湿度が低くなりますが、夏場は何もしていなくても湿度が高くなりやすくカビが生える環境になりやすいので注意しましょう。
基本的に未開封の状態で密閉されているようであれば常温保存できるのですが、開封済みの場合は常温保存よりも冷蔵保存がおすすめです。メーカーによっても賞味期限が異なりますので、必ずパッケージに記載されている食品表示を確認してから保存するようにしてください。
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干し芋の冷蔵保存
開封済みの干し芋は冷蔵庫で保存するのがおすすめです。冷蔵庫は温度が低く湿度も低く保たれていますので、品質の低下を食い止めてくれます。ただし湿度が低いぶん干し芋の中に含まれる水分が奪われてしまうので、必ずラップに包んでから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
干し芋は冷蔵庫に入れておくと干し芋同士がくっついてしまいやすいので、ひとつずつ小分けにしてラップに包んで保存すると便利です。
冷蔵庫から出して冷たいままでも食べることができますが、電子レンジやオーブントースターなどで少し加熱してから食べると柔らかくなって食べやすくなります。
干し芋の冷凍保存
干し芋は冷凍保存も可能です。冷凍保存するときは1枚ずつアルミホイルに包んでから密閉できるジップロックなどの袋に入れて保存するようにしましょう。
保存の目安が6ヶ月程度で、冷蔵保存よりも2倍ほど長く保存することができます。食べたい時にはアルミホイールごとオーブントースターで焼くとOKです。
干し芋は栄養も優秀!
干し芋はさつまいもを天日干しにしただけのものなのですが、非常に優秀な栄養素を豊富に含みます。いくつかピックアップして解説していきますね。
- カリウム:カリウムはナトリウムとともに細胞の浸透圧を維持している他に、酸塩基平衡の維持、神経伝達のサポート、心臓機能や筋肉機能の調節など様々な働きがあります。
- 食物繊維: 天日干しされた干し芋は、さつまいもよりも食物繊維が多くなり約2倍も含まれるようになります。摂取した食物繊維は腸の働きを促し、便秘の改善や腸内環境をきれいに整える働きが期待できます。
- ビタミンE:強い抗酸化作用を持つビタミンEは細胞の老化防止に効果的と言われています。老化の原因となる活性酸素を除去しシミやシワの予防、認知症の予防、ガン予防などの効果が期待できます。
- 鉄分:日本人は鉄分が不足している人が多く、慢性的な疲労やめまいなどを引き起こしている人が大勢います。それは単純に疲れではなく鉄が体から不足していることによって酸素を全身に巡らせることができず疲労回復できないためと考えられています。なので鉄分が豊富に含まれた食品というのはとても大切で、習慣的に摂取すると効果が出やすいと言われています。
- カルシウム:カルシウムは骨を強くするイメージが強いと思いますが、それだけでなく筋肉の動きをサポートする効果もあります。適切な量を摂取することによって骨粗しょう症などの骨の病気を予防することができますし、いつまでも若々しく健康な体作りをサポートしてくれます。
非常に栄養価の高い食品なのですが、食べ過ぎは禁物です。干し芋はカロリーが100gあたり303kcalで糖質が100gあたり66gとかなり高いので、食べ過ぎは肥満に繋がる危険性があります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 干し芋は未開封の常温保存で2ヶ月程度保存できる
- 開封済みは冷蔵保存が基本
- 冷蔵保存では約3カ月ほど保存ができる
- 冷凍保存も可能で約6カ月ほど保存ができる
- 干し芋は栄養価がとても高いが食べ過ぎてしまうと肥満につながる危険性があるため注意
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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