皆さんは海産物のウニはお好きですか?ウニといえばとても高級品のイメージがありますよね。とれたてのウニを使ったお寿司やうに丼はウニ本来の柔らかい甘味と磯の香りを口いっぱいに感じることができてとても美味しいですよね。
そんなウニですが、普段私たちが食べているウニの種類って皆さんご存知ですか?ウニの中にもいくつか種類があって味や特徴が全く違います。今回の記事ではウニとはどのような食材なのか、ウニの種類、代表的なウニの特徴について解説していきたいと思います。
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目次
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ウニってどんな食材?
英名 | Sea urchin |
別名・和名 | 海胆 |
エネルギー(100gあたり) | 120kcal |
糖質量(100gあたり) | 3.3g |
ウニ(雲丹)は、トゲが沢山生えている甲羅の中に生殖巣を持つ海の生き物です。いくつか種類がありますが、食用とされているのは主に「バフンウニ」「ムラサキウニ」「キタムラサキウニ」「エゾバフンウニ」などです。
日本における生産量の約半数は北海道産が占めており、地域によって収穫期が異なります。そのため、夏でも冬でも収穫されているのです。
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バフンウニとムラサキウニってどっちが美味しいの?
海の中でも代表的なのはバフンウニとムラサキウニです。基本的にどちらが美味しいかというと、「バフンウニの方が美味しい」という人が多いようです。北海道で獲れるエゾバフンウニは最高級品のウニとして知られています。一方で私たちの身近に販売されているウニはバフンウニではなくムラサキウニです。
バフンウニの方が高いけど、ムラサキウニも美味しい
一般的にはバフンウニの方が高級品ですので、美味しいというイメージがありますがもちろんムラサキウニもとても美味しいウニです。バフンウニが市場の1~2割とすると、ムラサキウニは8割程度を占めています。
さらにムラサキウニはバフンウニに負けず劣らず味が濃厚で、バフンウニよりも安く手に入るので一度にたくさんのウニの美味しさを感じることができます。
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ウニがまずいと言われる理由
皆さんの中にもウニが苦手な人が少なくないのではないでしょうか。ウニは新鮮なものを食べれば苦味や臭みが全くないのですが、保存用のウニだったり、時間が経ってしまったウニは臭みや苦みが強い傾向にあります。
ウニは収穫すると同時に身が溶けてしまうほど脆い生き物で、なるべく身が溶けないようにたくさんのミョウバンを使います。保存料に使われるミョウバンの苦味がとても強いので、ウニの美味しさを感じることができなくなってしまうのです。
ミョウバン抜きをすればとても美味しく食べることができる
そんな苦い保存料であるミョウバンは、しっかりとミョウバン抜きをすることで苦味を消すことができます。逆にミョウバン抜きをしていないウニはあまり美味しくないのです。安く手に入る回転寿司チェーンなどのウニは、しっかりとミョウバン抜きがされていないものがあるので苦味が強く感じやすいと言われています。
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ウニは栄養素も豊富!
ウニには、抗酸化作用が強いビタミンEが豊富に含まれているため、体の老化防止やアンチエイジングにも効果的です。また、動脈硬化や心臓病などの生活習慣病予防にも効果のある栄養素となっています。
また、野菜や果物から摂ることができないビタミンB12やその他のビタミン類も含んでいるので、高栄養な食材と言えます。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 日本で食べられるウニはほとんどがムラサキウニ
- バフンウニは漁獲量が少なく高級品として扱われる
- ムラサキウニも味は濃厚でとても美味しい
- 保存料がたくさん入っているウニは苦味が強いのでミョウバン抜きが必要
- ウニには抗酸化作用の強いビタミンEが豊富に含まれている
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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